- 2025.07.03
- スカッと体験談,
「中卒は引っ込んでろ!」私を見下して手柄を横取りした部長…社長の一喝に部長が蒼白したワケ
私は大手商社で営業職に就いています。足が棒になるまで取引先を回って新規顧客を獲得するのが使命です。実は私はわが社で唯一の中卒。学歴について肩身の狭い思い …
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私は現役バリバリの54歳。主婦、母、妻、パート店員と、ひとりで4役を担っています。かれこれもう10年ほど勤めているスーパーは、地元に根付いた巨大店舗。従業員も50名を超える大手ですが、店長に認められ、売り場のリーダーを任せられています。社員もパートも皆仲が良く、働きやすい職場で楽しく仕事をしていたのですが……。
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それは、悲しいことに、店長の訃報から始まりました。まだまだ若手で社員やパートさんからの信頼も厚く、お客様からも人気だった店長が、突然他界してしまったのです。
私たちは、驚きと悲しみの渦の中で、お店が今後どうなるのか不安を抱えることに。それでも、副店長のひと声で、店長の愛した場所を閉めるまいと毎日しっかり営業することで前を向こうとしていました。
そんな矢先。バリバリのスーツを着た厚化粧の女性が開店前の朝礼にやって来たのです。
「私は、ここの元店長の妻です。主亡き今、ここをどうするか悩みましたが、急につぶしたらあなたたちも困るでしょう。これからは私が店長を務めます」
私たちはホッとして、一同顔を見合わせたのですが……。
「夫は今まで、地元に根付いたスーパーだからって年寄り相手の古臭い経営をしていたようだけど、私が店長になったからには方針を変えます。チラシの配り歩きなんてやめて、今後は若者をターゲットにSNSで情報を発信します! 写真や動画でどんどんアピールしていくのよ」と息巻いたのです。
「あの、うちの常連さんはSNSなんてほとんど見ない世代の方ばかりで……」と私が説明を試みると、それが気に障った様子。「あなた、売り場のリーダーだっていうお局パートね。決めた、あなたがSNSの担当者よ。明日から1時間に1つ投稿をしなさい。これは店長命令です」
「そんな……。急に言われても困ります。少し時間をください」と私が青ざめ、他の従業員たちの顔もくもっていくのを見て、彼女はニヤリと笑ってこう言いました。
「あっそう。店長命令が聞けないのね? 口だけ達者で使えないオバサンは給料泥棒。クビよクビ!」
これには私もカチンときました。この女性、本当にあのやさしかった店長の奥さんなのでしょうか? 頼まれてもこんな人の下では働きたくもありません。
「わかりました。では、お向かいの店に行くことにします!」
彼女は、「どうぞご自由に。うちは人件費が浮いて助かるわ。あちらさんだって、あなたみたいなオバサンは雇わないんじゃない?」と嫌みの連発でしたが、私は無言でお店のエプロンを外し、朝礼の場を後にしました。
実は向かいのスーパーのオーナーからは、これまでに何度も「うちで働いてほしい」と言われていた経緯がありました。早速、まだ雇ってもらえるか尋ねてみると、すぐにOKが。
「あなたのように、魅力的な売り場づくりができるスタッフがほしかった!」と言ってもらえたのです。喜んでいると、今朝別れてきたばかりの元同僚のパートさんから着信が。どうやら私に相談があるそうで……。
スーパーの休日を挟んだ翌々日。私がお向かいの店の入り口で、開店前から列をなすお客様にあいさつをしていると……。
「なんで誰もいないの?」という金切り声が響いてきました。目をやると、真っ暗でガランとした古巣のスーパーの店先で、納入された生鮮食品の山を前に、ぼうぜんと立ちつくす店長夫人の姿が見えます。
というのも、一昨日の夜……。他の従業員も全員、こちらのスーパーで雇ってもらえないかという相談があったのです。こちらのオーナーもまた、亡き店長のように郷土愛の強い地元っ子。ライバル店長の突然の訃報を悲しみ、どうにかしたいと考えていたのだとか。
そして、皆で相談した結果、ひとまず全員がこちらのスーパーに出勤してみるというこの計画を実行することにしたのです。
その後、従業員全員に頭を下げた店長夫人。高飛車な態度を改め、なんと私の指導で地元で愛されるスーパーについて学び直し、亡き店長のお店を守りたいと言ってくれました。
もちろん私は、彼女を一人前に育てるつもりです。
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地元密着型のスーパーにはその良さがありますし、これまでの経営方針をガラッと転換するのもリスクが伴います。しかも、年齢で人をバカにし、解雇を宣言するなどもってのほか。新参者の横暴社長夫人も、ベテランパートを見習って、より良いお店づくりに精を出してくれるといいですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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