「また出そう」中学時代の朝礼中、止まらない生理現象。静かな体育館が恐怖の空間に変わった日
中学生のころ、静かな体育館で思いがけないハプニングが起こり、その日を境に毎週の朝礼が怖くなってしまいました。誰にも言えない恥ずかしすぎる記憶の話です。 …
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40歳になったばかりのある晩、眠ろうと横になったところ、これまで体験したことのないめまいに襲われました。今まで、貧血や低血圧で立ちくらみのようなめまいを経験したことはありましたが、ベッドに横になっているのにめまいがするのは初めてだったので、不安になりました。
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その日は特に忙しかったというわけでもなく、暴飲暴食をしたわけでもなく、いつもと変わらない1日でした。ですが、入浴してパジャマに着替え、ベッドに入って目をつぶるとすぐに異変が起こりました。
突然、無重力感のようなふわふわした感覚が私を襲ったのです。まるでエレベーターやジェットコースターに乗ったときに感じる、スッと足元から落ちるような気持ち悪さがありました。思わず目を開け、体を起こすとその感覚は治まりました。しかし、気のせいかと思ってまた横になると同様の現象が起きて、気持ちが悪くて眠れないのです。
めまいには大きな病気に関連するものもあると聞いていたので、とても怖くなりました。しかし、とりあえず眠れるように対処しなければと思った私は、インターネットで自分なりに症状を調べてみることにしました。
すると、自分の症状に合うものがありました。それは「良性発作性頭位めまい症」というものでした。耳の中にある「耳石」というカルシウムの粒が、剥がれて耳の中で転がることで起こるのだそう。中高年、特に更年期以降の女性には起こりやすい症状だということでした。
耳石が正しい位置に戻ると、この良性発作性頭位めまいの症状は治るということだったので、ネットで調べて寝たままごろごろと左右に頭を動かす体操をしてみました。最初は、その体操をすることでさらにフラフラする感覚があったのですが、数回繰り返すと症状が落ち着いてきました。
その日は体操をして眠ることができたので、翌日に耳鼻科へ行き検査をしてもらいましたが、やはり耳石が原因のめまいの可能性が高いという診断を受けました。すぐに治療が必要なほどの状態ではないということで、ホッとしたのを覚えています。
体操で症状は回復したものの念のため受診したことは、安心につながったのでよかったと思います。また、若いころにはこんな病気があるなんてまったく知りませんでしたが、年齢に応じていろいろな不調が起きてくるんだなということを改めて実感しました。
体験したことのないめまいに襲われ、大きな病気かと思いハラハラしましたが、結果的にはよくある不調ということでよかったです。めまいだけでなく、40歳を過ぎてから今まで体験したことのない不調が増えてきたように感じます。小さな不調をセルフケアしながら、少しでも健康な日々を過ごしたいなと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/高島雅之先生(たかしま耳鼻咽喉科院長)
日本耳鼻咽喉科学会専門医、日本睡眠学会専門医。金沢医科大学医学部卒業。金沢医科大学耳鼻咽喉科で講師を務めたのち、2007年に開院。「病気の状態や経過について可能な範囲でわかりやすく説明する」ことをモットーに地域医療に従事。「宇都宮スリープセンター」を併設し睡眠医療にも携わる。テレビやラジオなどメディアでも、いろいろなジャンルにおいて医療情報を発信。著書に『専門医が教える鼻と睡眠の深い関係 鼻スッキリで夜ぐっすり』(クロスメディア・パブリッシング)があり、Amazonのカテゴリー7つで1位を獲得。
文/大原妙子
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