「鼻が曲がるにおいが…」会話を遮る衝撃の異臭!店内が騒然とした理由とは【体験談】
先日、友人とあるカフェで久しぶりにおしゃべりを楽しんでいました。店内は落ち着いていて、静かな雰囲気だったので、ゆったりとした気持ちで過ごしていたのですが …
ウーマンカレンダー woman calendar
子どものころから、ストレスを感じると胃に来るタイプの友人がいました。そんな体調ともじょうずに付き合いながら日常を送っていた友人。20代のころには、胃カメラの検査でピロリ菌も除去するなど、デリケートな胃の具合には気を付けていたけれど……。まさか胃だけではなく、あんなところにもストレスの影が表れていたとは! 今回は予期せぬ症状に悩まされた友人の体験談をご紹介します。
★関連記事:舌のふちがギザギザに…「舌ってこんなに大きかった?」口内マッサージで驚きの結果が!【体験談】
友人はストレスが体に出やすいタイプで、自分がそれほど大変に思っていなくてもすぐに胃が痛くなります。また、出産を経て35歳を過ぎてからは、知らないうちに小さな円形脱毛症ができ、美容院で指摘されるなんてこともしばしば。幸い、周囲の人に見つかるようなわかりやすい場所にできたことはありませんでしたが、もし気付かれたら……と常に心配をしていました。
たしかに、出産後に仕事復帰してからは何かと生活がバタバタしており、忙しく過ごしていました。しかし生真面目な友人は「子持ちで働いている女性ならみんな同じ。仕事や人間関係、育児が特別負担というわけではない! 」と自分自身に言い聞かせていたのです。それでも、たまにやってくる胃痛は悩みの種で、胃だけはいたわって生活しなくてはと、常々思っていました。
ある日、夫婦で娘を連れて彼女の実家に泊まりに行ったときのことです。泊まった翌朝、子どもが先に食事を済ませ、大人だけでゆっくり朝食をとっていました。娘がおままごとセットで遊ぶ様子を横目に焼き魚を食べていると、骨が口の中に。骨を探して取り出そうと、舌を出したり引っ込めたりしていると、目が合った母が「あんた何その舌、どうしたの? 」と声をかけてきました。友人が、「いや、魚の骨が取れなくて……」と答えると、「そうじゃなくて。舌が変だよ! 」とすかさず指摘する母。隣でご飯を食べていた夫も「何? どうした?」と彼女の舌を確認したい様子です。
友人は、両親と夫の前で自分の舌をさらすはめに。すると、べーっと出した彼女の舌にはくっきり白いふちの斑点がいくつもできているではありませんか! 両親からは「こんな舌見たことないよ、すぐ病院に行って診てもらいなさい!」と心配され、夫からは「これ痛くないの? こんな状態だったなんて知らなかった」とドン引きされることになったのです。
家族に促され病院受診を決めた友人ですが、一体何科を受診したらよいのかわかりません。ひとまずインターネットで調べると、口腔内のことは耳鼻咽喉科へとのこと。後日、近所の耳鼻咽喉科へ向かいました。
いざ診察するとなると急にそわそわしてきた彼女。順番を待っている間も、「もし、がんだったらどうしよう」「全然痛くなかったのにもう手遅れだったら……」と不安しか浮かびません。
そして診察してもらった結果は……。聞いたこともない「地図状舌(ちずじょうぜつ)」という診断でした。先生の話では、舌にできた縁が白い赤い斑点が地図のように見えるからそう呼ばれること、原因はよくわかっていないが、ストレスや偏食、ビタミン不足などである、ということでした。
実は友人、この白い縁の斑点を20代の半ばあたりから見かけていました。うっすら白くなっていた気がしても、舌についた汚れかなと思っており、痛みもないのであまり気にしていなかったのです。しかし、家族に言われて改めて自分の舌を見たとき、明らかに昔より斑点の数が増えており、気が付いた友人の母はかなり心配だったことでしょう。
結局、地図状舌には治療薬もなく、痛みがないなら特に問題ないだろうとのことで、友人はそのまま病院を後にしたのでした。
彼女には現在もまだ斑点が残っていますが、病院へ行った当時よりも減少しています。ずっと気にしていなかった症状ですが、40歳を前にして「地図状舌」という病名だったことを知りました。
気にしていた胃や頭皮だけでなく、舌にまでストレスが原因であろう影響が出ていたことに驚いた彼女。自分では気が付かなくても、体はちゃんと教えてくれているのでしょう。私はその友人と会うと、お互い元気だと思っても体はストレスを感じているかもしれないから、あまり無理をし過ぎない生活をしようと、いつも話しています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/高島雅之先生(たかしま耳鼻咽喉科院長)
日本耳鼻咽喉科学会専門医、日本睡眠学会専門医。金沢医科大学医学部卒業。金沢医科大学耳鼻咽喉科で講師を務めたのち、2007年に開院。「病気の状態や経過について可能な範囲でわかりやすく説明する」ことをモットーに地域医療に従事。「宇都宮スリープセンター」を併設し睡眠医療にも携わる。テレビやラジオなどメディアでも、いろいろなジャンルにおいて医療情報を発信。著書に『専門医が教える鼻と睡眠の深い関係 鼻スッキリで夜ぐっすり』(クロスメディア・パブリッシング)があり、Amazonのカテゴリー7つで1位を獲得。
イラスト/エェコ
あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈
インスタグラムやブログで家族の話をつづっているおーちゃんによる50代の日常を描いたマンガ。 アラフィフのおーちゃんには、70代と80代の両親がいます。そんな両親は夫婦として58年間...
続きを読む私は長年ワンオペで義母を介護してきました。負担が大きいと何度も夫に相談しましたが、彼は無関心。協力してくれたことはありませんでした。そうして10年が過ぎたある日、義母が他界。「母さ...
続きを読む私は5歳の息子と夫と3人暮らし。飲み会ばかりで家族のことは二の次という夫に不満が募っていたある日、私と息子が同時に高熱を出してしまいました。夫に体調不良を訴えてSOSを出したのです...
続きを読む私は50代後半の元バリキャリ。たまった資産を元手に現在は退職し、山で隠居生活を満喫中です。さらに、1人息子の結婚が決まって胸をなで下ろしました。ところが、会社で知り合ったという嫁に...
続きを読む専業主婦の私は、20年連れ添った夫から離婚を宣言されました。男尊女卑で傍若無人、高圧的な夫は長いこと不倫をしていて、その相手と再婚するのだとか。私が泣いてすがると思っていた夫でした...
続きを読む先日、友人とあるカフェで久しぶりにおしゃべりを楽しんでいました。店内は落ち着いていて、静かな雰囲気だったので、ゆったりとした気持ちで過ごしていたのですが …
社会人になって間もない彼氏と、付き合って半年がたったころのことです。忙しい日々の合間を縫って、初めて彼氏の家にお泊まりすることになりました。 ★関連記事 …
私たち夫婦は隣県から引っ越してきました。もともと住んでいた隣県には、義実家や夫の勤務先の本社などがあります。そのため、月1回程度のペースで夫は隣県に出張 …
私は会社員をしています。家庭の都合で中学卒業後すぐに働き始めましたが、真面目に努力したかいがあり、最近転職して今の会社に入社しました。上司も先輩も皆良い …
イラストレーター&漫画家のフカザワナオコさんによる、アラフィフ女子の日常を描いたマンガ。今回は薬の飲み方についてお届けします。 ★前の話 飲み込 …
家族旅行をすることになった私たち家族。しかし旅行当日、義母は出発時間を偽り、私だけ置いて旅立ってしまいました。「あなたは留守番に決まっているでしょ」と意 …
跡継ぎとなる男の子への過度な期待を持つ義両親。娘を出産したときにかけられた義両親からの衝撃の言葉は、今でも忘れられない記憶となっています。 ★関連記事: …
新卒の女性社員が入社しましたが、半年たっても仕事の成果が出ず、私は教育係として指導することになりました。ロールプレイングを通して営業の練習をさせようと計 …