
ユニクロメンズの「スフレヤーンローゲージ カーディガン」。この秋、発売されるやいなや、「着痩せして見える」「着こなしの幅が広い!」とSNSでも話題になりました。たっぷりとした着やすいサイズ感とチクチクしないしっとり生地、そして何よりも“立ち襟”で立体感があるニットなので、着るだけでスッキリ&きちんと見せてくれます!
ハタチのころからファッション誌の編集に携わり、長年“ババアファッション”の書籍も作ってきたエディターでもある中田ぷうがメンズカーディガンの魅力をお伝えします!
襟もとは開けたり閉めたりで、いろいろな着こなしに

このニットの推しポイントは何よりもこの“襟”! 全部ボタンをしめて“立ち襟”にして着ても良いし、第4ボタンまで外して着ても良いし、ボタンは閉めずに着ても良い。3通りの着こなしが楽しめるんです。
アラフィフにもなると首のシワが目立ってくるようになりますが、このニットを立ち襟にして着れば首を隠すことができますし、第4ボタンまで外せば襟の立ち具合が立体感を生み、顔周りのたるみをカバー。またボタンが大きめのため、縦のラインを強調してくれる視覚効果もあります。
私だけでしょうか。年々、年とともに締めつけのきつい服が嫌いになり、ゆるっとしたシルエットの服しかもはや着たくないのですが、この“スフレヤーンカーデ”はそういう意味でも優秀。
通常のタートルニットなど首が苦しく感じて長時間着ていられませんが、これは立ち襟にして首周りをゆったりと覆うので、苦しくないんです。しかもチクチクしない。
そしてゆったりサイズで重ね着することもでできるため、カーデとしてだけでなく、暖かい日やちょっと近所に出かける際のアウターとしても活躍してくれます。

“スフレヤーンカーデ”は私が買った写真のネイビーほか、グレーとブラウンがあります。ブラウンなどすごく人気で、私も最初買おうと思ったのですが、試着して断念! 何しろこのニット、もこもこ系なので色選びと着こなしを間違えると太って見えてしまうんです! だからアラフィフ&ぽっちゃりさんであれば、締め色のネイビーを選ぶのが正解。
また女性が着ると“萌え袖”になるくらいゆるっとしたシルエットなので、スカートに合わせるとものすごい寸胴&野暮ったい着こなしに。特にフレアスカートなど合わせたら、“カントリーおばさん”みたいになってしまうので要注意です!
よほどスタイルに自信のある人、痩せ型の人はスカートもどうぞ。基本は細身のレギンスタイプのパンツを合わせるのがスッキリ見えるのでおすすめです。
次の章で、おすすめのコーデを紹介します。