「もう時短はいいかな」50歳目前に起こった驚きの変化。時短から丁寧志向に目覚めるまで
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更年期は、閉経を境に前後5年、10年間を指します。急激な女性ホルモンの低下や不安定な女性ホルモンの分泌から来る更年期症状、その症状が日常生活に支障を来すようになった更年期障害についての体験談を紹介します。
ホットフラッシュ(エストロゲンという女性ホルモンの減少により自律神経が乱れ、血管が拡張して体温調節機能が働かなくなり、のぼせ・ほてり・発汗などを生じやすくなる更年期の代表的な症状)で悩んでいる私。ホットフラッシュになるたびにサーキュレーターを使って涼んでいたのですが、もう少し根本的に改善する方法はないものかと思い、ネットで調べてみました。すると、骨盤や骨格を矯正することにより更年期の悩みや女性特有の冷えのぼせを改善するという「フェムケア矯正」というものを発見。もしかしてホットフラッシュにも効果があるのでは?と思い、試してみることにしました。
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フェムケア矯正についてネットで知ってから、私の住んでいるところにもフェムケア矯正をおこなっているところがあるのかをネットで調べることにしました。すると、日本美容整骨学院のホームページにフェムケア導入店舗一覧があったので、自分の地域の店舗はここでチェックすることに。
ついでに日本美容整骨学院のホームページをのぞいてみると、この学院はフェムケア矯正の資格取得が可能とのことで、フェムケア矯正についても詳しく書いてありました。なんでもフェムケア矯正とは、骨盤や骨盤低筋、骨や筋の歪みを整えることで、PMS(生理前に起こる心や体の不調)や自律神経の調整などをおこない、健康と美しさを維持するためのサポートをおこなうとありました。私はホットフラッシュだけでなく、健康にもきれいでいることにも興味津々なので、フェムケア矯正への期待がさらに高まりました。
私がフェムケア矯正をしてもらうために訪れた接骨院では、まずペットボトルを脚の太もも付け根に挟み、へこませられるかどうかを試しました。試しに接骨院の方がおこなうとペコッと音がしたのですが、私が同じようにすると、ペコッと音がすることもなく何も起こりませんでした。骨盤が歪んでいるとうまくペットボトルを挟むことができないそうです。
次に、前と後ろで手の平を合わせ指を交互に重ねて両手をつないだ状態で足を少し開いて立ち、そのつないだ手の平の部分を整骨院の方が上からぐっと押さえるということをしました。これもまた、接骨院の方が試しにおこなって見せてくれたときにはまったくふらつかずに安定して立っていたのに、私の場合は力を入れてつないだ手のひらを押されるとふらついてしまいました。
骨盤が歪んでいるとバランスを崩してしまうそうです。骨盤が歪む理由は人それぞれだそうで、例えばバッグをいつも同じ側の手や肩に掛ける、足を組む癖があるなどいろいろな原因があり、さらに原因が1つとは限らないということでした。骨盤が歪むことによって血流も悪くなって末端が冷えたり、リンパがうまく流れず滞ることによって不調が現れたりするそうです。
いろいろなお話を伺いながら、子宮の上あたりに手を当ててマッサージをおこないつつ足を動かして骨盤の周りを調整するような施術が30分くらいだったと思います。フェムケア矯正の施術が終わった後、施術の前はバランスを崩してしまったけれど、施術の後は安定して立っていることができましたし、ペットボトルを少しですがペコッとへこますことができるようになりました。
気になる施術の頻度ですが、最初のうちは骨盤の歪みを調整したところがすぐに戻ってしまうので2週間に1回フェムケア矯正して、安定してきたら4週間に1回くらいの間隔でおこなうと良いそうです。それもまた人それぞれなので様子を見ながら間隔を決めていこうという話になりました。
接骨院の方に言われて鏡を見て気が付いたのですが、施術前はおしりと太ももの境界線がなかったのに、たった1回の施術でおしりと太ももの境界線ができていました。これは骨盤の歪みによっておしりのトップが下がっていたからだそうで、歪みを調整したことによりおしりの位置が元に戻り、おしりと太ももの境界線ができたのだそうです。
帰宅後、料理をしていてキッチンの調理台にもたれたときに、その日の朝まではおなかに調理台が触れても冷たいと感じることがなかったのに、このときは冷たいと感じました。私は、整骨院の方が「骨盤の歪みから血流が悪くなって末端が冷えたり、リンパがうまく流れず滞ることによって不調が現れたりする」と話していたのを思い出し、施術によって骨盤の歪みが改善し、血流が良くなり体温が上がっているのかもしれないと思いました。体温が上がったから相対的に調理台が冷たく感じたのではないかと思ったのです。
また、これまではばんざいをするように両腕を上げると二の腕が少しきしむような痛みがあったのですが、フェムケア矯正を受けた後はその痛みもなくっており、両腕がスムーズに上がるようになりました。フェムケア矯正を受けてから2週間たちますが、今のところホットフラッシュになっていません。
接骨院の方によると、フェムケア矯正によって、生理不順や生理痛、PMSなども軽減するそうです。私はこれからも定期的にフェムケア矯正を受けて、更年期の嫌な症状で悩むことなく健康できれいでい続けられたらいいなと思いました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
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