- 2024.09.11
- 42歳独身無職になりました, オムニウッチー, 40代,
「経営者失格」社長に絶望した店長。客のひと言でスカッとした理由は #42歳独身無職になりました 11
42歳のオムニウッチーさんはある日突然無職に。そのときの出来事をマンガで振り返ります。 雑貨店の店長を務めていたオムニウッチーさんは、突然会社から退職か …
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いびきなんて、年配のふくよかな人がかくものと思い込んでいた10代。自分では眠りが深くてしっかり寝ていて、いびきとは無関係だと思っていました。ですが、どうも知らないだけでいびきをかいているようだと気付いたのは大学生のとき。それ以来、いびきを止める方法も知らず、ただただ人と一緒の部屋で寝るのが嫌で嫌で仕方がなかった私のいびきを改善するまでの体験談です。
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自分のいびきで恥ずかしい思いをしたのは大学生のときです。飲みなれない焼酎を友人宅で飲み、つぶれて爆睡し記憶なし。翌朝具合の悪い私に向ける友人たちの目が冷ややかなこと。
聞けば飲みつぶれて大いびきで寝ていたそうで、聞いたときは恥ずかしさのあまり消えてなくなりたくなりました。女子大生だったので、恥じらいもあり、格好も付けたい時期、今でもトラウマになっています。
就職して慰安旅行に行くときの鉄則は、誰よりも遅く寝て誰よりも早く起きることです。会社の先輩同期に大いびきを聞かれるなんて絶対に嫌! 慰安旅行といえば宴会、散々飲んでいる分いびきをかく可能性が大だからです。
飲んで騒いで眠くなっても、必死でこらえて皆が寝静まってから眠り、ほぼ寝てないまま朝起きる。当然体調不良で翌日のバスで車酔いをするという最悪の展開を数年続けました。
数年たつと慰安旅行でも無理して飲まなくてよくなりました。旅行中でもストレッチして寝る前にゆっくりお風呂につかるという、自分のルーティンをおこなう図々しさを身に付けてからは、いびきもそんなにひどくなかったようです。
それでもいびきを心配しながら寝るのは苦痛。出張でも先輩や同期とツインルームを取ることは絶対に避け、経費に追加料金を払ってでもシングルルームを取っていました。その後結婚、妊娠。妊娠するといびきがひどくなると聞いたことがあったのですが、どうやら本当だったらしく夫から苦情が出ました。
夫もいびきかいてるのでお互いさまなのですが言われたら良い気分はせず、一度耳鼻咽喉科へ相談しました。しかし妊娠中なので、出産してから改めて診察してみましょうと言われて終わりました。
育児と仕事に追われ、ストレスで食べ過ぎて太り、家族以外と宿泊することもなくなり緊張感もなくなったある日。子どもから「お母さん、先に寝ないで」と。「先に寝たら寂しいの?かわいい」とか思ったら全然違いました。
「お母さんいびきうるさくて寝られないから先に寝ないで」と、ぐさっと刺さる言葉をいただきました。家族で泊っても、夫同様うるさかったらしく困っていたようです。これにはさすがに申し訳なくなり改善しようと本気で思いました。
本来は耳鼻咽喉科に行くのが一番ですが、通う時間もないので自分でできる対処法を調べて勉強しました。いびき対策で一番に上がるのが「肥満解消」だったので、まずダイエットを開始。
いびきとは、空気の通り道である気道が狭くなることで、呼吸するときにいびきの音が発生するもののようです。太ってしまい食道の周囲にも肉がつくと圧迫され気道が狭くなり、いびきにつながるということなので、ダイエットはまず最初に取り掛かる問題でした。
ダイエットは特別なものではなく、間食を止めて夜18時以降は食べないようにしたことに加え、水泳とストレッチを取り入れました。首周りの凝りやむくみをほぐすストレッチと適度な運動となる水泳を取り入れることで、10kgのダイエットに成功しました。
さらに周囲の話や自分なりの分析結果、眠りが浅いときに限ってひどくいびきをかいているようなので、ぐっすり眠れるように足裏マッサージを実行することに。
前職の化粧品メーカー美容部員時代に学んでいたツボも活用しました。さらに鼻の脇にあるツボ「迎香」と、喉仏の外側にある「人迎」を寝る前に刺激して睡眠に入るようにしました。
サプリメントも取り入れようと思い、コエンザイムQ10をとることにしました。調べてみると、体の中のコエンザイムQ10は年齢と共に減少していき、減少すると舌や喉の周りの筋肉が衰え、気道が狭くなりいびきにつながっていくようでした。
減少したコエンザイムQ10を補うと気道の狭まりが改善され、いびきの改善につながるようです。私が選んだものはリラックス効果も含まれていて、とても体質に合っていたようで、初めて飲んだ日は、数年ぶりのぐっすり寝た! という実感が持てました。
ダイエットに加え、サプリメントとツボ、マッサージの効果でいびきが改善され、日中眠くなることも減ってきました。
いびき対策をする前は、運転していても睡魔に襲われたり、書き物をしていると眠くて耐えられないこともあったりしました。サプリメントとダイエットを中心とした対策をしてからはぐっすり眠れるようになり体調も回復。子どもからも「お母さん、死んだかと思うくらい静かに寝てた」と言われるようになりました。疲れにくくなり体調も良いので対策してよかったと思っています。
いびきが一番ひどいときと比べると体重も10kgほど減り体も軽くなり良いことだらけです。ただ、飲み過ぎたり疲れたりするといびきをかいているようなので、油断せずにケアし続けようと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/高島雅之先生(たかしま耳鼻咽喉科院長)
日本耳鼻咽喉科学会専門医、日本睡眠学会専門医。金沢医科大学医学部卒業。金沢医科大学耳鼻咽喉科で講師を務めたのち、2007年に開院。「病気の状態や経過について可能な範囲でわかりやすく説明する」ことをモットーに地域医療に従事。「宇都宮スリープセンター」を併設し睡眠医療にも携わる。テレビやラジオなどメディアでも、いろいろなジャンルにおいて医療情報を発信。著書に『専門医が教える鼻と睡眠の深い関係 鼻スッキリで夜ぐっすり』(クロスメディア・パブリッシング)があり、Amazonのカテゴリー7つで1位を獲得。
イラスト/村澤綾香
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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