「一歩も外に出たくない…!」ひきこもりを決め込むも…現実はそう甘くない!? #五十路日和 124
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急に皮膚がどんどん剥けてきてしまい、どんどんその症状が広範囲に広がってしまいました。腫れや湿疹も出てきたのですが、ただのかぶれだと思っていた私はそのまま放置。しかし、悪化してしまいようやく病院に行くと、まさかの病名を告げられました。
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ある日、前触れなくいきなり右手の指の皮が剥け始めました。指先、爪の周辺からどんどん薄い皮が剥けていって、指先の皮膚はバリバリに。気が付くと、ぺろんと皮が大きく剥けてしまうような状態になってしまいました。
私は元々肌が弱く、ひどいアレルギー体質なので、「何かにかぶれたかな」くらいに思っていたのですが、なぜかなかなか良くなりません。ハンドクリームや保湿剤でいつも以上にケアしたのですが、日を追うごとにさらに皮は剥けていって、ヒリヒリとする痛みが強くなりました。
それどころか、1週間くらいたつと腕のほうまで剥けてしまい、剥けて弱く敏感になった皮膚から血も出てきてしまう始末。かゆくてかゆくてたまらない上に、指先から上腕まで湿疹がぶわっと出てきてしまいました。
「これはまずいのでは……」と思い始め、病院に行ってみることにしました。植物や虫などにかぶれてしまったものだと思い込んでいましたが、診断名は「汗疱(かんぽう)」でした。
医師の話を聞くと、「汗をうまく排出できないことで、その汗が皮膚の中にたまって水ぶくれができて、その水ぶくれが破れることで皮が剥けていく」とのことでした。その原因には自律神経の乱れなどさまざまなことが起因しているそうで、一概には言えないそうです。
たしかに自分の腕をよく見ると、小さなふくらみがあちこちにあり、その中には液体がたまっているように見えました。「なぜ片腕だけ?」とも思いましたが、体の半分だけ、ということはよくあるそうです。
私のように何かにかぶれただけと勘違いして放置して悪化する人も多いようで、早く受診してよかったとのこと。塗り薬と抗生物質を処方されて、それを毎日使ううちに徐々に快方に向かいました。
腕全体に塗るため大変でしたが、薬を使い始めてからはかなり症状は落ち着きました。「なんで早く気付かなかったんだろう」「もっと早めに病院に行っておけば」とも思いましたが、とりあえず重症化したり痕が残るようなことがなくて本当によかったです。
皮膚が剥けるくらいで病院に行く必要はないと思っていましたが、重症化する一歩手前でした。指先や手はこまめにケアしているのですが、それでもこのような病気になってしまうということは本当にびっくりです。もっときちんと自分の体をよく見ていこうと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)
獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開院。2024年に新鎌ケ谷くぼた皮膚科泌尿器科を開院、日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門は泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著書に『EDかも!?と思ったら読む本』(自由国民社)がある。
著者:藤原ミキ/40代女性・主婦
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)
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