- 2025.05.15
- スカッと体験談,
「ググればわかるので」上司の指示を拒否する新人社員…お望み通り好きにさせた結果
小さな会社で会社員として働く私。社長の1人娘A子が入社してきてからというもの、職場で嫌な思いをすることが増えてしまいました。その理由は、この社長令嬢の態 …
ウーマンカレンダー woman calendar
骨粗しょう症(骨密度の低下によって骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気)を患った母の介護は、運動療法を怖がる母を説得するのが大変でした。骨折を防ぐためには薬物療法だけではなく、運動療法も続けていくことが重要ということで、運動を嫌がる母を説得するためにいくつかの対策を考えました。
★関連記事:自宅で父が突然の心臓停止…「もしあのとき、逝かせてあげてたら」と思うワケは【体験談】
母が骨粗しょう症を患っていることが判明したのは、骨折などの症状ではなく、腰から背中にかけて重苦しく感じたことがきっかけで検査を受けました。筋肉に異変が起きていると思い込んでいた母は、自分が骨粗しょう症を患っていたとわかってショックを受けていました。骨の状態は想像していたよりも悪かったようで、軽い衝撃を受けるだけで骨折する可能性があると医師に言われて、骨粗しょう症の母を介護する日々が始まったのです。
全身の骨が弱っていることがわかった母は、体を動かすことを怖がってベッドの上で寝たまま過ごす時間が増えていました。骨密度を上げるには軽い運動をしたほうが良いと母に伝えても、「運動中に骨が折れそうで不安だ」と怖がってしまい、説得するのがとても大変でした。
ある日、床に落ちている物を拾おうとかかんだ際に背中からの異音を察知した母は、さらに運動することに対しての恐怖心が募っていったようです。このままでは運動療法を始めるのも難しいと考えて、医師に相談することに。そこで教えてもらったのが、寝たままおこなえる運動です。うつ伏せに寝た状態でクッションをおなかのあたりに置いて、背筋の力だけで胸を持ち上げる背筋運動なら、ベッドに寝たままでも骨と筋肉を鍛えられて母にも合っていると感じました。
運動療法を続けていくうちに、母の骨量と筋量は少しずつ改善されていきましたが、骨折を怖がってベッドから出たがらない状態は変わりませんでした。母が安心できるように何かしてあげられることはないか、家族と話し合ってるときに考えた対策が自宅のリフォームです。
床のバリアフリー化に加えて、廊下や部屋に手すりを取り付けることで、転倒を心配せずに自宅の中を歩き回れます。リフォームを済ませてからは母も部屋から出ることが増えてきて、ストレッチなどの運動も始めるようになりました。手すりがあることで安心感が高まったようでした。
私の母の場合、骨粗しょう症は骨だけではなく心も弱る病気だと感じました。母に安心感を与えるために、もっと早い段階でバリアフリー化や手すりの設置などのリフォームをおこなっておけば、母に不安な日々を過ごさせずに済んだと感じています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)
地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。
文/秋山一穂
ウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室
あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈
2児の母、のむすんさんが自身や知人の過去の体験談をもとに描いたマンガ。38歳でパート勤めのみなこさんは、夫と小学生の息子と暮らしていました。ある日、大学時代の友人、るりあと偶然の再...
続きを読む2児の母、のむすんさんが自身や知人の過去の体験談をもとに描いたマンガ。38歳でパート勤めのみなこさんは、夫と小学生の息子と暮らしていました。ある日、大学時代の友人、るりあと偶然の再...
続きを読む2児の母、のむすんさんが自身や知人の過去の体験談をもとに描いたマンガ。38歳でパート勤めのみなこさんは、夫と小学生の息子と暮らしていました。ある日、大学時代の友人、るりあと偶然の再...
続きを読む2児の母、のむすんさんが自身や知人の過去の体験談をもとに描いたマンガ。38歳でパート勤めのみなこさんは、夫と小学生の息子と暮らしていました。ある日、大学時代の友人、るりあと偶然の再...
続きを読む私はただ今42歳。フォトグラファーをしています。現在も独身ですが、好きな仕事にまい進できる日々には大満足。年老いた両親と一緒に実家暮らしを続けています。家族3人で仲良く穏やかに過ご...
続きを読む小さな会社で会社員として働く私。社長の1人娘A子が入社してきてからというもの、職場で嫌な思いをすることが増えてしまいました。その理由は、この社長令嬢の態 …
2人目の子どもを出産してから、日々の育児疲れもあって、私はほとんど性欲を感じなくなってしまいました。 ★関連記事:「夫が豹変…!」子育てで消えた夫婦生活 …
2児の母のイルカさんによる、舞台女優さんの体験談を描いたマンガ。先輩女優のマイからの嫌がらせで、カボチャ役を演じる新米女優のミサキ。セリフなしでも懸命に …
結婚して片田舎で夫の義両親と同居生活を始めてから25年余り。今や義両親は80代です。幸い、義父は高血圧対策の薬を飲んでいるものの、黙々と畑仕事に精を出し …
2児の母のイルカさんによる、舞台女優さんの体験談を描いたマンガ。新米女優のミサキは、先輩女優のマイからの嫌がらせでカボチャ役を演じることに。セリフのない …
2児の母でありヲタクであるエェコさんによる、お父さんが倒れたときの話を描いたマンガを紹介します。 エェコさんのお父さんは脳の病気で倒れ、リハビリ院に入院 …
孫を溺愛している義父と義母は、わが家に来るたびに「孫にプレゼント!」とおもちゃを持ってきたり、しょっちゅう宅配便を送ってきたりします。物をいただけること …
春に第1子を出産しました。帝王切開で入院が長引いた上、赤ちゃんも保育器に入っていたため、しばらくは家族以外のお見舞いをお断りしていました。退院して赤ちゃ …