「もう若くはない」家事育児ノータッチの昭和な夫。妻が不安をぶつけると、無言だった夫が意外な行動
目次 1. 夫は亭主関白 2. もしも私が先に… 3. 何を言っても夫は黙ったまま 4. 交通事故に遭い、足を骨折した私 5. まとめ 何を言っても夫は …
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翌週になり、いよいよ出発の日も目の前。先週の祖父は「命に別状はない」ということでしたが、だんだん雲行きがあやしくなっており、母からの電話も「今生の別れになるかも」「すぐに来たほうが良い」という言葉へと変わっていました。
そのため、不安な気持ちを抱えながら帰省のための荷造りをしていたところ、夫が週に1度の義実家訪問から帰ってきました。夫の手には何かが握られており「母(義母)から良い情報をもらった」「出発前に間に合ってよかった」と言いながらうれしそうに私にそれを渡してきました。
見てみると、握られていたものは1枚のチラシで、そこに書いてあった文字は「喪服のセール」。突然のことに意味がわからず、どういうことだろうと考えていたところ、夫から「祖父のための喪服が安く買えるよ」というひと言がありました。
それを聞いた私は、本当に祖父が亡くなってしまうかもしれないという不安な気持ちが相まって「祖父はまだ生きているのに、どうしてそんなことを言うのか」と、思わず激怒してしまいました。
しかし夫からは驚くべき返答がありました。
「(当時は病気などもしておらず、とても元気であった)祖母のときも使えるだろう」
「せっかく安く買えるチャンスを見逃すのは、家計を浪費する考え方」
「セールで買わないのであれば、喪服代は俺の稼ぎからは一銭も出さない」
きっと私が何に怒っているかわかっていないのだろうと思いました。いくら説明しても根本が違うのだから仕方ないと諦め、悲しい気持ちのまま出発の日を迎えました。当然、喪服は購入しませんでした。
結果的に程なくして祖父は亡くなってしまい、夫からは「あのとき買っておけば、高い値段で喪服を買わずに済んだのに」と、それ見たことかと言わんばかりの態度で言葉を投げかけられました。しかし、それは結果論であり、少なくとも、祖父を亡くして気落ちしてる人にかける言葉ではないと今でも考えています。
この経験を通して気付いたことは、人それぞれに大切にする価値観があり、必ずしも正解・不正解では測れないものかもしれないということです。喪服の購入を巡って、夫は実践的な経済を考えた視点から家族を守ることを価値とし、私は喪服に込められた感情を価値として大切にしていたことから起こったすれ違いだったと思います。
どちらも家族の幸せを願う気持ちから生まれているものであり、お互いにお互いを思いやる気持ちが持てていれば、このような争いになることはなかったのではないかと反省しています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:遠藤ちよ/30代女性・主婦
イラスト/マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年3月)
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