「ズボッ!」初めての医師の診察がなんか雑!と思ったらまさかの事態に #ときめけBBA塾 143
人気マンガ家・イラストレーターの和田フミ江さんがステキなおばあちゃんを目指すマンガ連載「ときめけBBA塾(ばばあじゅく)」。 甲状腺にできた腫瘍を切除し …
ウーマンカレンダー woman calendar
亡くなった私の父は、40代から心臓病で闘病していました。自宅で療養をしていたのですが、あるとき自宅で急に心臓停止してしまいました。そのときの対応や蘇生後の介護についてのお話です。
★関連記事:「介護の負担が増えたら…」要支援2となった父の自宅介護を経て痛感したことは【体験談】
父はすでに40代から心臓病を患っており、入退院を繰り返す生活を続けていました。いつ具合が悪くなるかわからないこともあり、父の隣の部屋で寝るという生活を続けていました。
60代までは良くなったり、また悪くなったりを繰り返していたのですが、ある朝、早い時間に父に起こされました。具合が悪いというので、救急車を呼ぼうとしたのですが、まずは頭を冷やしてほしいと言われ、私は氷の用意をすることに。その間2、3分というわずかな時間でしたが、部屋に戻ったときは父はベッドで倒れており、すでに心臓が停止していたのです。
急いで救急車を呼び、寝ていた姉を起こして救急隊の指示通りに心臓マッサージをしながら到着を待つことになりました。数分後には救急車も到着していましたが、その場で救命処置をしてくれたものの、蘇生はしませんでした。そのまま救急車に乗り、車内で処置を繰り返したところ、病院に着くまでに何とか蘇生しました。
懸命な処置をしてくれたおかげで、父は何とか息を吹き返すことができました。それでも、父は首を激しく左右に振り、話すこともできません。食事もできないので、点滴だけで命をつなぐ状態でした。
そして父が話ができるようになったのは、それから6日後のことです。その間は、私もずっと病院で付きっ切りで夜中もほとんど眠ることができませんでした。父も話ができるようになったのですが、すぐに話したことを忘れてしまい、同じ言葉を何回も繰り返すようになってしまいました。
それから数日すると、何度も同じことを話すことはしなくなり、普通に会話できるようになったのです。それでも、動くことはできないので、体を拭いたり排泄の世話やひげ剃りをしたり、食事の介助などはすべてひとりでおこなっていました。私には姉がいるのですが、精神疾患があるために、父の世話を代わってもらうことは難しかったのです。
父の退院後は、精神状態が悪化していき、躁うつ病(うつ病と同じ気分障害の代表的な病気)や認知症のような症状が出てくるようになりました。父が亡くなるときまで、精神状態は良くなることはありませんでしたが、最期は苦しむことなく、安らかに逝くことができました。でも、本当はあのとき、無理に蘇生させずに心臓停止したときに逝かせてあげたほうがよかったのではないかと今でも考えてしまいます。
父の介護は決してラクなものではありませんでしたが、体力的なものより精神面のほうがつらく感じました。日に日に痩せ衰えていく姿を見ることはもちろんですが、精神的に崩壊していく様子を見続けるのは一番悲しかったです。頑張っても感謝もされず、精神状態が悪かった影響なのか暴言ばかり吐かれていましたが、最後は安らかに逝けたのでそれだけが救いです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)
地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。
文/mikiko
ウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室
あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈
私は結婚してからというもの、義母からひどい扱いを受けてきました。しかし夫は、守ってくれるどころか愚痴さえも取り合ってくれません。それでも義実家に行ったときだけのこと……と我慢してい...
続きを読む私はこれまで、家族のために尽くしてきた兼業主婦。昼夜パートに明け暮れて家計を支えてきましたが、夫に浮気をされ、その夫によってウソ八百を吹き込まれた息子からも見下されてしまい……。...
続きを読む自称・元サレ妻で、現在シングルマザーのマチさんによる、ブログのフォロワーさんのエグいサレ体験談を描いたマンガ。 父親が親友の母親と不倫をしたことで、人生の歯車が狂い始めたリンさん。...
続きを読む職場結婚をし、同じ会社の異なる部署に勤める私と夫。 夫は最近、新卒社員との飲み会をすることが多くなりました。社の方針で理由のない飲み会は推奨されていないので、やんわり注意したのです...
続きを読む私はかつて、結婚式の前日に婚約者に捨てられた経験があります。その後はかなりのショックとトラウマでつらい日々を送りました。ところがあれから10年して、いきなり元婚約者から連絡が来たの...
続きを読む人気マンガ家・イラストレーターの和田フミ江さんがステキなおばあちゃんを目指すマンガ連載「ときめけBBA塾(ばばあじゅく)」。 甲状腺にできた腫瘍を切除し …
自称・元サレ妻で、現在シングルマザーのマチさんによる、ブログのフォロワーさんのエグいサレ体験談を描いたマンガ。 父親が親友の母親と不倫をしたことをきっか …
私には、6歳、4歳の子がいます。2人とも男の子で、小さいながらも私をいつも助けてくれて、味方してくれます。でも、夫はこんなにかわいい子どもたちに興味がな …
40代半ばのある日、旅行先で姉に指摘された歯ぎしり。自覚症状がまったくなかったため友人にも確認してみたところ、前から気になっていたと聞いてがく然。言われ …
自称・元サレ妻で、現在シングルマザーのマチさんによる、ブログのフォロワーさんのエグいサレ体験談を描いたマンガ。 父親が親友の母親と不倫をしたことで、高校 …
20代のころ、私は美容業界にいました。先日、当時の友だちと会って20代のころの話をしたことで、衝撃の事実に気が付いたのです。 ★関連記事:アラフォーでも …
2024年の年明け早々に風邪をひきました。熱はないもののせきだけが出るのです。最初はコンコンと軽いせきでしたが、次第にゴホゴホとしたせきになりました。せ …
日本人のがんによる死亡数で、肺、大腸に続いて多いのが「胃がん」です(2022年※)。特に40代後半から罹患率は上昇するため、更年期世代になると心配になる …