- 2025.03.24
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「どうやって結婚するの?」他人の結婚指輪を見て落ち込む34歳独身の焦り #運命の人は結婚していた 1
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昔から汗かきで「私、顔にも汗をかくから恥ずかしくて……」と語っていた友人。とはいえ新陳代謝もいいし産後だから普通だと思っていたそうですが、母親の更年期のホットフラッシュを目の当たりにして自分も病気かもしれないと悩みます。そして後に体調不良で受診した病院で、まさかの病気であることが判明したのです。その病気とは……。
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これは友人が35歳のころの話です。友人は学生時代ソフトボール部に所属していたバリバリのスポーツ女子。大人になってからもヨガやピラティス、時にはフットサルを楽しんでいたそうです。昔から筋肉質でスリムな体形は、「どれだけ食べても太らない」とのことで、うらやましかったのを覚えています。
「新陳代謝が良くて、昔から汗かきだったの」と話す彼女は、たくさん食べてたくさん消費するタイプと公言していました。
しかし友人は第1子を産んですぐのころから、時折クーラーを入れていても顔から吹き出るように汗が出てしまうのだそうです。「いくら暑いからって、クーラーも入っているのにこんなに汗をかくなんて…… 新陳代謝が良すぎるのかな」と思っていたようです。しかし、化粧をしている最中にも、抑えたファンデーションが汗で崩れてしまうのだそう。
私が出産祝いを渡した日にも「私、顔汗がひどくない? 最近やばいんだよね」と話していました。その日は暑かったので私は「そうでもないよ、今日暑いからさ」と答えましたが、たしかに顔に汗の粒が浮かぶくらい汗をかいていました。
産後から3カ月ほど帰省していた友人は、実家で両親とゆっくり過ごしていました。ある日、母親が「顔が熱いわ」と汗をだらだらかいているのを目の当たりにしたそうです。「お母さんも顔汗ひどいんだね。私もすごいよ~。これって遺伝なのかな?」と聞くと、母親は「私は更年期だからホットフラッシュとかいうものみたい。若いころはそんなに気になるほどではなかったから、遺伝ではないと思うけど……」と言ったそうです。
友人はそれを聞いて「そっか、じゃあ遺伝じゃないよね」と答えました。しかし内心ではまさかと思いつつも「私の汗がひどいのも、何か異常があるのかもしれない……。若年性更年期障害も聞いたことがあるし」と不安に駆られたと話していました。
たしかに友人は当時体調不良を感じていたそうです。生理もないし、疲れやすくイライラして、寝つきもよくなかったとのこと。赤ちゃんの授乳のために夜も起きて対応することが多く、産後は体調を崩しやすいものだと思っていたのだそうです。
産後だから普通だと思っていた症状も「もしかしたらほかに原因があるのでは?」と、どんどん不安が募っていったのだそうです。そして友人は出産時にお世話になった産婦人科に併設されている内科へ相談することに。
子どもを親に預け、友人は早速産婦人科へ向かいました。そこでは生理の頻度や有無、疲れやすさやストレスなど詳しく問診があった後、血液検査があったそうです。すると数値を見た医師から「甲状腺の数値が気になります。ここでは専門的な検査はできないから、甲状腺の病院にかかってみては?」と勧められ、友人は後日、紹介状を持って甲状腺の専門病院へ行くことになりました。
そこでまた問診と血液検査やエコー検査を受け、医師から聞いた診断結果は「出産後甲状腺機能異常症」。出産を機に何らかの異常が起きて甲状腺ホルモンが多く出てしまっていた状態だったのです。
寝つきの悪さや、イライラしやすくなったことなど、問診で聞かれた項目は多くが当てはまったものの、「産後は体調が悪いのは当たり前だ」と考えていた友人。まさか自分の甲状腺に異常があるとは思わなかったそうです。
しかし友人の症状は比較的軽かったようで、甲状腺を直接治療する前に対症療法で様子を見ることになったとのこと。ひとまず脈を抑える薬や漢方薬を処方されました。無理をせずゆったり過ごし、疲れたら休むことを指導され、定期的に検診を受けていたら、数カ月で甲状腺の数値も通常に戻ったそうです。数値が戻るのと同時に、多すぎる汗も治まっていったと言っていました。
産後の体調の変化は人によって千差万別です。しかし、その体調の変化が出産と関係あるかどうかは個人では判断しきれません。友人も甲状腺に異常が起きるなんて考えたこともなかったそうです。そして「あのとき、考え過ぎかもしれないと思い込まないで、ちゃんと病院に行ってよかったよ」と話していました。
これからは体調に違和感を覚えたら、たとえ何か心当たりがあったとしても自己判断だけでやり過ごすのではなく、きちんと病院を受診して診てもらうことを心がけようと友人から学んだ出来事でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
イラスト/さくら
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