がんをきっかけに自分を見直した。青木さやかさんインタビュー#2「でもという言葉は使わなくなりました」

がんをきっかけに自分を見直した。青木さやかさんインタビュー#2「でもという言葉は使わなくなりました」

今年5月に出版された9割実話のエッセイ小説『母』が話題の青木さやかさんにインタビューをさせていただきました。2回目の本日は、二度目の手術を受けたことや肺腺がんをきっかけに訪れた生活の変化、ご自身が日々意識していることについてお聞きしました。

2003年に「どこ見てんのよ!」の決めゼリフで全国区の人気を博し、以後、バラエティー番組やドラマ、映画、舞台などで活躍中の青木さやかさん。今年5月に、実母との軋轢やがん、ギャンブル依存症、ブレイク当時の秘話、結婚、出産、離婚といった経験を赤裸々に綴った著書『母』を刊行し、話題を呼んでいます。

なかでも注目されたのが、本書で告白された肺腺がんの体験記です。肺腺がんの手術を経て、生活やお気持ちにはどのような変化が生まれたのでしょうか。インタビュー2回目の今回は、肺腺がんをきっかけに変わった事柄をうかがいました。
★前回:肺腺がんを告白。青木さやかさんインタビュー#1「私自身は元気ですし、がんと言われることが不思議でした」

1回目の手術から2年弱で2回目の手術を受けた

――術後2週間でドラマの撮影、2カ月後には舞台に立っていたそうですが、体力に不安はなかったのでしょうか?

青木さん あまりなかったですが、ドラマの撮影などは大変な面はありました。私は舞台の仕事もしているので、体力作りをしている方なのかもしれません。といっても、ストレッチや軽い筋トレ程度のことなのですが……。でも、病気になって知ったのは、体力があって、健康で、手術ができるくらいの肉のつき方じゃないと手術を受けられないということ。私の場合、手術に向けて体を鍛えたわけではないのですが、日ごろの生活の中で体力が養われていたのかもしれないです。

――1回目の手術から2年弱で2回目の手術を受けたそうですが、肺腺がんの再発ということでしょうか?

青木さん 主治医の先生いわく、私が患ったがんは女性に多くてできやすく、でも、できるたびに取っていけば命に関わることはないとのことでした。それに、結局のところは手術で取ってみないと、がんかどうかはわからないんです。2回目の手術はがんだと思って受けたのですが、病理検査の結果、がんではないことがわかりました。

――2回目の術後もやはりつらかったのでしょうか?

青木さん 最初のときに比べると、熱や吐き気が多少はラクに感じられました。一度手術を経験しているので、まったくわからないことへの恐怖はなかったですし、慣れたということなのかもしれないです。

安心して購入できる食材で和食中心の食事を心がける日々

――がんを患ってから、生活の中で心がけるようになったことを教えてください。

青木さん 家での食事は比較的、気を付けるようにしています。近所のお友だちのすすめで酵素玄米炊飯器を買ったので、ご飯は酵素玄米です。それに味噌汁、ぬか漬け、梅干し、納豆といった程度のものが多いです。

――厳選された食材を使っているのでしょうか?

青木さん 外で食べるときには気にしませんが、家で使うものは食材や調味料に気を配るようになったと思います。

――以前は食生活にそれほどこだわっていなかったのでしょうか?

青木さん こだわっていなかったと思います。例えば、調味料でも野菜でもお肉でも、それぞれに金額の差がありますよね。以前はその金額を安くしようと思っていましたけれど、今はそこにお金をかけようと思っています。決して高いものがいいというわけではないのですが、食材費を抑える生活はやめました。今は食材や調味料などに一番、お金を使っているかもしれません。

――ご自身で納得のいく食材を買う、ということでしょうか?

青木さん それもあるのですが、大切に育てられた野菜やお肉を、機嫌の良い方たちから買い、気分の良い状態で料理をして、楽しく会話しながら食べることを心がけています。食材を買うスーパーは決まっていて、そこのスタッフの方と仲がいいですし、生産者さんとお話ができることもあるんです。作っている人や売っている人の顔が見えるので、安心して買うことができるという感じですね。

ストレスをためないように自分を変えることを意識している

――ほかにはどんな変化があったのでしょうか?

青木さん 意識的に規則正しい生活をするようにして、夜は11時には寝て、朝は6時には起きるようにしています。それから、ストレスをためないこと。私の場合、ストレスのほとんどは人間関係でたまっていくんです。それを改善しようとするとき、相手に変わってもらうことは無理ですから、自分が変わるしかないと思っているんです。

――自分を変えるのは簡単そうで難しいことだと思いますが、例えばどんなことを意識しているのでしょうか?

青木さん 誰かの発言に対して「でも」という言葉は言わず、「はい」、「わかりました」と同意するようにしています。相手の言うことに同意していたら、それ以上はもめることはありませんから。自分自身、すごく素直になったところもあります。

<青木さやかさんプロフィール>

1973年愛知県生まれ。大学卒業後、フリーアナウンサーを経てタレントの道へ。「どこ見てんのよ!」のネタでバラエティー番組で大ブレイク。そのほかドラマ、映画、舞台、エッセイの執筆など幅広く活躍中。著書に9割実話のエッセイ小説『母』(中央公論新社)など。

あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈

あるある!と思わず共感&読めば心が軽くなる!!大人気マンガ連載中!

大人気マンガ連載中 大人気マンガ連載中
  • 孫ラブおばちゃん
    五十路日和
    夫と2人暮らし。3児の母で、6歳の孫を溺愛中のおーちゃんさんによる50代の日常をつづるマンガ連載「五十路日和」
    おーちゃん さん
  • クセの強い夫とアラフォー女子の日常
    デブス女の修羅場
    ブロガーのぷよ子さんによる、年上の夫との赤裸々な日常を描いたマンガ連載「デブス女の修羅場」
    ぷよ子 さん
  • 日々、老化を実感中!
    熟女系
    物忘れがひどくなってきた40代熟女のフワリーさんによるマンガ連載「熟女系」
    フワリー さん
  • 人生に無縁だと思っていたがんに…
    私、大腸がんらしい
    2020年5月に大腸がんが判明した、おさしみ1番さんの体験を描いた連載マンガ「私、大腸がんらしい」
    おさしみ1番 さん
  • 若いころとのギャップが!
    アラフォー絵日記
    アラフォーとなり20代、30代との違いを実感する日々をつづったマンガ連載「アラフォー絵日記」
    村澤綾香 さん
  • ステキなおばあちゃんを目指す!
    ときめけ!BBA塾
    マンガ家・イラストレーターの和田フミ江さんがステキなおばあちゃんを目指すマンガ連載「ときめけ!BBA塾(ばばあじゅく)」
    和田フミ江 さん
  • クスッと笑えるアラフィフのリアル
    アラフィフの日常
    イラストレーター&漫画家のフカザワナオコさんによる、アラフィフ女子の日常についてのマンガ連載「アラフィフの日常」
    フカザワナオコ さん
  • 看護師として、母としての日々
    看護師でシングルマザーな私の話
    自閉症スペクトラムの息子を持つシングルマザー。看護師として日々働く日常を描く連載マンガ「看護師でシングルマザーな私の話」
    まゆん さん
  • ダイエットや美容に奔走
    キレイな40代になりたい
    ママイラストレーターのきびのあやとらさんが、ダイエットや美容などアラフォーならではの課題を解決するべく奔走する連載マンガ
    きびのあやとら さん
  • 私の記録が誰かのために
    乳がん絵日記
    2021年に乳がんが判明し闘病を続ける、こほこさん。自分の治療経験をつづったマンガ連載「乳がん絵日記」
    こほこ さん
  • アラフォーならではのあるある!
    アラフォー店長のつぶやき
    雑貨店で店長として働くオムニウッチーさんがつづるアラフォー女子ならではのあるあるマンガ連載「アラフォー店長のつぶやき」
    オムニウッチー さん
  • いろいろ気にして日々戸惑う
    アラフォーの気にし過ぎな毎日
    人付き合いが苦手で、いろいろ気にし過ぎなアラフォーのあさりさんによる連載マンガ「アラフォーの気にし過ぎな毎日」
    あさり さん
  • 老眼になっても息子の成長は見逃さない
    40代親バカ母
    高齢出産のダメージを残しつつ、息子と走り回れるよう体力作りに邁進中のきりぷちさんが描く連載マンガ「40代親バカ母」
    きりぷち さん
  • くそ地味だけどハッピーな日々
    くそ地味系40代独身女子
    30代半ばで離婚して実家に出戻りした、40代独身マンガ家の大日野カルコさんによるマンガ連載「くそ地味系40代独身女子」
    大日野カルコ さん
  • アラフィフの身に起こること
    アラフィフ雑記帳
    アラフィフ母の身に起こる日常を絵日記にして紹介するマンガ連載「アラフィフ雑記帳」
    フィフママ さん
  • ポンコツな40代の日常
    40代ポンコツ街道
    ブロガー時々イラストレーターの中村こてつさんによる、加齢で加速するポンコツな日常を描く連載マンガ「40代ポンコツ街道」
    中村こてつ さん
  • 更年期のもろもろをゆる~くつづる
    脱力系ゆる更年期日記
    更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづったマンガ連載「脱力系ゆる更年期日記」
    やましたともこ さん
  • メンタル弱めです
    40代豆腐メンタル
    豆腐並みに崩れやすいメンタルなかめまるさんによる、日常の何げない笑える日常を描いた連載マンガ「40代豆腐メンタル」
    かめまる さん
  • 腎がんの記録をつづる
    43歳で腎がんになった話
    3児の母でブロガーのマメ子さんによる、43歳で腎がんになった体験を描いたマンガ連載「43歳で腎がんになった話」
    マメ子 さん
  • 乳がんの治療記録
    40歳独身で乳がんになりました
    40歳で乳がんの告知を受けた島野たみこさんの、乳がんの体験を描いたマンガ連載「40歳独身で乳がんになりました」
    島野たみこ さん
  • アラフォーならではのアレコレ
    アラフォーだもの
    体力の衰えがシャレにならないエッセイマンガ家&イラストレーターの小豆だるまさんがつづるマンガ連載「アラフォーだもの」
    小豆だるま さん
  • めっちゃ更年期やん、私
    私、もうすぐ閉経します
    パート保育士として働く二児の母、自己肯定感ゼロのみりんぼしさんによる連載マンガ「私、もうすぐ閉経します」
    みりんぼし さん
  • 36歳でチアダンス講師に!
    44歳チアリーダー
    イラストレーターであり、チアダンスの講師でもあるサトウユカさんによる元気になるマンガ連載「44歳チアリーダー!」
    サトウユカ さん
  • アラフィフ母の日常
    生まれて半世紀
    気付けば生まれてから半世紀が過ぎてしまった、エッセイマンガ家の月野まるさんによる連載マンガ「生まれて半世紀」
    月野まる さん
  • こじらせ女子がアラフォー婚
    アラフォー女子が10年ぶりに恋をした
    エッセイマンガ家のかとひとさん。恋愛こじらせアラフォー女子のかとひとさんが結婚するまでのマンガ連載。
    かとひと さん
  • 彼氏なし!アラフォー独身女子
    アラフォーオタク女子
    自称、永遠の中二病オタク、彼氏なしのアラフォー独身女子のコメコパンさんによるマンガ連載「アラフォーオタク女子」
    コメコパン さん
  • 体のあちこち気になるお年ごろ
    ナナイロのアラフォー
    体のあちこちが気になるようになってきたイラストレーターのナナイロペリカンさんによるマンガ連載「ナナイロのアラフォー」
    ナナイロペリカン さん
  • 40代の日々をつづる
    40代ダイアリー
    13歳&9歳子鉄兄弟の母で、日々のささいなできごとなどをマンガにしている山田黒蜜さんのマンガ連載「40代ダイアリー」
    山田黒蜜 さん
  • 闘病をゆる~くつづる
    子宮頸がんゆる闘病記
    ライターのとりだまり まどさんが弱音を吐きつつゆるくつづる、子宮頸がんの記録「子宮頸がんゆる闘病記」
    とりだまり まど さん

生活・その他カテゴリの最新記事