- 2025.11.19
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「どんどん派手になる」モノトーンで地味見えする40代の私のファッションの変化<ときめけBBA塾>
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年を取って、シミやシワ、中年太りなど、見た目が衰えただけでなく、体力の低下や自律神経の乱れなど、見えない部分も衰えてきました。中でもやっかいなのが「いびき」。同じ部屋で眠る人に迷惑をかけているのに、無意識なので、自分ではどうすることもできません。「いびきはどうすれば治るのか?」調べてみると、いろいろなことがわかりました。
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私は以前からいびきをかくことがありました。しかしそのほとんどは、調子に乗ってお酒をたくさん飲んで、すっかりむくんだ状態で寝たのが原因。大量のアルコールで鼻の粘膜まで腫れ上がり、大口を開けて寝たら、舌が落ちて喉をふさいで大いびきといった感じです。
ところが、娘に「お母さんいびきがうるさいよ」と言われた日は、何の心当たりもありませんでした。そもそもアルコールは、ここ数年口にすらしていません。だからその後も「お母さん、昨日は怪獣がいるかと思ったよ」と笑われても、まったく自覚がなかったので、「またまた。大げさに言って私をからかってるのね」と、娘の指摘を無視していたのです。
しかしある日、そのせいで私はとんでもない恥をかくことになりました。それはいつもの美容院での出来事。私は、カットの前のシャンプー中に、前日の睡眠不足もあって、ついウトウトとまどろんでしまいました。するとその瞬間、まるで大きな豚が「ンゴゴゴゴ!」と鼻を鳴らしたような爆音に飛び起きたのです!
なんとそれは、自分自身の「いびきの音」でした。もう、いびきをかいたのが恥ずかしいのか、そのいびきに飛び起きて頭のタオルをすっ飛ばしたのが恥ずかしいのかよくわからないまま、私はその足で薬局に走りました。
ところが薬局に駆け込むところまではよかったのですが、お目当ての「いびき」のコーナーがわかりません。しばらくは「風邪コーナー」の、喉薬の棚の周りをグルグルしていましたが、それらしきものは見つかりませんでした。本当なら、ここで薬局の人に聞けば良いのですが、「いびきの薬を探しています」と言うのが恥ずかしい……。いくらおばさんになったとはいえ、「ああ、あなたいびきかいてるんですね」などと思われたくはなかったのです。
そこでスマホで調べると、就寝時に開いた口をふさぐ「口閉じテープ」というものを発見。しかしこれまたマスクコーナーや絆創膏コーナーには置いてなくて、結局、数分お店を徘徊し、やっとホットアイマスクなどの雑貨のコーナーで数個並んでいるのを見つけて購入することができました。
使用方法は、寝るときに口を閉じ、その上からしっかりとテープを貼るだけというもの。正直、かなり乱暴な対処法だと思ったのですが、「こんなに簡単にいびきが止まるなら」と喜んで使用しました。
翌朝、テープは剥がすのが痛いほど、しっかり口をふさいでくれていたようで、「これで私もいびきから卒業したわ」と自信満々だったのですが、娘から言われたひと言は……「お母さん、まだいびきかいてたよ」でした。
意を決して「口閉じテープ」を購入し、一晩中口をふさぐという、決して快適とは言えない睡眠も受け入れたのに、私の「いびき」はまったく改善されなかったのです。
この結果に、「もしかして私のいびきは想像以上に深刻な状態なのでは?」と、いよいよ追いつめられた私は、娘に詳しく自分のいびきの様子を聞きました。すると私のいびきの音は口からではなく鼻の奥から「ゴゴゴゴゴ」と聞こえているとのこと。
そこでネットで調べてみると、私のいびきは、口を開けたときに舌が落ちて気道をふさぐ「喉いびき」ではなく、口を閉じていても鼻の奥が詰まることによって音を出してしまう「鼻いびき」だということがわかりました。
そこで「鼻いびき」についてネットで詳しく調べたところ「エアコンなどにより鼻の中が乾燥した状態になると、鼻が詰まる傾向になりいびきをかくことがある」という内容を発見しました。この鼻の粘膜の炎症は、身に覚えがありました。朝起きると鼻の奥が痛かったり、鼻の奥が不快で鼻をかむと、鼻血が出ていたからです。
そこで今度は、風邪薬のコーナーで「鼻拡張テープ」を買って再チャレンジ。エアコンの直撃を避け、加湿器も付けたことで、結果は、まだまだ音は漏れますが、以前よりかなり静かになったと言われ、とりあえずひと安心しました。
その後も、娘に私の睡眠の様子を詳しく聞くと、時折口を大きく開けて「喉いびき」もかいているとのこと。もちろんこちらは「口閉じテープ」で対処できるのですが、もっと根本的な対応も必要かと最近は考えております。そこで今頑張っているのが「ダイエット」。首周りに脂肪がつくようになると、ますます気道を圧迫していびきをかくらしいのです。実は、ここ数年激太りをした私にとって、これが一番心当たりのあるいびきの原因。更年期で疲れやすくなったのを理由に、食べて寝ての運動不足の日々を繰り返してきたつけが、いびきとなって現れたかと思うと反省しきりです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/高島雅之先生(たかしま耳鼻咽喉科院長)
日本耳鼻咽喉科学会専門医、日本睡眠学会専門医。金沢医科大学医学部卒業。金沢医科大学耳鼻咽喉科で講師を務めたのち、2007年に開院。「病気の状態や経過について可能な範囲でわかりやすく説明する」ことをモットーに地域医療に従事。「宇都宮スリープセンター」を併設し睡眠医療にも携わる。テレビやラジオなどメディアでも、いろいろなジャンルにおいて医療情報を発信。著書に『専門医が教える鼻と睡眠の深い関係 鼻スッキリで夜ぐっすり』(クロスメディア・パブリッシング)があり、Amazonのカテゴリー7つで1位を獲得。
イラスト/おんたま
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