「日焼け止めを塗らずにいたら…」顔に大きなシミが!いろいろシミ対策をした結果
年齢を重ねることで、若いときにはなかったシミ悩みを抱える人も少なくないはず。シミが目立つと老けて見えたり、自分のテンションも上がらなかったりしますよね。 …
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こんにちは、ヘアメイクの辻有見子です。40代からのメイクについてお届けする連載「40代からのNGメイク」を担当します。今回はオトナ女子が目指したい健康的な美肌を作るファンデーションの選び方・塗り方についてお伝えします。
私は、必ずメイクをする方に「何かお肌で気になることはありますか?」とお聞きしています。乾燥、小ジワ、シミ、毛穴、化粧崩れ。ほとんどの方のお悩みはこの5つのうちのどれかです。でも、昔とは肌のコンディションも違うから……と諦めないでくださいね。ファンデーションは毎年進化しています。流行をうまく取り入れて美肌を目指しましょう。

皆さんの肌のお悩みトップ5のうちの乾燥、小ジワ、毛穴、化粧崩れのうち4つはメイク前の肌の整え方でかなり改善します。
プロのヘアメイクはまず、化粧水を塗ってマッサージをして肌を整えてからメイクに入ります。こうすることで、しっかり保湿ができてむくみを解消することができます。肌が乾燥しているとメイクのノリが悪くなるだけでなく、小ジワが目立ち、毛穴が開き、時間がたつとうろこ状に皮がめくれてきます。オトナ女子の肌をきれいに見せるには乾燥対策が最重要事項です。
そこで、忙しいオトナ女子でもサッとできるおすすめのマッサージを紹介します。こめかみ、眉の下、目の下、かみ合わせの部分(奥歯のほうの耳の2cmくらい前)をプッシュするだけでOK! 表面をこするのは肌の弾力が弱くなっているオトナ女子にはNGです。シワが増えてしまいます。
マッサージまではできなくても、ファンデーションの前にしっかりと化粧水で保湿しましょう。化粧水は手でつけてもコットンでつけても大丈夫です。
手でつける場合は、手のひらに化粧水をたっぶり含ませて、両手で顔全体を覆うようにしてハンドプレスします。伸ばすのではなく、肌に染み込ませるイメージで肌に手のひらが吸い付くようになるまで保湿します。コットンでつける場合は、コットンの3分の2がしっかりと濡れている状態にしましょう。コットンは、やや下から上に向かって風を当てるイメージで肌がヒンヤリと冷たくなるまでパッティングしながら保湿します。コットンが乾いてくると肌の刺激になってしますので、その都度化粧水を足してくださいね。
その後の乳液やクリームは、メイクを崩れやすくしてしまうので朝のスキンケアの際は省いてOK。朝用の化粧下地やコントロールカラー、顔用の日焼け止めはつけても大丈夫です。化粧ノリとファンデーションのもちを良くするには、土台作りが大切だということを覚えていてくださいね。

では、オトナ女子に似合うファンデーションはどんなものでしょうか。肌のトレンドは、ここ数年はツヤ肌がブームでしたが、少しツヤ感は落ち着いてきました。ツヤツヤテカテカし過ぎるものは、オトナ女子には似合いません。とはいえ、上品なツヤ肌はみんなの憧れですよね。ナチュラルで自然なツヤが出るものを選びましょう。どんな肌質にも合わせやすいのはリキッドファンデーションですが、カバー力が欲しい方はクリームファンデーション、ツヤがなく乾燥が気になる方はクッションファンデを試してみましょう。パウダーファンデーションがお好きな方は、ツヤの出るタイプを選んでくださいね。
秋冬はセミマットのファンデーションが出ますが、陶器肌のような完全なマットタイプのファンデーションが流行ったのは20年前のこと。今は塗りつぶすのではなく、自然なツヤとナチュラルなカバー力があるタイプがトレンドです。年齢を重ねれば重ねるほど、隠したいものが出てきますが、シミは少しぐらい透けて見えても問題ありません。シミを気にし過ぎて厚塗りになるよりも、顔全体がツヤっぽく健康的に見えるファンデーションを選びましょう。
まずは手持ちのファンデーションを使ってみましょう。今は顔全体に隙なくきっちりとファンデーションを塗るのはNGです。輪郭のボヤけた顔に顎から耳の横まできっちりとファンデーションを塗ると能面のような仕上がりになり、顔が大きく見えてしまいます。またシミを隠そうと塗れば塗るほど老けて見えます。
まずは、ファンデーションの量を半分から3分の2に減らしてみてください。次にファンデーションを塗る順番ですが、セルフメイクを見ていると、ファンデーションをダイレクトに頬と目の周りに塗っている方がとても多いです。なんとなく目の上もしっかり塗らないといけないと思いがちですが、オトナ女子にはこの塗り方は絶対にNGです。目の周りは皮膚が薄く、シワになりやすいので、ファンデがシワに入り込んでしまいます。

正しい塗り方は、①まずは両頬、②次におでこ、③顎、④鼻筋にファンデーションを置いて塗ります。

⑤残ったファンデーションで目の周り、⑥最後にほうれい線をぬぐうイメージで塗ります。輪郭のファンデも生え際に向かってなじませてください。頬のシミを隠したい場合は、その部分だけ。目の周りはNGです。トントンと肌に置いていくイメージでファンデーションを足して重ね塗りをしてくださいね。顔の広い面から、中側から外側へパーツを意識しながら塗るのがポイントです。
ファンデーションは、春夏、秋冬で年に2回新作が出ます。半年に1度、季節の変わり目にファンデーションを見直すのも楽しいですよ。忙しいオトナ女子はまずは自分が使いやすいタイプのものを。肌作りや塗り方を変えるだけで必ず若返ります。
メイクはコンプレックスを隠すためだけでなく、自分に自信を持って簡単にすてきになれるアイテムです。これからも、なんだか今日は楽しいなと、鏡を見て思えるような大人のメイクを提案していきたいと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
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