「ボロッ」皮膚が剥がれた!?洗っても落ちない頭皮のにおいとフケ。皮膚科で告げられた病名は
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50代が近づいたころから、急に寒暖差が体にこたえるようになりました。特につらいのは季節が夏から秋に変わる時期です。朝晩の冷え込みがきつくなると、8月でもタートルネックの長袖のTシャツを着たり、厚手の靴下や指無し手袋を着用したりして、体を冷やさないように注意していました。自分ではしっかり寒さ対策をしていたつもりでしたが、40代最後の春に突然体に異変が起こったのです。
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ある日、突然くしゃみが止まらなくなり、鼻が詰まって1日中鼻をかんでいる状態が続きました。さらに翌日、散歩のため家の外へ出た瞬間に、頬や指先にザワザワとした、かゆみとも痛みともつかない刺激を感じたのです。薄手のジーンズをはいていたのですが、歩き出すと両太ももにも、ザワザワとした刺激を感じました。
皮膚科を受診すると「寒暖差アレルギー」という病名を告げられました。寒暖差アレルギーは季節の変わり目に起こりやすく、特に朝晩の気温差が大きくなると、自律神経が不調を来して引き起こされる病気だそうです。医師からは体を冷やさないこと、適度な運動を続けること、規則正しい生活を送ることなどのアドバイスを受け、このときは対症療法でなんとか乗り切ることができました。
しかし、翌年の春にはさらに症状が悪化しました。夕食の準備のために野菜を水で洗っていると、突然ピリピリとした痛みのようなものを指先に感じたのです。数日前まで野菜や食器はぬるま湯で洗っていたのですが「もう十分暖かくなったから、水で洗っても大丈夫だろう」と、水を使いだした矢先のことでした。
すぐにぬるま湯に切り替えて洗い物をするようにしましたが、症状は改善されません。朝起きて布団から出たときや、庭の掃除に出たとき、ほんのわずかでも水に触れたときなど、少しでも冷たい刺激があると手や足の指先、膝の裏、首元などがピリピリと痛むようになりました。風呂に浸かって温めれば良くなるかと思いましたが、逆に首元や肩がしっかり温まっていないと、風呂上がりに痛みやかゆみを感じるのです。
さらに症状はひどくなり、冷蔵庫の中から食材を取り出そうとしただけで、指先に痛みを感じるようになりました。ピリピリとした痛みの後は、しもやけのように肌が赤くなり、かゆみが残ります。しばらくするとすべて治まるのですが、とにかくつらいので再度、皮膚科を受診しました。私は以前、帯状疱疹(たいじょうほうしん)を発症したことがあり、再発したのかと思いましたが、医師からは「寒冷じんましん」という病名を告げられました。
寒冷じんましんは寒暖差アレルギーの症状の1つで、冷たい刺激に触れることが引き金となって起こるじんましんだそうです。医師の話では、寒暖差アレルギーや寒冷じんましんは原因がはっきりわかっていないので、根本的な治療法がないとのこと。普段から冷たい刺激を避ける、発症したらとにかく温める、といった対症療法が大事と言われました。
それ以来、私は冷たい刺激を極力避けるようにしました。食器や野菜は必ずぬるま湯で洗う、手が汚れたときはなるべく水で洗わず除菌シートを使う、冷蔵庫の食材を取り出すときはゴム手袋をはめる、といった具合です。また体を中から温めるために、七味やしょうがを食事に取り入れるようにしています。
40代の後半からお肌のトラブルが続き、落ち込むこともありました。根本的な治療法がないため、予防と対症療法を徹底するしかないようです。夏から秋に変わる時期だけでなく、春から夏に変わる時期など、季節の変わり目は特に注意しながら、病気と付き合っていこうと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)
獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開院。2024年に新鎌ケ谷くぼた皮膚科泌尿器科を開院、日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門は泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著書に『EDかも!?と思ったら読む本』(自由国民社)がある。
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