「うちって生ごみ処理係?」義母が渡す大きな袋。善意のはずが…毎回袋の中身にがっかりするワケ
義母は、いつも私に「これ、持って帰って」と袋を渡してくれます。本来ならありがたいはずなのに、家に帰って中を見てみると、毎回がっかりしてしまうのです。 ★ …
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若いときにおしゃれのために毎日履いていたヒールのせいで、気が付けば典型的な外反母趾(足の親指「母趾」が人差し指のほうに「くの字」に曲がる病気)になってしまった私の足。ポコンと親指の下の骨が出っぱっているけれど、少し幅広の靴を選ぶようにして対処していました。でも、44歳になったころから痛みが。ひょんなことから知った外反母趾外来の存在と、痛みを取りたくて通った結果についてお話しします。
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若いころ、おしゃれに見せたくて高さ5cm以上あるヒールを日常的に履いていたのがいけなかったんだなと、半分諦めていた外反母趾。別に人前で靴を脱ぐことはあまりないからと大して気にしていなかったのですが、出産後、運動をあまりしなくなったころから徐々に足の親指の下の骨の出っぱりが目立ち始め、最近になって親指の付け根の周辺に痛みが出始めました。
いつか治るだろうと放置していたら、どんどんひどくなって膝や脚の付け根まで痛みが響くように。整体マッサージに行っても痛みは緩和されないため、数カ月悩まされていました。
そんなとき美容院で何げなく手に取った女性誌で外反母趾について特集していました。そこに書いてあったのは人間の体重を支える足の裏にはさまざまなストレスがかかっていて、外反母趾や魚の目をかばって歩いていると足裏のバランスが崩れ、思わぬところに痛みが走ることがあるということ。まさにそこに書かれていたのは私の症状そのものでした。
足裏のバランスを整える治療をしない限り、痛みはひくどころかひどくなるとの記事を読み、すぐに掲載されていた外反母趾外来に問い合わせてみることにしました。
そもそも外反母趾外来というものがあるなんて、私はそのとき初めて知ったのですが、首都圏を中心に何カ所かあって、近年足の悩みを抱えて受診する大人の女性が増えているそうなのです。ちなみに私はたまたま職場の近くにあった治療院を受診しました。
外反母趾外来では足だけ診せればいいのかと思いきや、体全体のバランスに始まり、歩き方や立ったときの頭の位置などを細かくチェック。普段の生活スタイルやどんな靴を履いているかなど生活習慣についての質問もされました。
その後の先生の話によると、私の痛みは足の裏をじょうずに使えていないのが原因とのことで、その蓄積によって痛み出したのだとか。靴を変えることがきっかけになる人もいるけれど、多くは長年の悪習慣が積み重なった結果、コップの水があふれるようにある日痛みにつながるということでした。
原因がわかったところで、体全体のゆがみを取るストレッチのあと、足裏をじょうずに使うためにかかとから着地させる歩き方を習いました。とても違和感がありましたが、これこそが本来の歩き方であり、きちんと足裏を使うことで足裏の筋肉が鍛えられ、体のバランスを取る土台ができるのだと教わりました。
さらに足の指の間を全部開けるように伸ばしてから丸めるという動きを、1日の終わりに10セットほど必ずおこなって足裏の筋肉を鍛えてくださいという指示を受けました。この治療を週に1度、2カ月受けたところ、最初の1週間でほぼ痛みは消え、2カ月目には足の甲が分厚くしっかりした見た目に。ぽっこり出ていた骨も筋肉をつけることで目立たなくなりました。
外反母趾外来を受診することで、外反母趾の痛みがなくなっただけでなく、足裏を鍛えるという習慣を手にした私。今では足裏をしっかり使って歩く意識を持つことで、結果的に歩く姿勢も良くなった気がします。外反母趾はもう治らないと諦めずにきちんと専門医に見てもらったことで、心地良い生活を再び手に入れることができました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院 綱島女性クリニック院長)
日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。
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