
繰り返しの毎日を過ごしていると、うれしいことや悲しいことがあっても自分の中だけで処理してしまいがち。生活の中に他者の視点が欲しいと思い、タロット占いを始めました。スピリチュアルな雰囲気も興味深く、自分で自分をカウンセリングするような心地良さを感じている私の体験談を紹介します。
他者の視点をもたらすタロット占いにトライ
アラフォーの今、私がハマって楽しんでいるのがタロット占い。きっかけはある夜、約3年続けている日記を書きつつ「自分の気持ちを文字にして掘り下げるのも楽しいけれど、ちょっと飽きてきた。別の視点で自分を見てみたい。何か手軽にできることはないだろうか」と考えたことでした。
そう考えたときにふと思い出したのが、小学生のときに遊んでいたタロット占いでした。カードを繰って、出た絵柄を基に自分で意味を読み解いていく作業は、自己を深掘りする日記とは別の他者の視点を持つことができそうでおもしろそうだなと思ったのです。
雰囲気づくりにも凝って非日常を演出
早速Amazonで人気だった『78枚のカードで占う、いちばんていねいなタロット』(日本文芸社)という手引書とタロットカードを購入。せっかくなのでスピリチュアルな雰囲気づくりにも凝ってみました。
キャンドルをともしてお香をたいてみると、思った以上に雰囲気が出てすっかり占い師気分。そんななか、心を落ち着けてタロットカードを繰り、不思議で美しい絵柄を自分の生活に当てはめて読み解いていきます。すると今まで自分だけの視点で悩んでいたことを、まるで友人の悩みを聞いてあげているような他者の視点で見ることができるようになりました。
自分以外の視点が新鮮に感じられる
例えば何か失敗をしたとして、日記だと自己嫌悪を書き連ねたところで嫌になって終わってしまいがちだったところを、タロット占いを通せば、自然と解決策を探すような読み解き方ができるのです。自分を相手に、友人を励ますような心のあり方でいられるのが新鮮に感じました。
正直なところ私のタロット占いは、結果の当たり外れだとか、霊感的なものがあるかなどは、あまり重要視していません。ただスピリチュアルな雰囲気を楽しみ、生活に自分以外の視点を取り入れることが目的となってきています。
まとめ
スピリチュアルなことにまったく興味のなかった私が、案外ハマったタロット占い。自分の中で完結しがちな日常のあり方に、さまざまな視点を投げかけてくれるおもしろい趣味になってきています。キャンドルの明かりとお香の煙の中、不思議で美しい絵柄の解釈を考える時間はちょっとした非日常。これからも時々カードを繰ってスピリチュアルの世界に遊んでみたいと思います。