「おかしくないですか?」理不尽な上司に何も言えない私を救った同僚のひと言【体験談】
20代のころ、慣れない部署に異動した私は、上司から理不尽な叱責を受ける日々を送っていました。若さゆえ、反論する勇気もなく、ただ耐えるしかなかったあのとき …
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40代を迎えてから、頻尿に悩まされるようになりました。特に子どもたちと一緒に過ごす時間において、頻尿がもたらす困難は数えきれないほどです。幼稚園の参観のときなど、子どもの頑張る姿を見たいのに、良い場面で尿意を催すことも……。頻尿に悩む私のお話です。
★関連記事:「急な尿意を覚えるように…」閉経後、頻尿になりトイレを気にする日々!これも更年期の症状なの?
子どもが通っている幼稚園の参観日。子どもの成長を見守る大切な機会ですが、頻尿のために私は何度もトイレに行かざるを得ませんでした。授業中に子どもが頑張る姿を見ていたいのに、トイレに行きたくなるたびに席を立つのは気まずいものです。
我慢ができないほどのものすごい尿意を感じてトイレに行くのですが、尿の量といえば、ほんのわずか。「こんな少ない量の尿なのに、どうして我慢できないの!」と、心から情けなくなりました。
周りの親御さんたちの目も気になりますし、子どもにも寂しい思いをさせてしまうかもしれないと不安でした。
その後、意を決して生まれて初めて泌尿器科を受診しました。診断結果は、「過活動膀胱」。加齢による膀胱機能の変化、膀胱や尿道などを支えている骨盤底筋が弱くなったのが原因だろうとのことでした。
処方された薬はかなり効果があり、飲み出して間もなく劇的にトイレの回数が少なくなりました。
初めはちゅうちょしたものの、思い切って泌尿器科を受診してよかったと実感。しょっちゅうトイレに行かずに済む生活は、まさに快適でした。
ただし、副作用もありました。とても喉が乾くようになり、便秘の症状も出ました。
また、薬はあくまでも頻尿の症状を緩和するための対症療法にとどまり、根本的に治すものではないそうです。そのため、薬を飲み続ければ副作用に悩まされ、やめれば再び頻尿の症状に悩まされることになるというジレンマに陥りました。
結局、私は後者を選択しました。受診した泌尿器科の先生いわく、生活習慣を見直したり、体操を取り入れたりすることにより、ある程度症状を緩和させることができるだろうとのこと。
そこでまずは、利尿作用のあるコーヒーや緑茶は夕方以降は飲まないようにしたり、骨盤底筋を鍛えるトレーニングを隙間時間に取り入れたりと、できる範囲で対策しました。そのかいあってか、現在はある程度トイレの回数を軽減することができています。
頻尿がもたらす困り事は数多くありますが、適切な対策を講じたことである程度克服することができました。対策後の参観日の際には、大事な場面を見逃さないように事前にトイレに行くのはもちろん、万が一のことがあっても良いように尿漏れパッドを付けています。そのおかげでリラックスでき、大事な子どもたちの姿を見逃すことがなくなりました。頻尿とは今後も長い付き合いになりそうなので、より快適な生活を目指して日々工夫を続けていこうと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)
獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開院。2024年に新鎌ケ谷くぼた皮膚科泌尿器科を開院、日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門は泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著書に『EDかも!?と思ったら読む本』(自由国民社)がある。
文/岩下 カナコ
イラスト/きびのあやとら
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