- 2025.08.20
- スカッと体験談,
「派遣は黙れ」会議で部長から浴びせられた言葉。凍りついた空気に重役たちが取った行動は
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昔から健康と体力だけは自信があった私。だから、年を重ねて体に不調が出ても病院のお世話になるのはやめよう、それが運命だと受け入れて静かに過ごそう、なんてぼんやり思っていました。そんな私を突然襲った激しい肩の痛み! 自分の体のことで悩み、試行錯誤する日が来るなんて思ってもいませんでした。肩の痛みは現在も進行中。かれこれ1年越しのお付き合いです。
★関連記事:四十肩の「やりがちNG」って?肩が動かなくなることもある四十肩予防のために大切なこと【医師解説】
最初は右腕のしびれから始まりました。右側ばかりを下にして眠る癖が原因かもしれない。いや、そもそも10カ月前に第2子を40歳で出産し、何も余裕がなかった日々の疲れがついに出たのかもと気にはなりながらも放置していました。
そのうちにしびれの範囲がどんどん広がり、痛みを伴うように。気が付くと、ブラジャーのホックに手が届かない、Tシャツが脱げない、洗濯物が干せないなど、日常生活にも支障を来すほど肩が動かなくなっていました。また、痛みのために気分が悪くなり、眠れないこともしばしば。1カ月我慢してついに限界。近所には整形外科がなかったので、地元で評判の整体院へ駆け込みました。

整体院では60分4,900円の全身コースの施術を受けながら整体師に肩や腕の状態を伝えると、四十肩、正式名は「肩関節周囲炎(かたかんせつしゅういえん)」の可能性が高いとのこと。病気と無縁だった私には、正直なじみのない言葉でした。整体師によると、加齢などにより肩周辺の筋肉や腱、靭帯などの組織に炎症を生じることが痛みの要因と考えられているそう。個人差はあるけれど完治までに1年ほどかかると言われ、意気消沈しました。
でも、施術のおかげでその後数日間はうそのように痛みが取れ、久しぶりにぐっすり眠ることができました。が、常に子ども2人を抱えているこの肩は、1週間もしないうちに元通り。また眠れない日々が始まりました。
毎週整体に通えれば良いのですが、1回4,900円はなかなかネック。そこで保険のきく接骨院を初受診してみました。低周波治療器とローリングマッサージ器による施術を初体験。初診料を除くと1回500円程度でお値段は魅力的でしたが、施術前と痛みが変わらず私には効果がありませんでした。
その後、症状の緩和を求めて町の診療所を受診。整形外科専門医はいないものの鎮痛薬と温湿布をもらいました。そして整体院と診療所を併用することに決めました。
薬とマッサージだけに頼る生活が長く続きましたが、整体師にすすめられ、痛みが少し弱まってきた段階で肩の動きを高めるストレッチを始めました。
【ストレッチの方法】
①水が入った500mlのペットボトルを肩の痛みがあるほうの手で持ち、円を描くように肩を回す。
②両手を後ろ(背中側)に回しフェイスタオルを広げて持ち、肩の痛みのないほうの手でタオルを斜め上に引っ張り、痛みのある手を引き上げるようにする。
毎日とはいきませんが、週に何回か続けているうちに徐々に肩の動きが回復してきたような感覚があります。また、「脇の下のくぼんだ部分に痛みを感じる箇所があるので、痛みが強いときはそこを押すと良い」と整体師からアドバイスをもらいました。100円ショップでお菓子作りなどに使う麺棒を購入し、痛む箇所を麺棒の先端で押しながら脇に挟んで寝ることもあります。
整体師によると40代で症状が出れば「四十肩」、50代で出れば「五十肩」と呼ばれ、何度も繰り返す人もいるとか。そもそも病気と無縁だった私には、「肩の痛みと向き合い、なんとかして治してやる」といった気合いが皆無でした。それが今では、整体院と診療所をかけもちして自宅ではストレッチ、麺棒を脇に挟んで眠るなどしています。麺棒をいつかお菓子作りに使えるようになる日まで、自分にあったケア探しを続けていこうと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院 綱島女性クリニック院長)
日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。
イラスト/サトウユカ
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