「え…初対面なのに」義父の失礼な発言にあぜん。もう二度と会いたくないと思ったワケ【体験談】
目次 1. 義両親に会う前日に… 2. 緊張の当日、義父の言動にあぜん 3. 何この人!? 4. まとめ 何この人!? 驚きはそれで終わりませんでした。 …
ウーマンカレンダー woman calendar
夫は仕事でパワハラを受けたことから、メンタルを壊す前に仕事を辞め、こっそり次の就職先を探すつもりだったそうです。心配をかけたくなくて、どうしても言えなかったのだそう。話を聞くと、私にも夫のつらさが理解できました。夫は、しばらく休んだらまた仕事は探す、2人で頑張って子どもを育てようと言ってくれたのですが……。
それからしばらく、私はつわりに苦しみながらも、これまで通り仕事を続けました。夫が仕事を辞め、経済的な不安から休むことへの抵抗があったのです。体調が悪くても平気なふりをして、意地になって仕事をしていました。
一方、夫は今までのストレスを発散するかのように、登山にサウナ、カラオケと自由な無職生活を満喫。最初は「仕事がつらかったんだから仕方がない」と黙認していましたが、自分だけがつわりに苦しみながら仕事をしていたため、だんだん夫への嫌悪感が募っていきました。
私が妊娠を告げてから4カ月がたったころ「仕事は見つかりそう?」と聞きましたが「まあぼちぼち」と能天気な様子。「2人で頑張ろうと言ったのは何だったの?」と悲しい気分でした。
そんなある日、義母から私に電話が。「元気にしてる? 最近息子と連絡が取れなくて、どうしているか教えてくれないかしら」と。私は義母に妊娠したことや夫が仕事を辞めた後、息抜きと称して遊び回っていることを伝えました。
ある日曜日の朝、夫が起きてくるとリビングには義母がいました。息子と話したいと言った義母を私が招き入れたのです。義母は夫の名前を呼び、テーブルに座らせました。夫はぎょっとしながらも状況を把握した様子。義母は開口一番「あなた、奥さんが妊娠したっていうのに、仕事を辞めたそうね? しかも遊び回っているって?」と声をかけたのです。夫は「つい羽目を外したというか……」と口ごもりました。
すると、義母は顔を真っ赤にしてテーブルをたたき「お父さんみたいになってもいいのね!?」と一喝! 聞くと、母子家庭だった夫の父は家庭を大事にせず、好き放題遊んでは借金を作り、仕事もしないような人だったそうです。幼いころから夫はそうした父を反面教師として生きてきたとのこと。
「あんなふうにならないでまともに生きるって、あなた言ってたじゃない。妊娠すると平気そうに見えても体は変化するし、つらいのよ。奥さんをいたわりなさいよ!」と涙を流しながら諭す義母に、夫は頭を抱えました。そして、私と義母に向かって「ごめん! 心を入れ替えます」と謝り、「つい遊んでしまった」とぼそり。
次の日、夫は改めて私に謝罪して「大変なときなのに、寄り添わないで悪かった」と言ってくれました。
その後、夫は改心して仕事を見つけ、すぐに働き始めて私を安心させてくれました。今も一生懸命頑張ってくれています。私も無事に妊娠期間を乗り越えて出産。玉のようにかわいいわが子を抱いて、幸せを感じる日々です。
夫は父親を反面教師にして生きてきたけれど、仕事の重圧からやっと逃れたあのとき、それまでの反動からタガが外れてしまったそうです。夫と父親の間にそんな過去があったとは知らなかった私ですが、義母のひと言が夫の親としての自覚を引き出してくれたと感じています。息子を愛あるムチで一喝した義母に感謝したい出来事でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
マンガ/山口がたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)
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