
私は、喉の痛みをたいてい自力で治せるほうでした。喉が痛いなと思ったら、うがいをして、のど飴をなめる。それでも治らなったら、市販薬に頼る。そうすれば喉の痛みは日に日に落ち着いてきて完治していました。
しかし、40代に入り、2年連続で扁桃炎になり、今年は特に症状がひどく苦しみました。入院寸前までになった咽頭痛での出来事を紹介します。
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子どもの風邪がうつり喉の痛みが出現

もうすぐ春休みという時期に、子どもが体調を崩しました。最初は頭痛、そして熱と鼻水。あらゆる検査をしましたが、新型コロナウイルスやそのときはやっていた溶連菌、アデノウイルスのどれも検出されなかったので、風邪ということで薬を処方してもらいました。
しかし、薬を飲んでも子どもの症状はなかなか治まらず、約1週間看病の日々。ようやく症状が治まり、明日から学校に行ってくれる!と喜んでいた矢先、今度は私に喉の痛みが表れました。
熱は微熱程度で動けたこともあり、今までの体験からこのくらいの喉の痛みならうがいでなんとかなるだろうと自己診断。食事をした後、寝起き、外出後にうがい薬でのうがいを徹底しました。さらに少しイガイガする場合はのど飴をなめるようにして、せきも出ないからすぐ治るだろうと安易な気持ちで過ごしていました。
市販薬で乗り切ろうとした結果

うがいとのど飴でなんとか治そうとして2日が経過しましたが、ついに声に出なくなったので市販の風邪薬を飲むことにしました。私の感覚だと、市販薬を飲むと1日で徐々に改善していく予定でした。しかし今回は悪化し続け、ついに声が出なくなりました。
さらに食事をするたびに喉だけではなく耳にも激痛が走りました。唾を飲み込むだけで耳が痛くなるので、就寝前に無意識で唾を飲み込んでしまうと、眠いのに痛みで眠れなくなってしまいました。
ようやく喉の痛みを感じるようになってから1週間後に耳鼻科へ行くことにしました。耳鼻科の医師は私の喉を見てひと言。「喉が大火事になっていますね」。私が「ひどいってことですか?」と聞くと「喉に膿がたまっていて、入院すれば早く治るので入院しましょう」と言われ、頭がパニックになりました。