「無職だと貸付継続は難しい」社協から突然の連絡。44歳ひとり親が貯金切り崩す生活から脱却できた理由
44歳のとき体調を崩し、10年間勤めていた会社を退職しました。わが家はひとり親家庭のため、生活するにはなるべく早く正社員として再就職することが必須です。 …
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わが家では、誕生日には誕生日の人のリクエストメニューでお祝いをします。ですが私の誕生日は、自分で準備するのも面倒だし、買ってくるのももったいないので何もしていませんでした。長女が社会人になってからはケーキを買ってくれるようになったのですが、今回は1カ月早くもらってしまいました。2023年で48歳。祝ってもらう年齢でもないのですが、当日何もないのも味気ないので、今年は誕生日を自ら祝うことにしました。
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「誕生日」という特権を振りかざし、好き嫌いが多い次男に「何が出てきても文句を言わずに食べる」という約束をさせ、「明日は私の誕生日だから私が好きな物を作る!」と宣言しました。
しかし、次男に「ところでママの好きな物って何?」と聞かれ、しばらく考えたものの思い浮かびません。じゃあ今、食べたい物を作ろうと思いましたが、これまた食べたい物が浮かびませんでした。
そう言えば、夕飯には子どもの好きな物やリクエストされた物を作ることがほとんどというわが家。たまに外食しても、私が注文するのは、皆がシェアできる物や子どもが二択で迷い選ばなかったほう、値段の安い物でした。子どもが大きくなった今でも、つい値段で選んでしまいがちで、自分の食べたい物という観点から選んでいなかったことに気付きました。

自分の好きな物がわからないどころか、食べたい物も浮かばないという想定外の事態に困惑していると、次男が「明日のごはんは茶碗蒸しだね」と言いました。理由を聞くと「だってママ茶碗蒸し好きじゃん。回転寿司でいつも食べるし、作るときは大きいの作るでしょ」と言うではありませんか。
茶碗蒸しは作るのが面倒であまり作ることはありませんが、いざ作るとなればたくさん食べたくて特大サイズで作ります。「そうか、私は茶碗蒸しが好きだったのか!」と思い、「茶碗蒸しと何にしよう?」と考えました。
すると、茶碗蒸しを作るときは必ずと言って良いほど炊き込みご飯を作っていたことを思い出しました。そこで、炊き込みご飯と茶碗蒸しを作ることに。あとはメインのおかずを考えるだけですが、まったく思い浮かばないのでスーパーで買い物しながら決めることにしました。

スーパーでいろいろ見ていると、カマスがものすごく安くてテンションが上がり、ついカマスを購入。「そうじゃない!」と自分にツッコミを入れながら、食べたい物を探し続けました。
ですが「お買い得品の中からメニューを決める。賞味期限が切れそうな物を使う」という長年の習慣は恐ろしいもので、かぼちゃが安くなっているのを見つけると、そこから「熱々のかぼちゃのグラタンおいしいよね。牛乳の賞味期限もそろそろだし、ちょうど良いかも」「熱々と言えば豚汁もいいな。あ、ちょうど家に材料あるわ」と芋づる式にメニューがつらつらと浮かんできました。
また、レンコンも安くなっているのを見ては、「レンコンの肉詰めおいしいよね。どうせならビール飲みながらつまみたいな」「あ、でもビールのお供ならギョーザのほうが良いかな。でもニラは高いな……。あっ、豚ひき肉は2割引きだ!」などなど、目につくのはお買い得品ばかり。
心の中で「好きな物、食べたい物」と呪文のように唱えながら買い物し、最終的にはお買い得品ばかりを購入して、食べたいと思った物を手当たり次第に作りました。結局、お買い得品と冷蔵庫の使いたい食材をかき集めたごはんになり、私が好きな物はお買い得品なのかもしれないと思いました。
結局「自分の大好物」と思える物は思い浮かびませんでした。ですが、何が好きか、何が食べたいかを考えながら買い物すること、買い物しながら連想ゲームのように作る物を決めるのは楽しく、自分で準備して自ら誕生日を祝うのも悪くないと思いました。
何より、数日前から「誕生日は好きなものを作る!」と宣言していたのが誕生日アピールになり、反抗期真っただ中の次男の朝起きて第一声が「誕生日おめでとう」だったのがうれしかったです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
イラスト/マメ美
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