「プスッ」静かな車内で突然大きな音が響いた。愛犬と電車に乗った私が冷や汗をかいたワケ
愛犬をカートに乗せて電車に揺られていたときのことです。楽しいお出かけになるはずが、思いも寄らない出来事に冷や汗をかくことになりました。あのとき車内で感じ …
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私の母は“アロエ信者”。私がけがや打ち身などをすると、すべて皮をむいたアロエを貼ってもらって治療していました。幼いころに足の指を捻挫した際にも病院に行かず、アロエを貼っていましたが、そのときのけがが大人になって大変なことになったのです。アロエ信者の母のせいで被ってしまったけがの後遺症についてお話しします。
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アロエは鎮静作用があり、昔から「医者いらず」と呼ばれるほど、さまざまなけがの治療に効くといわれています。わが家も母が熱心な“アロエ信者”で、家のベランダや玄関先にアロエの鉢植えが並んでいます。もともとは祖母がアロエを育てており、けがの治療などにアロエを使用していたことから、母も「けがは当然アロエで治す」という考えを持っており、病院に行く前にまずはアロエ! と常に話していて、今もそれは継続中です。
幼いころから、擦り傷や切り傷といったけがは皮をむいたアロエをけがをした箇所に貼り付けてもらって治していました。また、日焼けがひどいときやあせもになったときも、アロエの汁を塗ると、ほてりやかゆみが治まるということで、わが家では常にアロエを使ったケアをおこなっていました。
しかし、母はあまりにアロエに頼りすぎ、あらゆるけがや肌トラブルに多用しており、私自身が大人になってからは、アロエに頼りすぎるのはどうなんだろう? と少し疑問に思うところもありました。
私の子どもがまだ新生児のころ、乳児湿疹がひどくて病院に連れて行こうとしたところ、母が「アロエを塗ったらいいよ!」とアロエの汁を塗ろうとしました。しかし、さすがに新生児の繊細な肌にアロエを塗るのは……と母を止めて子どもを病院に連れて行きました。

私がまだ小学生だったころ、学校で遊んでいたときに、体の大きな上級生に足の親指を踏まれたことがありました。家に帰って見てみると足の親指が真っ青になって腫れており、痛みもあったため、病院に行きたいと母に言ったのです。しかし、母は「捻挫だからアロエを貼っておけば大丈夫だよ」と、病院に行かず皮をむいたアロエを貼って様子を見ることに……。そのときは2週間ほどして治ったと思いますが、その後、時々足の親指に痛みを感じることがありました。
さらに冬場など寒い時期に、足の親指がジクジクと痛むことがありましたが、特に気にはしていませんでした。

私は結婚後、産後に階段を踏み外して、自分が子どものころにけがをした足と逆の足の指を骨折してしまい病院に行ったことがあります。病院の先生が私の足の指を見比べ「昔、こちら(そのとき骨折していないほう)の足の親指もけがをしたことがありますか?」と言われました。というのも、子どものころに捻挫した足の親指が変形して曲がっているというのです。
自分ではあまり気にしていませんでしたが、たしかに言われてみれば足の親指が若干内側に向いているような……。私は小学生のころにけがをしたが、病院には行かなかった話を先生にしました。先生いわく、おそらく当時骨折をしており、ちゃんと骨が付かないまま成長してしまったため、足の親指が変形している、とのことでした。寒い季節に足の親指がジクジクと痛むのも、その後遺症みたいなものです、と話されたのです。
幸いなことに、特に歩行などには問題ない程度の変形のため、今後も足の親指の変形に関する治療をする必要はないとのことでした。もし痛みが出たとしても、テーピングなどで対応すれば大丈夫とのこと。しかし、骨折は必ずきちんと治療をしないと後に大変なことになるため、いつもと違うと感じた場合は必ず病院に行くようにと、強く言われました。「母がアロエを貼って治そうとして……」とはとても言えませんでしたが、やはり個人の判断でけがの対処をするのは危険なことだと強く実感しました。
母には、実はあのときのけがは骨折で….とさりげなく伝えましたが「でもアロエで治って今は問題ないんだからいいんじゃない?」という返答が返ってきて、足の親指の変形についてはあまり重く考えてはいないようでした。
アロエ信者の母の自己判断により、実は骨折していた足の親指をアロエで済ませたことで、大人になって指の変形という後遺症として出てしまいました。相変わらず足が冷えたときには、けがした指は少し痛みがありますが、歩行に問題がない程度の変形で済んだことが本当に幸いでした。
私自身は、けがをしたときは病院にきちんと通うようにしており、母のアロエへの信仰ぶりもどうなのかな……と思い返すこととなった体験談でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長)
整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』『ひざたたき 世界一かんたんな健康法』(アスコム)。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年8月)
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