「ふくらはぎの血管が浮き出る」見た目だけじゃない!下肢静脈瘤が引き起こす体の変化とは【医師解説】
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高齢者の顔にあるシミのようなイボ。鏡を見ると、自分の顔にも同じようなものがポツポツとできていたという人もいるのでは? 今回は加齢とともに出現する「老人性イボ」について、専門医である泌尿器科および皮膚科を併設して皮膚トラブルにも詳しい窪田徹矢先生にお伺いしました。
監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)
獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開院。2024年に新鎌ケ谷くぼた皮膚科泌尿器科を開院、日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門は泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著書に『EDかも!?と思ったら読む本』(自由国民社)がある。
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老人性イボは脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)、老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)とも呼ばれているイボの1種。良性の腫瘍であり、基本的に悪性になることはありません。
手のひらと足の裏以外の全身にできるイボで、特に顔や頭に多く見られます。
イボの色はさまざまで、皮膚と同じような色のものから黒っぽい茶色のものまであります。大きさや盛り上がりの程度もまばらで、表面はざらついています。
「イボの色が違うのは色素沈着の量です。人の肌の色と一緒で、個々で色は違って黒っぽくなる人もいれば白っぽくなる人もいます。
基本的には良性の腫瘍なので、イボの色によって状態が良い悪いということはありません」(窪田先生)
老人性イボができる原因は
・加齢
・紫外線
・遺伝
の3つといわれています。
「老人性イボは顔や頭にできることが多いです。新陳代謝の問題などもありますが、顔や頭は日光が当たる場所なので、紫外線が大きく影響しています。腕も紫外線を浴びる場所なので、老人性イボができたりします。
もちろん、遺伝的にイボができやすいという人もいます。ただ、こういう体質の人はイボができやすい! というのはなく、誰しもが老人性イボができる可能性があります。
簡単に言えばシミなどと同じ感じです。加齢とともに出てくるし、紫外線などの影響もあるということです。
30〜40歳くらいになると出現し始めますが、80歳以上になるとほぼ全員にイボができます。
ほくろやシミと違う点は、見た目。隆起してゴツゴツしていれば老人性イボの可能性が高いですが、違う場合もあるので病院で診てもらうのが1番良いですね」(窪田先生)
「傷からウイルスが入ってイボができるということもあります。
ニキビ跡やひげ剃り跡などの小さい傷、手荒れなども含まれますが、そういう傷が原因でイボができたりします。そのため傷のケアは大切です。
こまめなスキンケアも大切です。清潔にして保湿する、ということが肝です。
その他にも皮膚トラブルを防止するヨクイニンを摂取したり、帽子を被ったりして紫外線対策をすることも老人性イボの予防になります。
イボができると気になって触ってしまう方もいると思うのですが、それも良くないことです」(窪田先生)
病院でヨクイニンを処方してもらうことはできますか?
「イボの治療として、ヨクイニンの漢方を処方したりすることはあります。そういう飲み薬を飲んでもイボが全部なくなるということはありませんので、これ以上増えるのを抑えるといった感じですかね。
ヨクイニンの漢方の処方は、患者さんと話をして必要だと判断すれば処方しています。現在ヨクイニンは市販薬として販売されていますが、医師に相談して処方してもらうのが1番良いでしょう。
基本的には手術して切除するか、液体窒素や炭酸ガスレーザーで焼き切るかしないとイボを消すことはできません。老人性イボは良性なので、見た目で気にならなければそういった治療は必要はないと思います。
ヨクイニンは薬局で売っていたりしますが、イボをちゃんと根元から取れるような市販薬はありません」(窪田先生)
老人性イボの予防には、日ごろから肌をしっかりとケアすることが大切だそう。顔を洗うときはしっかりと洗って、清潔なタオルで拭いてから保湿するなど、できることからイボの予防をしていきたいですね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
取材・文/ウーマンカレンダー
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