「え、また自分の部屋に?」義実家で夫がこもる間、義両親と取り残される嫁が感じた夫婦間の温度差
義実家へ行く日が近づくと、胸のあたりが少しざわつきます。これまでの帰省で感じてきた空気を思い出すからかもしれません。落ち着かない気持ちを抱えながら、今回 …
ウーマンカレンダー woman calendar

私の父は認知症でした。両親は離婚しており、父とは小学生のころから一緒に住んではいませんでした。離れて暮らす家族が認知症になるという経験をした私が、父の認知症に気付いたきっかけやそこから施設への入所に至るまでの過程を通し、学んだことなどをお話ししたいと思います。
★関連記事:自宅での介護に限界を感じて…有料老人ホームの利用で家族が助けられたことは【体験談】
父とは小学生のころから離れて暮らしていましたが、数カ月に一度食事に行くような関係がずっと続いていました。もともと父は難聴があり、性格も自分勝手で人の話を聞いていないような節がありました。しかし何度も同じ質問をしたり、間違い電話をかけてきたりということが続き、おかしいなと思うようになりました。
決定的な出来事は、待ち合わせに現れなかったことです。その日も父と食事の約束があり、駅ビルで待ち合わせをしていました。初めての場所ではありましたが、駅から直結でわかりやすい場所です。ところが、父は約束の時間になっても現れず、携帯電話に連絡をすると道に迷っているという返事が。携帯電話を片手に探し回って結局は会うことができたのですが、この出来事で父の認知症への疑いは私たち家族にとって決定的なものになりました。
おそらく父は認知症だろうと思ったものの、父はそのとき1人暮らし。ただ隣家に父の姉である伯母が住んでいたので、伯母とも相談し病院に連れて行ってもらいましたが、伯母も独身で働いており、日中は父ひとりになってしまいます。
しかも父は体は元気だったため、車の運転をしようとしたり、ひとりで出歩いたりするので困っていました。そこで要介護認定を受けることにしたのです。離婚して1人暮らしであるということと、子どもである私たちも他県に住んでおり、仕事もあるので面倒を見られないことなども訴えました。
要介護認定を受けたことで、父は平日デイサービス(利用者が自宅で自立した日常生活を送れるよう、食事や入浴などの支援が中心の介護サービス)を受けることができ、夜間や土日は隣家に住む伯母が面倒を見るということでしばらくは落ち着いたのですが……。
それでも父の認知症は進行していきます。1人暮らしの父を自宅で介護するということは現実問題として困難でした。父の子どもである私たち兄弟は施設への入所を希望していましたが、父の姉である伯母は自宅で見たいと思っているようでした。
ここで難しいのは、本人の意志を確認できないという点です。家族の意見が割れたときにはなおのこと本人の意志を尊重したいのですが、認知症ではそのような話をしたり、意志の疎通をしたりすることも難しくなってしまうのです。
結局、父は施設に入所したのですが、施設探しにも苦労しました。結果としてはとても良い施設に入れたと思うのですが、もし父の意志を確認できれば、施設か自宅かを選ぶこともできますし、どの施設に入りたいのかの希望を聞くことができるのに……。元気なうちに、万が一の場合を考えて話し合っておくことの大切さを痛感しました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
文/木村とも子
ウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室
★関連記事:認知症の義母に童謡が効果的!?聞かせて一緒に歌ったら、表情が一変した話【体験談】
あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈
長年同居していた両親が、ある交通事故で急逝しました。気持ちの整理もつかないまま、私は涙ながらに葬儀を執りおこないました。ところが、その直後から兄夫婦の態度が一変したのです。兄夫婦は...
続きを読む子どもが生まれて生活は激変。ワンオペ育児に追われる私とは対照的に、自由なままの夫。ある日、限界を迎えた私がこぼした本音に対し、夫が放ったあまりに無神経なひと言に、私は耳を疑いました...
続きを読むブロガーのほや助さんによる、フォロワーさんが大学生のころに遭遇した恐怖体験談を描いたマンガ。大学生のときのこと。夜中の不審なチャイムに不安に思っていたところ、隣人が夜中にインターホ...
続きを読む料理が得意な私は、義実家に行くと義父に頼まれて食事を作ることがよくありました。義父は毎回おいしそうに食べてくれていたのですが、その様子が義母には気に入らなかったようです。そんな中、...
続きを読む同期の結婚式に参列した日のことでした。和やかな披露宴の途中、職場の先輩が放ったたったひと言で、会場の空気がわずかにざわついたように感じました。その瞬間、私は笑うことができませんでし...
続きを読む義実家へ行く日が近づくと、胸のあたりが少しざわつきます。これまでの帰省で感じてきた空気を思い出すからかもしれません。落ち着かない気持ちを抱えながら、今回 …
慣れないお葬式の場で自分の準備不足に気付き、冷や汗をかいた経験はありませんか? お葬式は緊張しやすく、思わぬ失敗が起きやすいものだと思います。服装、参列 …
初対面の日、義妹のあるひと言に思わず動きが止まりました。夫と3人で出かけたときにも、義妹とはどこか距離を測れないまま時間が過ぎていきました。さらに引っ越 …
妊娠5カ月目になると、そろそろ胎動を感じる時期だと聞いていたのに、私にはまだ何の変化もありませんでした。そのことが気になって、胸の奥に小さな不安が残った …
私は現在55歳。兼業主婦として、在宅で働くフリーランスのWebデザイナーをしています。10歳年上の夫とは、約15年前に結婚しました。彼は間もなく定年を迎 …
イラストレーター&マンガ家のフカザワナオコさんによる、アラフィフ女子の日常を描いたマンガ。今回は筋肉痛についてお届けします。 ★前の話 謎の筋肉 …
結婚して初めての年末年始、夫の実家への帰省は、私にとって予期せぬ試練の連続でした。「気楽に」という夫の言葉とは裏腹に、孤独と疲労で張り詰めた数日間。夫婦 …
夫が「実家に帰ろう」と言うと、実家が大好きな私はつい気持ちが和らぎます。何げないやりとりなのに、最近になって夫がなぜ実家に帰ろうとするのか、考えることが …