義母「他人のあなたは留守番で」家族旅行で私を置き去りにした義母に大事なことを教えてあげた結果
家族旅行をすることになった私たち家族。しかし旅行当日、義母は出発時間を偽り、私だけ置いて旅立ってしまいました。「あなたは留守番に決まっているでしょ」と意 …
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30代半ばで結婚し、妻である私に指摘されるまで自身の歯並びをまったく気にしていなかった夫。妻からの再三の説得の末、ようやく一念発起し、歯列矯正を始めることに。しかし、大人になってからの歯列矯正にはさまざまな壁が待ち受けていました。夫がアラフォーで歯列矯正をして、理想の歯並びを手に入れるまでの体験談です。
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付き合い始めたころから気になっていた夫の歯並び。夫は子どものころにスポーツで受けた衝撃により、上の中切歯(ちゅうせっし)が犬歯より奥に生えていました。中切歯とは、前歯の正中にある2本の歯のこと。歯並びの悪さは自覚していたけれど、「治すほどのことでもない」と、本人も両親も気にしていなかったそうです。
研究職として社会人になってからも、あまり人と対面しない職種ということもあり、誰からも指摘されることはなかったのだとか。対して私は、歯並びは身だしなみの一部として重視していました。そこで結婚後、歯列矯正をするかしないかでもめることに。夫婦間で歯並びに対する価値観の違いが露呈したのでした。
夫が歯列矯正に難色を示していた理由は主に2つ。歯列矯正は基本的に自費診療で、60万~150万円ほど費用がかかること、そして転勤族のため治療の途中で引っ越しとなる可能性があることでした。歯科医院によっては、患者の転居に伴って別の医院で治療を引き継げるケースもあるようです。しかし、こだわりの強い夫は、同じ歯科医院での一貫した治療が安心できると言い、この時点では、歯列矯正を始めるという結論には至りませんでした。
引き続き、私は粘り強く夫に歯列矯正を勧めました。費用については話し合い、折り合いをつけることに成功。ついに次の転勤先が決まり、生活が落ち着いたら歯列矯正をスタートするという約束までこぎつけることができました。この時点で、最初の喧嘩から約1年が経過。ようやく新しい土地での生活が始まり、やっと歯列矯正をスタートできる絶好のタイミングがやってきました。
評判の良い矯正歯科医院を探し当て、意気揚々と予約の電話をかける私。しかし、その期待はすぐに打ち砕かれることに! 当時はコロナ禍のマスク生活の影響で患者が急増したため、治療開始が半年待ちだというのです。ほかの歯科医院を探すことも頭をよぎりましたが、「大切な歯を任せるなら腕のいい医師に……」との思いが強く、半年待ちで予約することに。
そして半年後、初診の日がやってきて、治療方針が決まりました。まずは2本抜歯という大がかりな治療から始めることに。通院は平均週1回のペース。ここで、会社員の夫にとっての壁が立ちはだかります。平日の診療時間は受診する時間が取れない上、週末も出張の多い夫はなかなか治療が先に進まないという事態に直面しました。
夫が歯列矯正を始めて2年が経過……。仕事の関係で受診の頻度が低いうえ、ある程度年齢を重ねた夫の骨は、若い人と比べて柔軟性があまりないため、治療スピードが遅いのが現実です。しかし、時間は無限ではありません。約3年ごとに転勤のある夫は、何としても早めに治療を終わらせたいところ。少しでも治療期間を短縮できるよう、歯科医師から口周りの筋力を強くする口腔筋機能療法(MFT)というトレーニングを勧められました。
夫は毎晩自宅の鏡の前で真面目に口を動かしながら、トレーニングに励んでいます。スローペースながらも、矯正開始前と比べると口元が引き締まり、写真映りも格段に良くなった夫。思いきり口を開けて子どもと一緒に笑顔で映る写真を見て、自分の歯並びに満足げな様子です。今では、「歯列矯正をして正解だった。もっと若いときに始めればよかった」と言っています。
担当医師によると、矯正治療が完了するまであと少しかかるそうです。もうすぐ次の転勤の辞令が出る緊張感もあり、夫は自宅でより一層熱心にMFTトレーニングに取り組んでいます。そんな夫の姿を見ながら、「あのときの夫婦喧嘩は私の勝利だな」と思ったのでした。
当初は矯正治療に消極的だった夫ですが、理想の歯並びを手に入れて笑顔にも自信がついたようです。今では考えが180度変わり、「多少費用がかかっても、歯列矯正はするべき」と言います。しかし、アラフォーになってからの夫の歯列矯正は、治療期間が長い上に忙しい仕事の合間を縫って通院するのも大変でした。結婚当初、歯並びに対する価値観の違いでもめていた私たち。今となっては、この先もしも子どもの歯並びが気になったら、早めに歯科医師に相談しようということで、意見が一致しています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/川田悟司先生(川田歯科医院院長)
川田歯科医院院長。咬み合わせ認定医。長年に渡り、咬合診査・診断をおこなう。
イラスト/おみき
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