「ママ、こっち来ないで!」娘が鼻を覆って脱出!産後の便秘悪化が招いたハプニング【体験談】
産後、思わぬところで自分の体質の変化を実感することがあります。私の場合、それは「便秘の悪化」と、そこから生まれた思わぬハプニングでした。恥ずかしさと笑い …
ウーマンカレンダー woman calendar

多くの女性が抱えている肩凝りの悩み。もはや慢性化していてどうしたらいいかわからない人もいるかもしれません。でも、そのまま放っておくのは危険かも……。思わぬ病気が潜んでいる可能性もあります。肩凝りで病院を受診する目安はあるのでしょうか? 整形外科医の中村光伸先生に聞きました。
監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長)
整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』『ひざたたき 世界一かんたんな健康法』(アスコム)。
★関連記事:四十肩の「やりがちNG」って?肩が動かなくなることもある四十肩予防のために大切なこと【医師解説】

肩凝りとは、筋肉がこわばることで肩から背中にかけて感じる不快な症状の状態のこと。そもそも人の体は、約5kgある頭を首で支え、さらに2本の腕も首から肩にかかっており、普通に生活しているだけでも肩周りの筋肉には常に大きな負担がかかっています。さらに、同じ姿勢でのデスクワーク、長時間のスマホ、ストレスによる緊張、運動不足、冷えなど、さまざまな要因で肩凝りが起こります。
「肩凝りは更年期症状の1つでもあり、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌の低下による自律神経の乱れがその症状を強めることがあります。加齢によって首や肩、腰部や関節を支える筋力が低下することも1つの要因です」(中村先生)

肩凝りの症状は、首すじ、首の付け根から肩または背中にかけて張った、凝った、痛いなどの感じがし、頭痛や吐き気を伴うことも。
「肩凝りに関係する筋肉はさまざまですが、首の後ろから肩、背中にかけて張っている僧帽筋という幅広い筋肉がその中心となります。
肩凝りの場合は肩関節の運動には支障はありません。もし肩が上がらない、服を着替える動作ができないなどの場合は単なる肩凝りではなく、四十肩、五十肩などの可能性があります」(中村先生)

肩凝りの症状がある場合、まずは整形外科を受診しましょう。肩や背中などの骨や筋肉に異常がないかをエックス線検査で確認し、必要によりMRIやCT、血液検査などもおこなってくれます。「治療が必要な病気が隠れていないか」の診断が受けられます。
「肩の痛みが強ければ、ぜひ受診を。ただの肩凝りだと思っていても、もしかすると糖尿病性の関節症や甲状腺機能低下症、頚椎症など、ほかの病気の可能性もあります。
吐き気、手足のしびれ、頭痛やめまいなどが伴う場合や、息切れがしやすくなった、胸が締め付けられるなど、肩凝り以外の症状がある場合はすぐに受診してください」(中村先生)
肩凝りが原因で頭痛が起こることは少なくないですが、脳に問題がある可能性があることも。めまいが起こる場合は、自律神経失調症の可能性もあるそう。頭痛など肩凝り以外の症状がある場合は、何科を受診すればよいのでしょうか?
「一番つらい症状に合う病院を受診しましょう。例えば、肩凝りが一番つらいなら整形外科を、肩凝りもあるが頭痛が一番つらいなら脳神経外科を、肩凝りもあるが更年期のほかの症状のほうが強ければ婦人科や内科を受診するのがよいでしょう」(中村先生)
また、肩凝りや頭痛の症状がある人で、眼鏡が合わない、歯のかみ合わせが悪いなど、自分で『これが原因かも』と思い当たる節ある場合は、まずは眼科や歯科などを受診してみましょう。

肩凝り予防のためには、普段の生活の中で改善できることをおこなっていくことが大切です。
<肩凝りの予防法・対処法>
・姿勢(巻き肩、猫背など)を改善する
・同じ姿勢を長く続けない
・良質な睡眠を取る
・肩を温めて筋肉の血行をよくし、疲労を取る
・適度な運動やストレッチ、体操をする
・入浴し、体を温める
・冷えを防ぐ(冷房対策、栄養バランスの取れた食生活)
・眼精疲労にも気を付け、目を休める
「パソコンやスマホの影響で肩が前に来ている方がとても多いです。しっかりと肩甲骨を寄せて胸を開き、耳の真下に肩が来る状態を維持するようにしましょう。
また肩凝りの予防・改善のためには、良い睡眠を取ることがとても重要です。人間は寝ている間に日中の活動で壊れた筋膜などを修復します。睡眠が短い、質が悪いと、壊れた部分を修復できないまま、蓄積していくのです」(中村先生)
肩凝り緩和のためにマッサージに通う方もいますが、有効なのでしょうか。
「マッサージをおこなうと血行がよくなるので、肩凝りの症状が緩和することがあります。ただ、強く押し過ぎると筋肉の繊維が壊れてしまうことも。もみ返しがあるほど強いマッサージはおすすめできません」(中村先生)
「ただの肩凝りだから…」と侮らず、痛みがあってつらいときは受診することが大切です。「もう何年も肩凝りが続いていて、もはや受診するタイミングがわからない……」という方も、この記事を機会に一度受診してみてはいかがでしょうか。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
取材・文/相田佐知(44歳)
ライター・編集者。鉄ヲタ男子2人の母。趣味は旅行(鉄道旅多め)、キャンプ。夢は「成田空港で行先を決めて旅行する」こと。
あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈
友人の結婚式に招かれたときのことです。久しぶりのフォーマルな場に少し浮かれた私は、「フォーマルすぎず上品に見えるかも」と思い、淡い白みのワンピースを新調しました。ところがその“選択...
続きを読む学生時代の部活中、人差し指の関節に現れた謎のしこり。日に日に大きくなり、ある日突然、想像もしなかった形で中身があふれ出しました。 ★関連記事:放置していた夫の「後頭部のしこり」同僚...
続きを読む仕事に追われながらも、家庭との時間を大切にしたいといつも思ってきた30代後半の私。妻のA子と、小学6年生の娘B美と過ごす毎日は穏やかで、特に問題もないと思っていました。ところが、A...
続きを読む40代の友人は、義母と同居し介護をしています。2人の関係は良好なのですが、気がかりは義姉のこと。介護を手伝うことはないのに、義母の財産目当てに家に押しかけてきて、ことあるごとにお金...
続きを読む実家で暮らす40代マンガ家・大日野カルコさんが、高齢の父を亡くした日のことを描いたマンガ。突然の別れを迎えた家族は、そのとき何を感じ、どのように父を見送ったのでしょうか? お葬式で...
続きを読む産後、思わぬところで自分の体質の変化を実感することがあります。私の場合、それは「便秘の悪化」と、そこから生まれた思わぬハプニングでした。恥ずかしさと笑い …
夫と義弟は昔からあまり仲が良くありません。義弟は兄である夫に認められたい様子があるものの、夫は特に関心を示さないという微妙な関係が続いていました。ところ …
私は82歳になります。ある日から、昔からご縁のある洋菓子店で、店長に頼まれてアルバイトとして働くことになりました。長年お付き合いのあるお店だったので、久 …
付き合った当初からタバコを吸っている夫。タバコをこよなく愛し、子どもができてもやめる気はないと、常日ごろから言っていました。そんな夫も45歳を迎えアラフ …
人気マンガ家・イラストレーターの和田フミ江さんが、ステキなおばあちゃんを目指す連載「ときめけBBA塾(ばばあじゅく)」。 今回は眼鏡を新調して気付いた「 …
イラストレーター&マンガ家のフカザワナオコさんによる、アラフィフ女子の日常を描いたマンガ。今回は意外なメイクアイテムについてお届けします。 ★前 …
おむつ替えもお風呂も完璧なイクメンの夫。でも、夫婦として話し合いたいとき、彼はいつも子どもを理由に私から離れていきます。「育児に逃げる夫」に、私はどう向 …
年齢を重ねることで、若いときにはなかったシミ悩みを抱える人も少なくないはず。シミが目立つと老けて見えたり、自分のテンションも上がらなかったりしますよね。 …