「教会の挙式では…」え?私の服装はマナー違反!?初めての結婚式で思わぬ指摘を受けた理由
目次 1. ノースリーブワンピで教会へ 2. 準備万端だと思っていたのに…! 3. まとめ 準備万端だと思っていたのに…! 先日、親戚の結婚式に出席した …
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結婚式が始まり、特に大きな問題もなく順調に進んでいきました。すると突然、夫からのサプライズがあるとのアナウンスが流れました。私は何も聞いていなかったので驚いていると、スクリーンに「新婚生活を大公開」と大きな文字のタイトルが。会場の全員がスクリーンに釘付けになり、私も「何が起こるんだろう」と前のめりになりました。
すると、映し出されたのは私が夫に甘える様子や、朝起きたばかりで化粧もヘアセットもしていない私の姿。なんと夫は私に内緒で日々の生活を隠し撮りしていたのです。
映像が終わると一気に会場がざわつき始めます。私は恥ずかしさのあまり泣き出してしまいました。ウェディングプランナーも「すみません。私も止めたんですが、ご主人さまがどうしてもとおっしゃって……」と慰めながら私に言いました。
夫は「俺たちがどれだけ仲がいいか見せられたからいいだろ?」と悪びれる様子もありません。結婚式の途中ではありましたが、私は「結婚式でありえない! もう離婚よ!」と夫に伝えると、その場で泣き崩れてしまいました。
何とか式が終わると「ごめんなさい。息子が何もわかってなくて……」と謝る義母。義父も「お前、自分が何をやったかわかってるのか?」とあきれていました。普段温厚な義母や義父に激怒され、事の重大さに気付いた夫は「こんなふうになるなんて思わなかったんだ。ごめん」と平謝り。しかし私は「いくら謝ってももう時間は戻せない!」と夫のことを受け入れられなくなっていました。
それから1カ月以上たっても、私は夫を許せず、口をききませんでした。そんな状況を夫が伝えたのか、義母が私を訪ねてきたのです。
義母は「本当にごめんなさい。息子のしたことを許せとは言わないわ。一緒にいるのがつらいなら離婚していいわよ」と私に言いました。いつも息子を溺愛している義母なので「息子をもう許してあげて」と言われるとばかり思っていた私。まさかの言葉に、私は思い切って今の正直な気持ちを義母に話してみることに。
「夫の陽気でいつも前向きなところは好きなんです。でも、結婚式でのあの行動だけはどうしても許せなくて」と私が言うと、義母は「許さなくていいのよ。ここだけの話だけど私の夫は、若いころ一度だけ浮気したのよ。それは今でも許せない」とさらりと言いました。私は「何で離婚しなかったんですか?」と問うと、義母は「正直わからないのよね。でも、夫からの愛情は変わらず感じられて」と答えました。
義母が帰り、ひとりで冷静になって考える時間を取りました。今はまだまったく夫を許す気持ちにはなれません。しかし、夫と離婚したいわけではないということに気付きました。
しばらくして夫が仕事から帰宅し、自分の気持ちを伝えることに。「今日、お義母さんが訪ねて来て、あなたをまだ許せないって話をしたんだ。そしたら許さなくていいって」と私が言うと、夫は「ほんとに済まなかった。ただその場が盛り上がると思ってやっただけなんだ」と謝り続けました。
私は「お義母さんが許さなくていいって言ってくれたおかげで、モヤモヤした気持ちがスッと晴れた気がして。あなたをまだ許せないけど、これからも一緒に幸せな家庭を築いていきたいって思ったの」と改めて伝えると、夫は「ありがとう。もう離婚されても仕方がないと思っていた」と涙を流しながら言いました。
本気で離婚を考えていましたが、義母から「許さなくてもいい」と言われたことで冷静さを取り戻せた私。最悪な思い出しかない結婚式ですが、5年たった今では笑い話になりつつあります。そして2人の娘にも恵まれ、いつも陽気で明るい夫とともに、にぎやかで楽しい家庭を築くことができています。親戚や知人にどう思われたかわかりませんが、義母の言葉が私を救ってくれた出来事でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
マンガ/あさうえさい
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年4月)
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