「そんな名前、本当にあるのかな?」領収書対応でパニック!やらかした私が学んだこと【体験談】
高校生の夏、初めてのアルバイトで、私は思いがけない出来事に直面。漢字が苦手だった私は、領収書を書くのが怖くてたまりませんでした。そんな私が直面した“まさ …
ウーマンカレンダー woman calendar
いつからか足や背中、おなかなどにできものができるようになった知人男性。体のどこかにできものができては治り、また別のところにできて……を繰り返す状態に。さすがに心配になった友人が皮膚科を受診すると「粉瘤」と診断されました。その後、粉瘤ができるたびに皮膚科を受診していましたが、いつしか粉瘤ができても行かなくなりました。そんな知人の体にまさかの事態が……。
★関連記事:夫の背中に大きなニキビ!?手術が必要だったのに自己処理をしてしまって…【体験談】
40代が近づいてきた知人の男性。いつからできるようになったのかハッキリはわかりませんが、足や背中など、体にできものができるようになりました。そのできものは、だいたいがプクっと腫れて、洋服が擦れたり何かにぶつかったりすると痛みを伴っていたそうです。
初めは「すぐ治るだろう」と放置していました。たしかに数日すれば、できものの中にたまっていた膿が出て、できたかさぶたは数日後に治っていたようです。しかし、また少ししたら違うところにできものができる……という症状を繰り返していました。
それにしてもできものがいつもより短期間に繰り返しできているな、と気になったある日、彼はやっと皮膚科を受診することに決めました。皮膚科ではこれまでのできものができたときの様子を細かく聞かれ、できものの状態を診てもらうことに。その結果、医師から「これは粉瘤(皮膚の下に袋状ののう腫ができ、皮膚から出た皮脂や角質などの老廃物が袋の中にたまってできた腫瘍)だね」と診断され、その日は抗菌薬を処方されて、数日間様子を見ることになりました。
彼は皮膚科で処方された抗菌薬を毎日欠かさず飲みました。薬がなくなるころに再度皮膚科を受診するように言われていたので、再び皮膚科へ。薬の効果なのか、粉瘤の炎症は引いているようでした。そこで医師から「粉瘤が同じ場所にできないように手術しましょう!」と提案され、手術をすることに。手術と言っても30分ほどで終わる簡単なもので、手術はすぐに終わりました。
しかし、数週間たつとまた別の場所に粉瘤ができ始めたのです。「うそだろ、また皮膚科に行かないと……」とやむなく彼は皮膚科を受診して、また前回と同じように粉瘤ができている場所を切開する手術を受けました。
これで粉瘤との闘いが終わればよかったのですが、これ以降も彼の体には何度も粉瘤ができ、そのたびに皮膚科へ通い、薬を飲んだり手術を受けたりを繰り返すことになったのです。
最初に粉瘤の手術を受けたときは「これくらいの処置で粉瘤がなくなるならよかった」と思っていたのに、幾度となく粉瘤ができるたびに薬を飲んだり手術を受けたりしているうちに、皮膚科を受診するのがおっくうに……。やがて、彼は粉瘤ができても「あ、今度はここに出てきた」と思うだけで、皮膚科を受診しなくなっていました。
ある日、洋服を着ていても見える手首に近い部分に粉瘤ができてしまいました。周りから「何それ、痛そう」や「病院行きなよ」などと言われます。周りの人から指摘を受けた彼は、久しぶりに自分の体にできている粉瘤の状態を鏡越しに見てみました。「あれ、何かいつもと違う?」と感じ、粉瘤を触ってみることに。すると、今までよりも固い感じがしました。そこで異常に気付き、「これは一体何なんだ!?」と急に不安になって、いつも通っていた皮膚科を再び受診することに。
いつもと違ってできものの部分が固かったので、もしかしたら粉瘤ではない深刻な症状なのではないかという予感がしていました。そのためか、急いで皮膚科へ向かったものの、診察までの待ち時間はとても長く感じたそう。
そして診察が終わり、医師から「これは、腫瘍(細胞が増殖してかたまりになったもの)です」と宣告されます。腫瘍という言葉に血の気が引く感覚に襲われ、ぼう然とした状態の彼に医師は続けて「腫瘍を取り除いて検査してみないと、良性か悪性かわからないですね」と言いました。彼は、一刻も早く悪性か良性かを知りたいので、その日のうちに手術の予約を取り帰宅することに。
数日後、手術で腫瘍を摘出。その後、1週間ほどは結果がわからない状態なので、仕事をしていても家で過ごしていても常に不安でいっぱいの日々を過ごしていたそう。1週間後、皮膚科で聞いた検査結果は、良性でした。
今回は、たまたま見えやすいところに腫瘍ができていたので、周りの人から指摘を受けて自分でもチェックしてみたことが皮膚科を受診するきっかけになりました。もし、見えないところにできていれば指摘も受けず、チェックもしていなかっただろうし、逆に、粉瘤ができても面倒臭がらずにきちんと皮膚科に通い続けていれば、もう少し早くこれが腫瘍だとわかっていたのではないかと彼は言っていました。
彼は粉瘤の治療がおっくうになってしまい、皮膚科に通うことをやめてしまいました。そればかりか、自分の体にできる粉瘤にも無関心になり、危機を感じなくなってしまうことに。その結果、粉瘤だと思っていたものが「いつもと違う」と気付くのに時間がかかってしまいました。幸い、良性の腫瘍だったので大事には至りませんでしたが、もし悪性だったら……と考えると、話を聞いた私もとてもゾッとします。
今回のように自分の体に起きている問題の状況判断を見誤ってしまうと、取り返しのつかない事態になりかねません。何事もいつものことだろうと思い込んで勝手に判断せず、起きている問題に気付いた時点で面倒臭がらずに向き合って、専門家に相談すべきだと思いました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)
獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開院。2024年に新鎌ケ谷くぼた皮膚科泌尿器科を開院、日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門は泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著書に『EDかも!?と思ったら読む本』(自由国民社)がある。
イラスト/マメ美
★関連記事:「粉瘤!?」首にできた小さなしこりを小豆大まで放置→皮膚にかゆみと痛みが発生して即手術【体験談】
あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈
2児の母のイルカさんによる、舞台女優さんの体験談を描いたマンガ。新米女優のミサキの初舞台は、先輩女優のマイからの嫌がらせにより、カボチャ役に。懸命に演じるミサキを見たダイキから告白...
続きを読む2児の母のイルカさんによる、舞台女優さんの体験談を描いたマンガ。新米女優のミサキ。初舞台は、先輩女優のマイからの嫌がらせにより、カボチャ役でした。しかし、懸命に演じるミサキに惹かれ...
続きを読む2児の母のイルカさんによる、舞台女優さんの体験談を描いたマンガ。新米女優のミサキ。先輩女優のマイからの嫌がらせで、初舞台はカボチャ役を演じます。ミサキはめげずに役をまっとうし、それ...
続きを読む2児の母のイルカさんによる、舞台女優さんの体験談を描いたマンガ。新米女優のミサキは先輩女優のマイからの嫌がらせで、カボチャ役を当てられます。しかし、懸命に演じるミサキ。それを見たイ...
続きを読むどういうわけか息子に嫌われている私。昔からずっと「おばさん」呼ばわりされる始末です。それを知りながら、叱るどころか一緒に私をバカにする夫にも愛想が尽きました。そんな中でやってきた息...
続きを読む高校生の夏、初めてのアルバイトで、私は思いがけない出来事に直面。漢字が苦手だった私は、領収書を書くのが怖くてたまりませんでした。そんな私が直面した“まさ …
夫は家事をしません。「男子厨房に入らず」という昔ながらの考えを持つ義母は、結婚するまで実家暮らしだった夫に家事を教えなかったようです。わが家は結婚当初か …
34歳OLのさなさん。人並みに恋愛経験を積んできたはずなのに、この年齢まで独身。焦りを感じていたある日、理想の男性と出会うのですが……。職場では初対面の …
夫と結婚して3カ月がたったある日、義母から着信が。「今日の昼、友人を連れて行くから」と告げ、理由を教えてくれないまま電話は切られてしまいました。詳細を聞 …
最近、私の母が亡くなりました。同居している義父は、「ちょうど掃除業者が来るから行かない」と言いだし、母の葬儀に参列せず、香典もありませんでした。 ★関連 …
先日、私は観客が声を上げたりペンライトを振ったりして盛り上がる「応援上映」を楽しみに、ある映画館へ足を運びました。通常の上映とは違い、ファン同士で一体感 …
34歳OLのさなさん。人並みに恋愛経験を積んできたはずが、この年齢まで独身。焦りを感じていたある日、理想の男性と出会うのですが……。さなさんは彼ができる …
インスタグラムやブログで家族の話をつづっているおーちゃんによる50代の日常を描いたマンガ。 高いところはもちろん、絶叫系アトラクションなんてもってのほか …