- 2024.10.17
- パニック障害,
「呼吸ができない」電車に乗れなくなった夫。パニック障害克服のきっかけとなった妻の意外なひと言とは
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夫と夫婦喧嘩をしていたときのことです。私は呼吸がうまくできず苦しくなり、体に大きな異変を感じました。そのとき夫も私がおかしいと気付いたようです。
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私は10年前、家族で過疎化が進む山奥の田舎に引っ越しました。近くに住む年配の人たちは「考えが古いな」と感じることが多く、大変だと感じることも少なくはありませんでした。
ある日、ストレスがたまっていたのか、ささいなことで夫と喧嘩をしました。口論をしていると、私はなぜか涙が止まらなくなり、過呼吸を起こしてしまいました。その後、病院へ行くと、先生から心療内科の受診を勧められました。
心療内科を受診することには少しためらいましたが、このままでは、自分に何が起きているのかわからないままになってしまうと思いました。勇気を出して病院へ行き、先生と話すと丁寧に症状を説明してくれました。
先生が言うには、私はパニック障害という病気にかかってるとのこと。突然強い恐怖を感じたり、息苦しくなることがあるため、治療が必要なことがわかりました。吐き気や手足の震え、めまいや発汗を起こすこともあり、外出ができず日常生活が困難になる人もいるそうです。それを治すためには、心と体の治療をすることが必要だと言われました。
発作が起こっても、軽い場合は治療の必要なく、発作が治れば問題ないそうです。しかし、発作がひどい場合は病院で点滴を受ける必要があるそうです。私は若いころからこのような発作がありましたが、軽かったためこの病気に気付けなかったのだと思います。そして、田舎に引っ越したストレスで悪化してしまったのか、ついに治療が必要な体になってしまいました。
それから私は月に1回、心療内科に通いました。私が受けたのは、毎日薬を飲む「薬物療法」と、先生と1時間お話をする「精神療法」。この2つの方法で、発作が起こらないようにするための治療をおこないました。
それから10年間、この治療を続けて、発作は起きにくくなりました。
良くなるまでとても時間がかかりましたが、夫が私を理解しサポートしてくれたおかげで頑張ることができました。家族との仲も改善され、今は幸せに暮らしています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
文/りくえま
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