- 2025.05.15
- スカッと体験談,
「ググればわかるので」上司の指示を拒否する新人社員…お望み通り好きにさせた結果
小さな会社で会社員として働く私。社長の1人娘A子が入社してきてからというもの、職場で嫌な思いをすることが増えてしまいました。その理由は、この社長令嬢の態 …
ウーマンカレンダー woman calendar
30代半ばで結婚し、妻である私に指摘されるまで自身の歯並びをまったく気にしていなかった夫。妻からの再三の説得の末、ようやく一念発起し、歯列矯正を始めることに。しかし、大人になってからの歯列矯正にはさまざまな壁が待ち受けていました。夫がアラフォーで歯列矯正をして、理想の歯並びを手に入れるまでの体験談です。
★関連記事:56歳で歯列矯正をスタート!開始から半年間で体重とコレステロール値が劇的に変化【体験談】
付き合い始めたころから気になっていた夫の歯並び。夫は子どものころにスポーツで受けた衝撃により、上の中切歯(ちゅうせっし)が犬歯より奥に生えていました。中切歯とは、前歯の正中にある2本の歯のこと。歯並びの悪さは自覚していたけれど、「治すほどのことでもない」と、本人も両親も気にしていなかったそうです。
研究職として社会人になってからも、あまり人と対面しない職種ということもあり、誰からも指摘されることはなかったのだとか。対して私は、歯並びは身だしなみの一部として重視していました。そこで結婚後、歯列矯正をするかしないかでもめることに。夫婦間で歯並びに対する価値観の違いが露呈したのでした。
夫が歯列矯正に難色を示していた理由は主に2つ。歯列矯正は基本的に自費診療で、60万~150万円ほど費用がかかること、そして転勤族のため治療の途中で引っ越しとなる可能性があることでした。歯科医院によっては、患者の転居に伴って別の医院で治療を引き継げるケースもあるようです。しかし、こだわりの強い夫は、同じ歯科医院での一貫した治療が安心できると言い、この時点では、歯列矯正を始めるという結論には至りませんでした。
引き続き、私は粘り強く夫に歯列矯正を勧めました。費用については話し合い、折り合いをつけることに成功。ついに次の転勤先が決まり、生活が落ち着いたら歯列矯正をスタートするという約束までこぎつけることができました。この時点で、最初の喧嘩から約1年が経過。ようやく新しい土地での生活が始まり、やっと歯列矯正をスタートできる絶好のタイミングがやってきました。
評判の良い矯正歯科医院を探し当て、意気揚々と予約の電話をかける私。しかし、その期待はすぐに打ち砕かれることに! 当時はコロナ禍のマスク生活の影響で患者が急増したため、治療開始が半年待ちだというのです。ほかの歯科医院を探すことも頭をよぎりましたが、「大切な歯を任せるなら腕のいい医師に……」との思いが強く、半年待ちで予約することに。
そして半年後、初診の日がやってきて、治療方針が決まりました。まずは2本抜歯という大がかりな治療から始めることに。通院は平均週1回のペース。ここで、会社員の夫にとっての壁が立ちはだかります。平日の診療時間は受診する時間が取れない上、週末も出張の多い夫はなかなか治療が先に進まないという事態に直面しました。
夫が歯列矯正を始めて2年が経過……。仕事の関係で受診の頻度が低いうえ、ある程度年齢を重ねた夫の骨は、若い人と比べて柔軟性があまりないため、治療スピードが遅いのが現実です。しかし、時間は無限ではありません。約3年ごとに転勤のある夫は、何としても早めに治療を終わらせたいところ。少しでも治療期間を短縮できるよう、歯科医師から口周りの筋力を強くする口腔筋機能療法(MFT)というトレーニングを勧められました。
夫は毎晩自宅の鏡の前で真面目に口を動かしながら、トレーニングに励んでいます。スローペースながらも、矯正開始前と比べると口元が引き締まり、写真映りも格段に良くなった夫。思いきり口を開けて子どもと一緒に笑顔で映る写真を見て、自分の歯並びに満足げな様子です。今では、「歯列矯正をして正解だった。もっと若いときに始めればよかった」と言っています。
担当医師によると、矯正治療が完了するまであと少しかかるそうです。もうすぐ次の転勤の辞令が出る緊張感もあり、夫は自宅でより一層熱心にMFTトレーニングに取り組んでいます。そんな夫の姿を見ながら、「あのときの夫婦喧嘩は私の勝利だな」と思ったのでした。
当初は矯正治療に消極的だった夫ですが、理想の歯並びを手に入れて笑顔にも自信がついたようです。今では考えが180度変わり、「多少費用がかかっても、歯列矯正はするべき」と言います。しかし、アラフォーになってからの夫の歯列矯正は、治療期間が長い上に忙しい仕事の合間を縫って通院するのも大変でした。結婚当初、歯並びに対する価値観の違いでもめていた私たち。今となっては、この先もしも子どもの歯並びが気になったら、早めに歯科医師に相談しようということで、意見が一致しています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/川田悟司先生(川田歯科医院院長)
川田歯科医院院長。咬み合わせ認定医。長年に渡り、咬合診査・診断をおこなう。
イラスト/おみき
あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈
2児の母、のむすんさんが自身や知人の過去の体験談をもとに描いたマンガ。38歳でパート勤めのみなこさんは、夫と小学生の息子と暮らしていました。ある日、大学時代の友人、るりあと偶然の再...
続きを読む2児の母、のむすんさんが自身や知人の過去の体験談をもとに描いたマンガ。38歳でパート勤めのみなこさんは、夫と小学生の息子と暮らしていました。ある日、大学時代の友人、るりあと偶然の再...
続きを読む2児の母、のむすんさんが自身や知人の過去の体験談をもとに描いたマンガ。38歳でパート勤めのみなこさんは、夫と小学生の息子と暮らしていました。ある日、大学時代の友人、るりあと偶然の再...
続きを読む2児の母、のむすんさんが自身や知人の過去の体験談をもとに描いたマンガ。38歳でパート勤めのみなこさんは、夫と小学生の息子と暮らしていました。ある日、大学時代の友人、るりあと偶然の再...
続きを読む私はただ今42歳。フォトグラファーをしています。現在も独身ですが、好きな仕事にまい進できる日々には大満足。年老いた両親と一緒に実家暮らしを続けています。家族3人で仲良く穏やかに過ご...
続きを読む小さな会社で会社員として働く私。社長の1人娘A子が入社してきてからというもの、職場で嫌な思いをすることが増えてしまいました。その理由は、この社長令嬢の態 …
2人目の子どもを出産してから、日々の育児疲れもあって、私はほとんど性欲を感じなくなってしまいました。 ★関連記事:「夫が豹変…!」子育てで消えた夫婦生活 …
2児の母のイルカさんによる、舞台女優さんの体験談を描いたマンガ。先輩女優のマイからの嫌がらせで、カボチャ役を演じる新米女優のミサキ。セリフなしでも懸命に …
結婚して片田舎で夫の義両親と同居生活を始めてから25年余り。今や義両親は80代です。幸い、義父は高血圧対策の薬を飲んでいるものの、黙々と畑仕事に精を出し …
2児の母のイルカさんによる、舞台女優さんの体験談を描いたマンガ。新米女優のミサキは、先輩女優のマイからの嫌がらせでカボチャ役を演じることに。セリフのない …
2児の母でありヲタクであるエェコさんによる、お父さんが倒れたときの話を描いたマンガを紹介します。 エェコさんのお父さんは脳の病気で倒れ、リハビリ院に入院 …
孫を溺愛している義父と義母は、わが家に来るたびに「孫にプレゼント!」とおもちゃを持ってきたり、しょっちゅう宅配便を送ってきたりします。物をいただけること …
春に第1子を出産しました。帝王切開で入院が長引いた上、赤ちゃんも保育器に入っていたため、しばらくは家族以外のお見舞いをお断りしていました。退院して赤ちゃ …