もしかしたら「自閉スペクトラム症(アスペルガー症候群)」かもしれないと気付いたゆーとぴあさんの体験を描いたマンガを紹介します。
次男が通う療育園の面談で「忘れ物が多い」と保育士から注意を受けてしまったゆーとぴあさん。自分自身の忘れ物の多さに「自閉スペクトラム症(アスペルガー症候群)」なのではないかと思うように。思い返せば子どものころから心当たりがあり……。
療育園での面談をきっかけに自分自身に「自閉スペクトラム症(アスペルガー症候群)」の疑いがあるのではないかと思い始めたゆーとぴあさん。発達障害と向き合い、治療に向けて一歩踏み出したいと考えるようになりました。
そこで自分の子どものころのことをふと思い返すと、今も変わっていない一面がありました。



私自身の子どものころを思い返すと、「そういえば今と変わっていないな……」と感じる出来事が。
小学生のころから、絵を描くことが好きだった私は家でよく落書きをしていました。自由帳に描けばいいものを、学校に提出しなくてはならない大事なプリントの裏に落書きをしてしまったことがありました。
それを見つけた母からは「あー! そのプリントに描いちゃダメー!」と怒られてしまい……。一体何のプリントなのか、本当に絵を描いてもいい紙なのか確認せず、落書きを繰り返す娘に、母はさぞ困っていたことだろうと思います。
しかし今も変わらず、無意識のうちに提出しなければいけないプリントに落書きをしてしまうことが。絵を描いてはいけないものだったと気が付くのはいつも紙いっぱいに落書きを終えた後……。
同じ失敗を繰り返してしまうということも、自閉スペクトラム症(アスペルガー症候群)の特性の1つのようです。振り返ってみれば、小学生から同じことを繰り返し、現在も変わらない自分がいました。
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目の前の事に集中するあまり、落書きをしている紙が大事なプリントと気が付かないというゆーとぴあさん。子どものころだけではなく大人になった今でも、同じ失敗を繰り返しているようですが、短所と長所は紙一重ではないでしょうか。絵を描くことに対する集中力が、現在の活動につながっているともいえますよね。
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監修/芙和せら先生(一般社団法人芙和せら心理研究所代表理事)
公認心理師(国家資格)、シニア産業カウンセラーなどの資格を多数所有。世界初となるフラワー心理セラピーを創始し、芸術両方を中心とした心のケアをおこなっている。「すべての人の心を大切にすること」をモットーに活動している。