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去年もできていた首イボが夏休み中に再発。気になってしまったので皮膚科で液体窒素治療をしました。今年は去年とは違う別の皮膚科に通ったところ、新たな発見がありました。2つの病院に行った結果をお伝えします。
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スキンケアをしていると首元がざらざらしていて、鏡でよく見ると突起状の小さなイボがたくさんできていました……。夏になると発生する首イボ。去年、治療のために皮膚科に通いました。医師の診断によれば「アクロコルドン(スキンダック)」で、細かいイボがたくさん発生して首元全体に広がる症状でした。
ネットで調べたところによると、「懸垂性繊維腫(けんすいせいせんいしゅ)」になるとイボが垂れ下がってつまめる状態になるようで、見た目も悪くなります。今年も多分同じ症状だとしたら、目に見える部位だからこそ早めに何とかしないとと思いました。ただし、見つけたときが家族の夏休み中ということもあり、ホームケアで何とかならないかとクリームを塗って処置。しかし、まったく改善しなかったので夏休み明けに皮膚科に通うことにしました。
近所に皮膚科がいくつかあり、去年通ったのは、人気だけれど待ち時間が長い皮膚科。そちらでは朝に受付をしても診察は昼になり、その上、薬をもらうにも隣の調剤薬局で順番待ちがあるため、今年は待ち時間の短い新しくできた皮膚科に行ってみました。
皮膚科の診療では、予想通りアクロコルドン(スキンダック)でした。診察で「去年も同じように首イボができて、そのときは液体窒素で治療してもらった」ことを伝えると、「液体窒素で治療しましょうか」と言われます。ほかにレーザー治療もできることも説明してもらえましたが、液体窒素とレーザーを比較すると、どうしてもレーザー治療が金額は高くなってしまうそうです。
ベッドに枕なしで寝て、右側を向き、左の首のイボに液体窒素をかけていきます。そして、次は左側を向き、右側のイボに液体窒素を噴射。そのときに感じたのは「前に通っていた皮膚科での診療のときよりも、液体窒素を当てている時間が長い」こと。
去年は別の皮膚科に通ったのですが、吹きかけられるときは一瞬で「シュッ、シュッ」というくらいだったものの、この医師は2秒くらい「シューッ、シューッ」と長めに液体窒素を当てていました。
液体窒素を当てた首イボは、かなり赤みを帯びて首全体に赤い色がぽつぽつと出ているのが目立ちました(写真参照)。治療前は皮膚と同系色の肌色の首イボだったのが赤いぽつぽつになり、自分でも少し気持ち悪いと感じました。正直、「去年の治療では、ダウンタイムで治療後ここまで赤く目立ったっけ?」と思いました。
長めに液体窒素を当ててくれたことで、早く治療が終わるのかもしれないとポジティブに思うようにしましたが、デコルテの目立つ洋服は避けるようにしています。そして、会う人には「首イボ治療中」と私から伝えたりしています。
医師によっての治療の違いを感じたのは、治療頻度についてもでした。前回は1週間に1度の来院で、3カ月たっても首イボが少し残っているくらいでした。今回は2週間に1度で良いとのこと。しかも、2回目の施術が終わって1カ月ですが、ダウンタイムの赤みは残っているものの目立つ部分の首イボはほとんどなくなりました。
液体窒素を強めに照射して、ダウンタイムが気になるものの早く治療が終わる医師。液体窒素を当てる時間が短く、ダウンタイムの赤みが出ないものの治療が長くかかる医師。どちらの医師が良いとは言い切れないですが、2つの皮膚科に行ったからこそ知ることができた治療方法の違い。去年は約3カ月の治療期間が必要でしたが、今年はダウンタイムが目立ちますが、約1カ月でほとんどなくなり、完治までが早いように感じます。
人気だけれど待ち時間が長い皮膚科ではなく、新しくできた待ち時間が短い皮膚科に行ってみたチャレンジでしたが、今年は早く治療が終わりそうです。私の場合、毎年、夏にどうしても首イボができてしまうので、皮膚科を使い分けながら首イボ治療をしていきたいと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)
獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。
イラスト/サトウユカ
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