「掃除しておいたのよ」義母が結婚半年で豹変!家具を移動、食品も処分、さらに失った大切な物は
結婚して半年が過ぎたころ。やさしい人だと思っていた義母が、少しずつ自分のルールを私たちの生活に持ち込んでくるようになりました。 ★関連記事:「えっ、なく …
ウーマンカレンダー woman calendar

友人のすすめでアドラー心理学の本を読みました。その本にあったとおり、課題の分離を意識して生活すると、心と頭が整理されてクヨクヨ悩むことがなくなりました。心と頭の負担が減ったことで、忙しい日々でもリラックスして過ごせる時間が増えたような気がします。少し意識をするだけで、生活に変化をもたらしてくれたアドラー心理学についてつづってみました。

アドラー心理学を知ったのは、健康そのものだった両親の闘病生活がきっかけでした。アラフォーになってから、同世代の友人からご両親の病気や入院の話を聞くことが増えてはいたものの、私にはどこか遠い話のように感じていました。
心の準備がまったくできていなかったところに、両親が立て続けに大病を抱えたことで、私の生活が一変しました。両親とも大きな手術、数カ月に及ぶ入院生活になり、私は毎日のように病院に通っていました。どちらの病状も楽観できるようなものではありませんでした。そのため、私は自宅にいても病院から電話が入るのではないかと常にビクビク。頭から両親の病気のことが離れず不安に苛まれていました。
ささいなミスをしてしまうことも増え、心身ともにヘトヘトの日々。そんな状況をいつも友人に聞いてもらっていました。心理カウンセラーの資格を持つ友人はいつも的確なアドバイスで支えてくれました。ある日、その友人から「アドラー心理学の本を読んでみて。きっと役に立つと思う」と言われ、早速すすめられた『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)という本を読んでみることにしました。

『嫌われる勇気』というインパクトのあるタイトルですが、内容はアドラー心理学のエッセンスがギュッと詰まっていて読みやすいものでした。アドラー心理学は実践の心理学であり、学ぶだけでなく実践をすることが大切とありました。
実践のための方法がいくつか書かれているなかで印象に残ったのは、物事を他者の課題と自分の課題に分けて考えて、他者の課題には介入しないという課題を分離するという考え方です。課題を分けるポイントとして「その課題の最終的な末路を経験し責任を負うのは誰かを考える」とありました。私はこれを自分自身でコントロールできることか、できないことかに分ければ良いと捉えて、自分の直面している課題の分離をおこなってみました。
心配の種である両親の病状、これは他者の課題です。一方、入院している両親のサポートは自分の課題になります。ここを分離したことで自分のすることがクリアになり、ラクになりました。両親の病状は心配ですが、過度に不安になっても私が変えられるものではないこと、自分ができることはサポートであり、何より自分自身の健康にも注意して両親に余計な心配をかけないようにすることだと気付きました。

この課題の分離を意識するようになってからもしばらく両親の闘病生活は続きましたが、私は自分の課題をこなすことに専念するようになりました。それまでは医師から説明があると言われると悲観的な内容を勝手に想像してオロオロしていましたが、そういうことも少なくなりました。両親の病状に一喜一憂しないで、落ち着いて向き合えるようになりました。心の負担が減ったことでひどい疲れを感じることもなくなりました。
その後、ありがたいことに両親は退院することができ、私の生活も元に戻りました。日常に戻ってからも課題の分離を意識して生活していると、改めて自分ではコントロールできないことにイライラし、ストレスを感じていることが多いと気付きました。自分の課題をクリアにして、目の前のことに集中すると生産性も上がります。同じことをしていても前よりも早くできるようになり、時短にもつながりました。
これからも課題の分離を意識して過ごしていきたいと思っているものの、他者の課題に介入しないということがうまくできません。家族のことになると、つい口出しをしたくなります。ここは今後の自分の課題でもあります。
思いもよらなかったコロナ禍においても、この課題の分離を意識することで過度な心配や不安を感じることなく過ごしています。ワクチンがいつできるのか、いつまでこの状態が続くのかというのは他者の課題として、気にし過ぎないようにしています。新型コロナウイルスの予防をしっかりすることや、食生活に気を付け免疫力をアップさせておくこと、自粛生活を言い訳にして太らないようにすることは自分の課題ですので、こちらに意識を向けています。とはいえ、この長期化したコロナ禍が少しでも早く過ぎ去ってくれることを願ってやみません。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈
自身も子宮全摘手術を受けた宮島もっちーさんが、フォロワーのもずくさんの子宮全摘の様子を描いた手術体験マンガ。 ナプキンを2枚使っても昼は2時間もたない……。過多月経にもかかわらず、...
続きを読む自身も子宮全摘手術を受けた宮島もっちーさんが、フォロワーのもずくさんの子宮全摘の様子を描いた手術体験マンガ。 40代後半のもずくさんが婦人科を受診すると、複数の子宮筋腫が見つかり、...
続きを読む小さいころに両親を事故で亡くした私は、姉に育てられてきました。姉は学生のころから働き始め、生活の中心をほとんど私に置いてくれていた人です。私は社会人になってからようやく安定した職に...
続きを読む自身も子宮全摘手術を受けた宮島もっちーさんが、フォロワーのもずくさんの子宮全摘の様子を描いた手術体験マンガ。 性交未体験のもずくさんは、30歳のときに受けた子宮頸がん検診にトラウマ...
続きを読む自身も子宮全摘手術を受けた宮島もっちーさんが、フォロワーのもずくさんの子宮全摘の様子を描いた手術体験マンガ。 開腹手術で子宮全摘することになったもずくさん。医師から寄り添いの言葉を...
続きを読む結婚して半年が過ぎたころ。やさしい人だと思っていた義母が、少しずつ自分のルールを私たちの生活に持ち込んでくるようになりました。 ★関連記事:「えっ、なく …
義実家に帰省したとき、世間話の中で義両親からファミリーカーをすすめられました。軽い話のつもりで聞いていたのに、思っていた以上に話が進んでいき、引き返せな …
妊娠をきっかけに、生活の小さなことまで気になるようになりました。そんな私が、夫との会話で感じた「価値観のズレ」。自分が神経質なのか、それとも当然のことな …
出世欲の強い同僚が、上司に積極的にアピールして早々にリーダーに抜擢されました。けれど、その後、彼のある欠点があだとなり、半年後にまさかの展開を迎えること …
産後の疲れとストレスがたまっているのだから、体調不良も当たり前のことだと思っていました。そんなある日、医療機関を受診してみたところ、医師も驚きの診断があ …
50代後半で会社員として働いている私は、ある日、嫁から「今週末、子どもたちを預かってもらえませんか」と頼まれました。孫が2人いる身として、最初は会えるの …
人生最良の日になるはずが、まさかの「汗だく」スタート。前日から完璧に準備していた私を襲ったのは、夫のマイペースすぎる行動でした。あの日の焦燥感と衝撃は、 …
インスタグラムやブログで家族の話をつづっているおーちゃんによる50代の日常を描いたマンガ。 アラフィフのおーちゃんは、50代になってもおしゃれが大好き。 …