「ズボッ!」初めての医師の診察がなんか雑!と思ったらまさかの事態に #ときめけBBA塾 143
人気マンガ家・イラストレーターの和田フミ江さんがステキなおばあちゃんを目指すマンガ連載「ときめけBBA塾(ばばあじゅく)」。 甲状腺にできた腫瘍を切除し …
ウーマンカレンダー woman calendar
友人のすすめでアドラー心理学の本を読みました。その本にあったとおり、課題の分離を意識して生活すると、心と頭が整理されてクヨクヨ悩むことがなくなりました。心と頭の負担が減ったことで、忙しい日々でもリラックスして過ごせる時間が増えたような気がします。少し意識をするだけで、生活に変化をもたらしてくれたアドラー心理学についてつづってみました。
アドラー心理学を知ったのは、健康そのものだった両親の闘病生活がきっかけでした。アラフォーになってから、同世代の友人からご両親の病気や入院の話を聞くことが増えてはいたものの、私にはどこか遠い話のように感じていました。
心の準備がまったくできていなかったところに、両親が立て続けに大病を抱えたことで、私の生活が一変しました。両親とも大きな手術、数カ月に及ぶ入院生活になり、私は毎日のように病院に通っていました。どちらの病状も楽観できるようなものではありませんでした。そのため、私は自宅にいても病院から電話が入るのではないかと常にビクビク。頭から両親の病気のことが離れず不安に苛まれていました。
ささいなミスをしてしまうことも増え、心身ともにヘトヘトの日々。そんな状況をいつも友人に聞いてもらっていました。心理カウンセラーの資格を持つ友人はいつも的確なアドバイスで支えてくれました。ある日、その友人から「アドラー心理学の本を読んでみて。きっと役に立つと思う」と言われ、早速すすめられた『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)という本を読んでみることにしました。
『嫌われる勇気』というインパクトのあるタイトルですが、内容はアドラー心理学のエッセンスがギュッと詰まっていて読みやすいものでした。アドラー心理学は実践の心理学であり、学ぶだけでなく実践をすることが大切とありました。
実践のための方法がいくつか書かれているなかで印象に残ったのは、物事を他者の課題と自分の課題に分けて考えて、他者の課題には介入しないという課題を分離するという考え方です。課題を分けるポイントとして「その課題の最終的な末路を経験し責任を負うのは誰かを考える」とありました。私はこれを自分自身でコントロールできることか、できないことかに分ければ良いと捉えて、自分の直面している課題の分離をおこなってみました。
心配の種である両親の病状、これは他者の課題です。一方、入院している両親のサポートは自分の課題になります。ここを分離したことで自分のすることがクリアになり、ラクになりました。両親の病状は心配ですが、過度に不安になっても私が変えられるものではないこと、自分ができることはサポートであり、何より自分自身の健康にも注意して両親に余計な心配をかけないようにすることだと気付きました。
この課題の分離を意識するようになってからもしばらく両親の闘病生活は続きましたが、私は自分の課題をこなすことに専念するようになりました。それまでは医師から説明があると言われると悲観的な内容を勝手に想像してオロオロしていましたが、そういうことも少なくなりました。両親の病状に一喜一憂しないで、落ち着いて向き合えるようになりました。心の負担が減ったことでひどい疲れを感じることもなくなりました。
その後、ありがたいことに両親は退院することができ、私の生活も元に戻りました。日常に戻ってからも課題の分離を意識して生活していると、改めて自分ではコントロールできないことにイライラし、ストレスを感じていることが多いと気付きました。自分の課題をクリアにして、目の前のことに集中すると生産性も上がります。同じことをしていても前よりも早くできるようになり、時短にもつながりました。
これからも課題の分離を意識して過ごしていきたいと思っているものの、他者の課題に介入しないということがうまくできません。家族のことになると、つい口出しをしたくなります。ここは今後の自分の課題でもあります。
思いもよらなかったコロナ禍においても、この課題の分離を意識することで過度な心配や不安を感じることなく過ごしています。ワクチンがいつできるのか、いつまでこの状態が続くのかというのは他者の課題として、気にし過ぎないようにしています。新型コロナウイルスの予防をしっかりすることや、食生活に気を付け免疫力をアップさせておくこと、自粛生活を言い訳にして太らないようにすることは自分の課題ですので、こちらに意識を向けています。とはいえ、この長期化したコロナ禍が少しでも早く過ぎ去ってくれることを願ってやみません。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈
私は結婚してからというもの、義母からひどい扱いを受けてきました。しかし夫は、守ってくれるどころか愚痴さえも取り合ってくれません。それでも義実家に行ったときだけのこと……と我慢してい...
続きを読む私はこれまで、家族のために尽くしてきた兼業主婦。昼夜パートに明け暮れて家計を支えてきましたが、夫に浮気をされ、その夫によってウソ八百を吹き込まれた息子からも見下されてしまい……。...
続きを読む自称・元サレ妻で、現在シングルマザーのマチさんによる、ブログのフォロワーさんのエグいサレ体験談を描いたマンガ。 父親が親友の母親と不倫をしたことで、人生の歯車が狂い始めたリンさん。...
続きを読む職場結婚をし、同じ会社の異なる部署に勤める私と夫。 夫は最近、新卒社員との飲み会をすることが多くなりました。社の方針で理由のない飲み会は推奨されていないので、やんわり注意したのです...
続きを読む私はかつて、結婚式の前日に婚約者に捨てられた経験があります。その後はかなりのショックとトラウマでつらい日々を送りました。ところがあれから10年して、いきなり元婚約者から連絡が来たの...
続きを読む人気マンガ家・イラストレーターの和田フミ江さんがステキなおばあちゃんを目指すマンガ連載「ときめけBBA塾(ばばあじゅく)」。 甲状腺にできた腫瘍を切除し …
自称・元サレ妻で、現在シングルマザーのマチさんによる、ブログのフォロワーさんのエグいサレ体験談を描いたマンガ。 父親が親友の母親と不倫をしたことをきっか …
私には、6歳、4歳の子がいます。2人とも男の子で、小さいながらも私をいつも助けてくれて、味方してくれます。でも、夫はこんなにかわいい子どもたちに興味がな …
40代半ばのある日、旅行先で姉に指摘された歯ぎしり。自覚症状がまったくなかったため友人にも確認してみたところ、前から気になっていたと聞いてがく然。言われ …
自称・元サレ妻で、現在シングルマザーのマチさんによる、ブログのフォロワーさんのエグいサレ体験談を描いたマンガ。 父親が親友の母親と不倫をしたことで、高校 …
20代のころ、私は美容業界にいました。先日、当時の友だちと会って20代のころの話をしたことで、衝撃の事実に気が付いたのです。 ★関連記事:アラフォーでも …
2024年の年明け早々に風邪をひきました。熱はないもののせきだけが出るのです。最初はコンコンと軽いせきでしたが、次第にゴホゴホとしたせきになりました。せ …
日本人のがんによる死亡数で、肺、大腸に続いて多いのが「胃がん」です(2022年※)。特に40代後半から罹患率は上昇するため、更年期世代になると心配になる …