年齢とともに肩凝りが悪化!長年の肩凝りに終止符と打つことが薬剤師のアドバイスとは
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おなかのガスだまりやおならは人に言えない悩みだからこそ、自分ひとりで抱え込んで悩んでいたことがありました。そんなとき、健康診断で担当医に相談したところ、私の体質や生活習慣に原因があったようで……。医師に言われたことから生活習慣を改めた体験を紹介します。
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20代のころ、事務職として働いていた私。おなかにガスがたまりがちだったため、仕事中におならが出そうになるタイミングがすごく多かったことに悩まされました。静かなオフィスだったのですが、そんな中で忙しく仕事をしていると、腸が動いて、おならが出そうになるのです。実際にそのせいでトイレに駆け込むこともしばしばありました。
周りに人がいる場面でおならが出てしまって、恥ずかしい思いをしたことはないですが、時間を問わず、いつでも仕事に集中したい時間帯でも出そうになるので「どうしたら良いのだろう」と考えていました。
最初は「大のほうが出るのかな?」と思い、トイレに行ってみるのですが、おならが出るだけ。そして、このおならをするだけのためにトイレに駆け込むのは、頻度が多すぎてしまうのではと感じ、ひとりで悩むようになってしまいました。
勝手な判断ですが「もしかしたら過敏性腸症候群(ストレスや自律神経の乱れなどにより、便秘や下痢などを慢性的に繰り返す病気)か何かかも?」と考えると気が気でなく、職場で静かな環境にいて、おならを我慢することがストレスになり、胃が痛くなってしまいました。
そんなある日、健康診断があり、担当医が「何か悩んでいることはないですか?」と聞くので、「おならが出そうになるんです」と悩みを相談。すると、私のみぞおちのあたりに手を置き、触診をしてくれました。
医師いわく、私のおなかには空気が入ってしまっているそう。食事をするときにかむ回数が少ないと、余分な空気を体内に入れてしまい、ガスが発生しやすくなるのだとか。それだけでなく食べ物が消化されにくい状態で残ることで、胃に負担がかかって腸に残りやすくなるとのこと。その結果、ガスがたまっていってしまうようです。対策としては「食事をするときは焦らずかむようにする」ことが一番だと言われました。
また、ストレスもおならの原因になるそうで、ストレスがあると胃腸の働きが低下してしまい、食べ物をうまく消化できないのだと教えてくれました。当時、職場の同じ部署の男性2人の仲が悪く、1人の男性がもう1人に向かって毎日のように説教しているのを近くで聞いていて、環境としてはあまり良くありませんでした。結果として、私もなんだか胃が重く感じる日々だったため、どんな環境でも「仕事」と割り切ってストレスを感じにくくすることも大切なようです。
医師に言われて生活を振り返ってみると思い当たることがたくさんありました。忙しいため昼食時間を返上して仕事をしていたため、合間に昼食をとるので早食いになり、味わって食べることができていませんでした。当然、かむ回数も少ないです。まさに「空気と一緒にごはんを食べていた」と言われても納得の食事内容でした。
また、夜も21時や日によっては22時になるほど遅くまで仕事をしていて、その間、食事もせずに仕事をするのでストレス負荷は高かったです。空腹が原因なのか、ストレスが原因なのかわかりませんが、胃が重く痛く感じるので胃薬を常備していたりと、胃も弱っていて消化もしにくく、おならやガスだまりが多くなる要素ばかりでした。
医師に言われてすぐに改善できることは少なかったですが、とりあえず、ごはんを食べるときはかむ回数を増やしました。これまで飲み込むように食べていたのを意識してひと口あたり20回程度はかむようにしました。そして、仕事で夕食が食べられないことが多いとわかっていたので、何かおなかに入れられるよう粉末のスープを持参しておき、夕食の時間は給湯室でお湯を注いで飲むようにしました。
咀嚼回数が増えたことによる違いはそこまでは感じませんでしたが、夕食の時間にゆっくりスープを飲むだけでも、温かいものがすーっと胃腸が入っていく感覚が感じられてほっとリラックスでき、ガスがたまりにくくなった気がしました。
当時は10年以上前のことになりますが、がむしゃらに働いていて、ガスがたまって悩んでいたことも今ではいい思い出です。現在は在宅で働いていて、きちんと食事をとる時間もあります。ストレス負荷もそこまではありません。そして、体は正直なもので、規則正しい生活をすることで過去のようにおならが出ることはすっかりなくなりました。
医師が教えてくれたように、おならやガスは食事とストレスが大きな原因だったのだと思います。今でも、忙しいときは食事がおろそかになってしまいそうになるので、担当医に言われた、かむ回数を増やすこと、ストレスをじょうずにやりすごすことの2つをきちんと守っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/里村仁志先生(里村クリニック院長)
消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。
イラスト/マメ美
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