
20代、30代は、子育てと仕事に追われて日々忙しく、自分の時間を持つことはできませんでした。しかし、40代に入り子どもに手がかからなくなったことで、少ずつ時間に余裕ができるように。しかし、それまですべての時間を家族のために使っていた私は、やっとできた自分の時間に何をしたら良いのかわかりませんでした。
そこで、ストレス解消や生活にハリの出る趣味を探すことにした私の体験をお話しします。
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偶然出合った曲に夢中に

ある日たまたまテレビをつけ、なんの気なしに見ていたドラマ。ドラマ自体もとてもおもしろかったのですが、クライマックスで流れる曲がとても良く、もっと聞きたいと思いました。曲はまだリリース前ですぐに聞くことはできませんでしたが、そのアーティストを調べてみると、ずいぶん前に見たテレビのコマーシャルで気になった曲を歌っていた人であることがわかりました。
「きっと私はこの人の歌が好きなんだろうな」と思い、初期の曲からすべて聞いてみたら予想通り。曲もさることながら歌詞がグッと心に刺さり、すっかりファンになってしまいました。
このことがきっかけで学生のころは音楽が好きでいろいろな曲を聞いていたことを思い出した私。少しずつ他のアーティストの音楽も聞くようになりました。動画でライブ映像を見るのも楽しく、いつかあの空間に混ざって手を振ったり、歌ったりしたいと思うようになりました。
さらに、好きなアーティストの投稿を見たいがために、これまで関わろうとも思っていなかったSNSに登録。SNSを使い始めたことでニュースとは違ったいろいろな情報に触れ、世界がグッと広がった気がしました。
次にハマったのはアニメ

音楽の他にも何か楽しいものはないかと探していると、アニメ好きの長男が「これおもしろいから見てみれば?」とアニメをおすすめしてくれました。子どもが小さいころは、一緒にアニメを見ていたのでアニメ自体には抵抗がなく、すんなり見始めることができました。おすすめされたアニメはとてもおもしろく、睡眠時間を削って見るほどに。
次々と気になる作品やおすすめされた作品を見ていくうちに「この声、聞いたことがある!」と思うことが増え、その声を調べるうちに今度はその声を演じている声優さんにも興味が出てきました。
ある声優さんの動画を探していたところ、何年も前におこなっていたラジオ番組を見つけました。聞いてみるととてもおもしろく、またまた夢中に。声優さん目当てにアニメを見たり、声優さん本人が出演している番組を見たりと、楽しみがどんどん増えていきました。
長男におすすめされて見始めたアニメですが、今では私が長男にアニメをおすすめするようになってしまい、家で一番のアニメオタクになりました。