仕事人間だった義母が一変、孫にフィーバーに!義母の突然の決断に戸惑う家族
妹の夫のお母さんの話を聞いて、人生の転機と家族の絆について深く考えさせられました。仕事一筋の義母が、突如として孫のために人生を180度転換させたのです。 …
ウーマンカレンダー woman calendar
祖父が他界して80歳目前で独居となった祖母。高齢者の独居生活ということで孤独死をはじめいろいろな不安がある中、一緒に住むことはできなくても少しでも安心して過ごせる環境にしたいと家族で頭を悩ませていました。そんなとき、固定電話に関して祖母の身に困ったことが起きました。
★関連記事:母のすべてを支える最強ツール!? 効果絶大だった介護アイテムは【体験談】
祖母は若いころの病気が原因で左手が不自由な上、膝を壊しており、あまり動くことができませんでした。80歳を前にして独居となった後も、頑なに自宅での生活を望み、ヘルパーさんや母が通うことで何とか暮らしていました。祖母が住んでいたのは、昔ながらのご近所付き合いがいまだ残っている地域。特に、数件先にとても面倒見の良い方がいて、独居の祖母を気に掛けてくれ、何かあれば連絡をくれていました。
そんなある日、その方からの電話で「家の前にでっかい段ボールがある」と言われた母。たまたま実家にいた私も一緒に行ってみると、たしかに一抱えもある大きな段ボールが1つ置いてあるではありませんか。確認すると、間違いなく祖母宛ての荷物です。開けてみると、中には大量の洗剤類が……。慌てて祖母に聞いたところ、「この間電話がかかってきて買った」と言うではありませんか!
つまり、自宅の固定電話に勧誘の電話がかかってきて、相手に聞かれるがままに住所などを教えたそうなのです。支払いはどうしたのかと言うと、わからないというので、あちこち調べてみたところ、箱の中から振込用紙を発見したのでした。
幸いそのときはクーリング・オフ(一定の期間であれば無条件で契約の申し込みを撤回できる制度)で何とかなりましたが、この出来事は私たちにとって衝撃的でした。オレオレ詐欺などもあるので、このまま祖母の家に固定電話を置いておくのは怖い、けれど、祖母の古い知人は固定電話に連絡をして来るからなくすのもどうなのか……。
考えた末、固定電話は母の携帯にすべて転送して様子を見ることにし、普段の連絡用に携帯電話を契約することにしました。今後の手続きにおける利便性を考え、名義は私にして、大手キャリアのお年寄り向け製品を購入。開くと画面の下に3つボタンがあり、そのボタンを押すだけで登録した電話番号に簡単にかけることができます。祖母がわかりやすいように、画面に直接マジックでどのボタンが誰にかかるのかを書いたことで、以前よりも簡単に電話がかけられるようになり、番号がわからなくなって電話がかけられないという問題を解決することができました。
また、それまでの固定電話は棚の上にあって、かけるにしても出るにしても時間がかかっていましたが、以前よりも側に置いておけることで、電話に出るまでの時間も早くなりました。また、登録した番号以外からの着信は無音に設定することで、防犯面でも少し安心できる要素が増えました。
最初は、携帯電話という新しい物を祖母が使えるのかと心配しましたが、意外にもあっさり受け入れられました。それどころか、簡単に母に連絡ができるようになり、安心感が増えたと大喜び。実はそれまでも「困ったことがあって電話がかけたいのに、番号を書いた紙をどこに置いたかわからなくてかけられなかった」「何度かけても別の人につながってしまった」などということがあったのだそう。
また、固定電話によくわからない電話もちょこちょこかかって来ていたそうで、だんだん出るのもおっくうになっていたのだとか。実はその中には市の職員からの大切な電話もあったのですが(後日、母に連絡があって判明した)、理解力が落ちてきた祖母には、難しい話はすべてよくわからない変なものという判断をされてしまったようです。そういったこともあり、携帯電話への切り替えは功を奏したのでした。
その後、デイサービスのお迎えの際に電話で連絡してもらえるようになったり、出先で迷子になったときに連絡がついたりと大活躍。母も、安否確認が簡単にできるようになり、特殊詐欺対策としてもよかったと大喜びでした。
箱いっぱいの洗剤を見たときには思わず「うわぁ」と叫びそうになりましたが、後から思えばこれが良いきっかけとなってくれました。大きな被害がなかったのが不幸中の幸いでしたが、その後しばらくは大量のダイレクトメールが届き、個人情報の流出は怖いなぁとしみじみ思うことに。思い切って携帯電話という文明の利器を投入したことで、お互いの安心感も増え、連絡がつきやすくなり、生活が快適になりました。
お年寄りは新しいものになじむのに苦労するという話を聞きますが、その時々で環境や状態と相談しながら、合うものを導入していくのは大切なことだなと思った次第です。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
イラスト/sawawa
ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室
あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈
私の夫は昔から性欲が強く、若いころはレスポンスできていた私。でも、30代に突入し、子育てに追われる日々の中で、体力的にも精神的にもつらくなってきました。 ★関連記事:「性欲が落ち着...
続きを読むインスタグラムやブログで家族の話をつづっているおーちゃんによる50代の日常を描いたマンガ。 いつものスーパーにて、お米の高騰を目の当たりにしたアラフィフのおーちゃん。しかも、お米だ...
続きを読む私たち夫婦は7歳差で、夫が年上です。彼は日ごろから運動を欠かさず、見た目も気持ちも若々しさを保っています。しかし、その若さが時に、私にとってちょっとした悩みの種になることもあり……...
続きを読む私は高校卒業後、祖父が社長を務める会社で秘書をしています。ところが祖父は、昔から私の弟ばかりをかわいがり、甘やかして何でも買い与えてきました。ワガママ放題に育った弟は、「男は学歴」...
続きを読む2児の母、のむすんさんが自身や知人の過去の体験談をもとに描いたマンガ。38歳でパート勤めのみなこさんは、夫と小学生の息子と平和に暮らしていました。ある日、大学時代の友人、るりあと偶...
続きを読む妹の夫のお母さんの話を聞いて、人生の転機と家族の絆について深く考えさせられました。仕事一筋の義母が、突如として孫のために人生を180度転換させたのです。 …
子育て真っ最中の私が経験した、夏の忘れられない1日。朝の慌ただしい準備から始まり、予期せぬ異臭の連続。娘が泣き出すほどの異臭の正体とは。 ★関連記事:「 …
現在40代のオムニウッチーさんの初めての彼は会社の先輩でした。当時のヤバすぎる社内恋愛エピソードを振り返ります。 彼の母親の誘いで、彼が加入している宗教 …
40代の私は、ある日メイクを終えた顔を鏡で見ると目の下のクマがまったくカバーできていないことに気が付きました。若いころはファンデーションでカバーできてい …
私はアラフォーになったあたりから、だんだん小さい文字が読みにくくなってきました。とはいえ、まだまだ気持ちは若いし、明るい場所ならしっかり文字は読めるため …
今まで何をするのも手早さが自慢だった私。例えば料理はいかに早くおいしく仕上げるか、掃除はいかに早く終わらせるか、常に時短を意識することがとても楽しみでし …
現在40代のオムニウッチーさんの初めての彼は会社の先輩でした。当時のヤバすぎる社内恋愛エピソードを振り返ります。 彼が某宗教団体の会員であることを知って …
2児の母でありヲタクであるエェコさんによる、お父さんが倒れたときの話を描いたマンガを紹介します。 エェコさんのお父さんは脳の病気で倒れ、リハビリ院に入院 …