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未就学の息子のトイレトレーニングが始まったころ、家庭内の「トイレ担当」を巡って小さな攻防がありました。最近はネット上でも「男の子が女子トイレに入ること」に関する議論が増えていますが、わが家でもまさにその問題に直面したのです。
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私が外出先で息子をトイレに連れて行くのは難しい場面も多く、なるべく夫にお願いするようにしていました。ところが、夫はどうもトイトレが苦手。息子が「行きたくない」と言えば「そうか」と引き下がり、私に叱られるのを恐れて“行ったフリ”をすることもありました。
そして先日、地方のデパートで事件が起きました。夫と息子が「トイレ行ってきた!」と戻ってきたわずか5分後、息子が突然「ジャー」。短パンの裾から靴と靴下までびしょ濡れになってしまったのです。
慌てて夫に問いただすと、「息子が『便器に落ちるのが怖い』と言うから無理強いしたくなかった」とのこと。たしかに怖い気持ちはわかりますが、親が支えてあげれば済む話。
結局、替えのパンツとズボンしかなく、靴はどうしようもなくて家に直行することに。床にこぼれたおしっこは、タオルとアルコールティッシュで必死に拭き取りました。この一件で、夫も息子も少しはトイトレの重要性を理解してくれたようです。
今回の出来事で、家族の“連携プレー”の難しさを痛感しました。まだ息子も小さいので、靴まで濡れてしまう悲劇を防ぐために、しばらくは長ズボンとトレーニングパンツでお出かけするつもりです。今後は父子で行動する場も増えますが、しばらくは私は少し離れたところから、そっと見守りたいと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:松村かおり/30代女性・アルバイト
イラスト/マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)
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