「あれ?視界がかすむ」長年愛用したコンタクトレンズに起きた予想外の変化とは【体験談】
スマホの画面が急にかすんで見えたある日。原因は画面の汚れではありませんでした。20年以上愛用していたコンタクトレンズに、思いも寄らない変化が起きていたの …
ウーマンカレンダー woman calendar
ハードタイプのコンタクトレンズや眼鏡を、かれこれ30年ほど使用している40代の私。仕事や育児に追われているうちに、気が付いたら眼科を受診しないまま10年以上が経過していました。このままではさすがによくないだろうと思い、眼科へ足を運んだときの話です。
★関連記事:文字がぼやける…もしかして老眼?8年ぶりに眼科へ行ったら意外な結果が【体験談】
私のコンタクトレンズ装着時間は1日平均13〜14時間と、かなり長時間です。小学校4年生ごろに、学校の健康診断で視力低下がわかり、それ以降、眼鏡生活をしていました。バレエを習っていたこともあり、当時からコンタクトレンズを併用。目に合うソフトレンズがなく、使用していたのはハードタイプです。使い始めてからは、視力検査やコンタクトレンズの作り直しなどで定期的に眼科を受診していました。
ところが30代になって地元を離れた後、視力低下が落ち着き、コンタクトレンズを作り直す必要がなくなります。緊急性を要することがなかったため、新しい眼科を探すことが後回しになっていました。もともと使っていたコンタクトレンズは、私の目のカーブなどに合わせて加工して作ったもの。新しく作るとなると時間やお金がかかるため、使える限り同じものを使用していたのです。
「次に通うところでも自分に合うコンタクトレンズを作ってもらえるのかなぁ」という不安な気持ちもあり、新しい眼科へ行けないでいたのです。
そんなある日、40歳になったころから目の充血が気になったり夜間の運転時に車のライトや街灯がまぶしく感じたりするように。まぶしさを感じるのはコンタクトレンズを着用しているときだけで、外せばそのような症状はなかったので、夜に運転するときにはコンタクトレンズを外して眼鏡をかけるようになりました。
さらに、コンタクトレンズや眼鏡をつけたまま近くのものを見ると、見えづらくもなってきたのです。「もしかしてこれが老眼? やっぱり眼科に行かないとダメかなぁ」と私は思い始めました。ちょうどそのころ、娘が学校の健診で視力低下を指摘されて、眼科へ行くことになったので「ここで行かなかったらまた機会を逃してしまう」と、思い切って私も受診することに。
10年以上眼科受診していなかったので、内心怒られたりしないか、何か病気があったらどうしようとドキドキしていましたが、眼科の先生は、怒ることはなく終始穏やかな態度です。視力検査のほか、機械で目の写真を撮ってもらったり光を見たりする、角膜内皮細胞検査や角膜形状解析検査を実施。さらに、コンタクトレンズの汚れのチェックもしてもらいました
検査が終わり、目の病気や大きなトラブルはなくひと安心。夜間の運転時にまぶしくなるのも、コンタクトレンズのサイズが合っておらず、ずれやすいことが原因だったようで、傷や汚れはありませんでした。
しかし、そもそもコンタクトレンズや眼鏡の度が合っていないことを指摘されたのです。それも、視力が悪くなったのではなく「使っているものは度が強すぎるから、度を下げたほうがいいよ」と言うのです。地元で通っていた眼科で検査をして処方してもらったものと、同じ度数のものを使用していたはず。何もしていないのに視力が回復したとも思えず、理由はわかりません。いずれにしても強すぎるということで、眼鏡とコンタクトレンズを作り直すことになりました。
新しい眼鏡の処方箋には、-6.25と記載。これまで使用していたものは-7.25で、新しい眼鏡は今までのものよりも度が弱く、初めは見えにくい気がして不安でした。とはいえ、車の免許証を更新するのに必要な視力はもちろんクリアしているレベルです。1週間もしないうちに新しい眼鏡に慣れ、今では前に使っていた眼鏡をかけるとクラクラするほどに。なんとなくですが、目の周辺も軽くなったような気がします。
さらに眼鏡をかけたままでも、手元も問題なく見えるようになりました。先生も「度が強すぎただけで、まだ老眼ではないから大丈夫。コンタクトレンズを使用している人は、角膜内皮細胞が減りやすいから、時々チェックに来てね」とのことでした。
いつから度が合わない眼鏡を使っていたのかはわかりませんが、もっと早く受診していたら、目がラクだったと思います。緊急性が高くなくてもコンタクトレンズや眼鏡を使っている以上、しっかり眼科にかかるべきだったと反省。
育児や仕事を追われ、自分の体のことは後回しになりがちですが、健康を保つのも大事な仕事の1つです。これからは眼科に限らず気になるところは早めに受診して、体のメンテナンスもしていかなければと思うきっかけになりました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)
日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)
★関連記事:驚き!「目の大きさが左右で違う!左目が開けにくい」→眼科を受診してわかった原因とは【体験談】
あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈
小学生で視力が落ち始めた私ですが、そのころにはもう飛蚊症の症状がありました。とはいえそれから30年以上もの間、飛蚊症が生活に支障を来すようなこともなく、特に悩んでもいなかったのです...
続きを読む小さな文字が見えづらくなり、最近老眼鏡を使い始めたという、100均パトロールを日課にしている人気インスタグラマーの神本依央さん(@io_kamimoto)。100均で見つけた便利な...
続きを読むイラストレーター&漫画家のフカザワナオコさんは、アラフィフ女子の日常についてマンガにされています。思わず共感したり、笑ってしまうマンガばかり。 今回は、ちょっと切ない日常の...
続きを読む夫、息子3人、夫の両親、柴犬と暮らすフィフママさん(@fifmama)。アラフィフの身に起こった日常を気まぐれ絵日記にして紹介しています。 前回、目に液体洗剤がかかり、溶けた目の角...
続きを読むある日、右目のまぶたにコロコロとした違和感が! 鏡を見てみるとまぶたにポコッとしたふくらみがありました。数日たてば治るだろうと、市販の洗眼液で目を洗うだけで放置していると、日に日に...
続きを読むスマホの画面が急にかすんで見えたある日。原因は画面の汚れではありませんでした。20年以上愛用していたコンタクトレンズに、思いも寄らない変化が起きていたの …
職場の定期健康診断で視神経乳頭(ししんけいにゅうとう)に出血があると言われ、緑内障の疑いで再検査を受けることになりました。高齢者に多いとうわさの緑内障。 …
年齢を重ねるとともに、体のあちこちに変化が出てきています。腰が痛い、肩が痛いなどの痛みに関するものや、物覚えが悪くなった、パッとすぐに固有名詞が出てこな …
私の仕事はWebライターです。平日は5~8時間ほどパソコンを使ってWeb上の記事を作成しているせいか、慢性的な目の疲れと痛みに悩まされています。若いころ …
アラフィフ主婦のへそさんによる、緑内障の治療について描いたマンガ。 先天性緑内障を患っているへそさん。生後1年もたたないうちに緑内障になったため、物心が …
アラフィフ主婦のへそさんによる、緑内障の治療について描いたマンガ。 先天性緑内障を患っているへそさん。生後1年もたたないうちに緑内障になったため、物心が …
アラフィフ主婦のへそさんによる、緑内障の治療について描いたマンガ。 先天性緑内障を患っているへそさん。生後1年もたたないうちに緑内障になったため、物心が …
小学生のころからド近眼で、高校生からはコンタクトレンズを利用していました。40歳でレーシック手術を検討したものの、医師の言葉で近視矯正を断念したことがあ …