「生活費10万円払えないなら出ていけ」年金暮らしの私を追い出した同居嫁の末路
目次 1. 突然の同居宣言 2. 同居初日からの違和感 3. 1年後の再会 1年後の再会 1年ほどたったある日、長男の妻から連絡がありました。 「お義母 …
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父はそんな夫を気に入り、友人・知人にも「跡継ぎになるためにわざわざ婿養子になってくれたんだ」といつも自慢していました。夫は結婚前の仕事を辞め、父の会社に入社。「お父さんはすごい人だね。俺も役に立てるよう早く仕事を覚えないと」と言ってくれ、奮起しているようです。
父が「婿さんは、お前がしょっちゅう顔を出して様子見ると嫌がるだろう」と言ったため、私は言いつけを守り、事務所には近づかないようにしていました。夫は毎日疲れて帰ってきていましたが「仕事に慣れるまでが大変だから」と言い、環境になじもうと努力している様子。私は結婚生活も家業もうまくいっていることに満足して暮らしていました。
ところが、夫が入社して半年がたったある日、父から耳を疑うような電話が。「最近、婿さんどう?」と父は尋ねます。私が驚いて「え? 会社で聞けばいいじゃない」と聞き返すと、父は困惑した様子で夫の近況を話してくれました。
数日前、夫が現場で大きなミスをしてしまい、父が夫を叱責したそうなのです。納期が迫っていたこともあり、つい厳しい態度で接してしまったと言っていました。「それで? 夫はどうしたの?」と聞くと父は「実はその日から婿さんが出社してないんだ」と言います。今朝も弁当を持って家を出た夫でしたが、まさか出社していないとは思ってもいませんでした。
父からの電話を切った後、夫に電話。すると「はい、もしもし。今忙しいんだけど」とふてくされた様子です。「今どこ?」と聞くと、出社していないことがバレたとわかったのか「近所の喫茶店」と答えました。
喫茶店へ向かうと夫がうなだれた様子で座っていました。「会社に行っていないの?」と問うと、夫はうつむき、震えるような声で「ごめん……」とつぶやきました。聞けば夫は、慣れない現場仕事についていけず、父や社員たちから「婿養子は使えない」「こんなこともできないのか」と毎日叱責されていたそうです。
それでも私に心配させないよう毎日仕事を頑張っていた中、大きなミスを起こしてしまい、「自分には向いていないから仕事を辞めよう」と決心したとのこと。しかし、婿養子として結婚した手前、妻や両親になんて言えばいいか悩んでいたようです。
私は深い後悔の念に襲われました。家業のことばかり考えて、夫が苦しんでいることに気付きもしなかったのです。「辞めていいよ」と夫に告げると、夫は「頑張れと言われるのもつらかった」と言い、泣いてしまいました。
その後、家族で話し合い、夫は会社を辞めることに。父もふんぎりがついたようで過度な叱責について「婿さん、ごめん」と謝罪。会社は将来的に事業譲渡の形で、信頼できる人に渡すことにしたそうです。
夫は元々従事していた職種に復帰し、今は元気に働いています。お父さんの気持ちをくんで婿養子を、とずっと考えてきた私でしたが、そのことで夫を追い詰めることになり、とても申し訳なく思っています。夫は「やってみないとわからないから、トライできてよかった」と前向きに捉えているようです。
しかし、これからは結婚当時の過ちを繰り返さないよう、目の前にいる人の気持ちを大切にしたいと思っています。自分はうまくいっていると感じていても、誰かが苦しんでいるかもしれないという視点を忘れずに、これからも結婚生活を送っていきたいです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
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