「また出そう」中学時代の朝礼中、止まらない生理現象。静かな体育館が恐怖の空間に変わった日
中学生のころ、静かな体育館で思いがけないハプニングが起こり、その日を境に毎週の朝礼が怖くなってしまいました。誰にも言えない恥ずかしすぎる記憶の話です。 …
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2人の子どもがある程度大きくなったので、フルタイムのパートを見つけて毎日忙しく働いていた私。仕事にも慣れて楽しくなってきたころ、ある朝ベッドから起き上がろうとすると、めまいがして気持ち悪くなり、ベッドから出られなくなりました。
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このような症状は初めてだったので、とても動揺してしまい、涙が出てきて止まらなくなってしまった私。たまたま仕事が休みで、その姿を見た夫も何事かと驚きが隠せない様子でした。その後トイレに行きたくなり、夫に体を支えられ連れて行ってもらい、便座に腰を下ろして下を向いた瞬間に嘔吐してしまいました。
それ以降、座っていても気分が悪く、ベッドに横になって上を向いていないと吐きそうになる状態です。寝ていても治らないので、車の助手席を倒し、上を向いて寝たままの状態で夫に近所の内科へ連れて行ってもらいました。
かかりつけ医の先生は甲状腺に詳しい方で、血液検査と心電図検査の結果「甲状腺機能低下症(橋本病)」と診断されました。甲状腺(体全体の新陳代謝を促進する甲状腺ホルモンを分泌する臓器)に異常を来し、体のむくみやだるさ・肌の乾燥・喉の違和感・体重の増加など、いろいろな症状が出る病気だそうです。
20代後半~40代の女性がかかりやすく、甲状腺ホルモンがうまく作れなくなるので、ホルモンを補充する薬を飲みながら治療がおこなわれます。医師からは、定期的に検査をおこない、ホルモン薬の量を調節しながら治療すると言われました。
初めて聞いた病名だったので、家に帰ってインターネットでいろいろ調べていくうちに、甲状腺の働きが活発になり過剰にホルモンが増える「バセドウ病」とは反対の病気だということもわかりました。
病名がわかって薬をもらい、2~3日休んでから仕事に復帰し、普段通りの生活を送れるようになるまで回復しました。しかし、昼間でも激しい眠気が襲ってきたり、喉周りが腫れて熱っぽくなったりという症状が現れます。お風呂で頭を洗っていると、髪の毛がごっそり抜ける、やる気が出ない、落ち込みやすいといったこともありました。
一番つらいのは、病気の認知度が低いためか、理解してもらいにくいということです。「ただサボりたいだけじゃない?」「病は気からだよ」と言われることがあり、弱音を吐いているだけの人に見られることも……。
それでも、症状があるときは我慢や無理をせず、休めるときに休むことにしました。長く付き合っていかないといけない病気なので、「無理をしては悪化させるだけだ」と自分に言い聞かせています。
橋本病にかかってから8年ほどたち、引っ越しを機に病院を変え、専門医のもとで治療を続けています。相変わらず調子の悪いときもありますが、一番近くにいる家族が理解していて、助けてくれるのでとても心強いです。これからも規則正しい生活をし、趣味や好きなことをして自分の機嫌を取ってあげることも大切だと思いました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
文/りくえま
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