「お年ごろだからね」手のしびれと痛みで整形外科を受診⇒原因はもしかして【体験談】
50歳の私。誕生月に血圧の薬をもらうために病院へ行った際、カルテを見た医師から「お誕生日おめでとうございます。アラフィフのど真ん中ですね」と言われました …
ウーマンカレンダー woman calendar
45歳を過ぎてからやたらと出まくる「おなら」。若いころはめったに出なかったのに、なぜこんなにガスがたまるようになってしまったの? あるとき健康診断の検便で「要精密検査」の判定が! まさか、おならは良からぬことの前触れなのでしょうか。アラフィフ女子がおなかの不快感に悩まされる体験談です。
★関連記事:「最近、おならをコントロールできない…」原因は? 今すぐ対策したいことは?【医師監修】
ここ数年の私の朝は「おなら」で目覚めます。夜、寝ている間にパンパンにたまったガスが、腸内で耐えきれずに「バフッ! 」と暴発。それが私の目覚まし代わりです。夫は早起きなので、隣にいないことを確認すると、ホッと胸をなでおろす毎日。
その後も、朝食を食べて「ブブッ」、ウォーキングの最中でも「バフッ」、ソファに寝そべりながら漫画を読んでいるときも「ボフッ」、ちょっと腰の位置をずらそうと動いた瞬間に、意に反して「ボン! 」とやらかすこともあります。
そして夫婦生活のときにも……。下腹部が押されて、もうたまりません。夫に気付かれているのか確認したことはないのですが、何の音なのかわかっていないかもしれません(苦笑)。
なぜこんなに空気圧強めのおならマシーン「人間空砲」になってしまったのでしょう。前日にさつまいもを食べたなど、食事のせいではありません。若いころはめったにおならなどせず、するにしても音を鳴らず「スーッ」と涼しい顔でしていたはずなのですが……。
50歳のとき、毎年の健康診断のオプションに「検便」があったので、軽い気持ちで受けてみようと、電話予約のときに「検便検査」を追加してもらいました。後日郵便で、必要書類と一緒に検便の容器が2本送られてきて、2日間に分けて便を採取しました。健康診断の当日に提出し、検便のことはすっかり忘れていたのですが……。潜血ありでまさかの「要精密検査」の判定に!
今まで大きな病気をしたことがない私は、再検査も初めてのこと。当日は車の運転ができないのは何となくわかりますが、同意書を書かされたり、成人した大人でも「保護者同伴で来てください」と注意書きがされていたりと、仰々しい内容に驚くやら怖いやら。
夫に会社を休んでもらうほどのことではないので、母に一緒に来てもらいました。市立病院の内科医はイケメン男性で、この人におしりの穴に医療器具を入れられるのかと思うと、恥ずかしさを通り越して不思議な気分だったのを覚えています。
内視鏡を入れるのがうまくいかなかったのか、痛いのなんの!「 痛い痛い! 」「我慢して! 」とやりとりしているうちに、私も気持ちが吹っ切れて何でも話せる気がして、例のおならの件も聞いてみました。
医師は「では見てみますね」と解説しながら検査をしてくれました。腸壁が少し赤く炎症があるけれど、特に腫瘍も見られず何も問題ないとのこと。医師は最後に「あっ! 」 と小さく叫び「ここに痔があります」と。この私が痔とは……。医師のはにかんだ顔が忘れられません。
その後の診察でも、特に問題は見られなかったと医師は語り、おならが頻発するのも、年齢による腸の機能の低下ではないかとのことでした。女性には多いのだそうです。この検査で少しだけ組織を取り検査しましたが、がんの兆候はなく、検便の潜血は痔によるものだったようです。
帰宅後、ネットで、年齢による腸の機能の低下とおならの関係を調べてみると、すぐに「更年期」の文字が見つかりました。女性ホルモンの低下から自律神経が乱れ、腸内環境が崩れやすいのだそうです。「50歳前後でやたらとおならが出る人がたくさんいる」と書かれていて、自分だけではないのだとホッとしました。
アラフィフになり、やたらとおならを暴発する体質になってしまった私が、たまたま健診の検便検査で「潜血陽性・再検査」の判定となり、大腸カメラの精密検査を受けに行きました。医師と大腸カメラを見ながら直接おならの件を聞けたのは、良い機会になったと思います。小さな痔こそあれ、大病ではなく安心しました。
しかし、ここでも私に付きまとう「更年期障害」の影が……。おならの頻発は更年期のせいだったのでしょうか。ネットで調べると、同じようなおなら症状の更年期の方がたくさんいると知りました。更年期とは、もはやお友だちとして付き合っていくしかなさそうです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
イラスト/サトウユカ
あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈
閉経を間近に迎える40代後半、50代前半の女性にとって気になるのは自分の体の変化ではないでしょうか。中でも気になるのが、腟・子宮・卵巣といった女性特有の機能。生理がなくなることで生...
続きを読む40代後半から疲れが取れにくかったり、生理の周期が乱れ始めたりして、なんとなくそろそろ更年期に入っているのかな?と感じていました。生理に関しては周期の乱れはあるものの、経血量はそん...
続きを読む若いころから、私の生理は規則正しく予定通りの周期でやって来て、6日程度でいつも終わっていました。ところが40代に突入してから、これまでの生理の様子が明らかに変化してきたのです。今回...
続きを読む閉経に向けて体が大きく変化する40代。他人にはちょっと相談しづらい性の悩みに対して、産婦人科医・漢方内科医の駒形依子先生に答えてもらいました。 教えてくれたのは… ★関連記事:閉経...
続きを読む朝、手指がこわばってうまく動かせない、物を落とすことが増えた、たまに指の関節が痛い……。こんなこと、ありませんか。50歳前後の女性には、このような手指の異変が起こることがあります。...
続きを読む50歳の私。誕生月に血圧の薬をもらうために病院へ行った際、カルテを見た医師から「お誕生日おめでとうございます。アラフィフのど真ん中ですね」と言われました …
学生時代は部活で汗を流し、20代は仕事がハードでどんなに食べても太りませんでした。そんな私の体重が増え始めたのは退職した37歳のころ。在宅時間が増えてか …
更年期は高血圧に注意したい年代。とはいえ、特にこれまで血圧に問題がなかった人は、生活をどう見直したら良いかわからないかもしれません。そこで血圧上昇につな …
私の更年期の体調変化は、閉経前の50歳のときに激しい頭痛に頻繁に襲われるようになったことでした。下の娘はまだ小学1年生。娘は小学校生活に慣れてきたとはい …
ずっと血圧が低かったのに更年期前後から高血圧になった、という女性は少なくありません。これは女性ホルモンの減少やストレスも血圧を上げる要因となるため。更年 …
若いころキャベツダイエットやリンゴダイエットなど、無茶なダイエットをしたことがある人は多いかもしれません。でも、更年期世代は特に無茶な食事ダイエットをす …
更年期世代のお悩みの1つが「更年期太り」。食べる量は変わらないのに年々体重が増えていくといった理不尽な現象が起きてきます。更年期がもたらす痩せにくい体と …
私は57歳。閉経して更年期の時期はすでに終わっています。更年期の時期には加齢に伴いさまざまな症状に悩まされました。生理周期が短くなり、動悸、息切れ、めま …