「なんで皆こっちを見ているの…?」赤信号で視線集中に気付いたときの絶望感【体験談】
目次 1. なんか人と目が合う? 2. 衝撃の事実に気付く 3. 今思い出しても恥ずかしい 4. まとめ 今思い出しても恥ずかしい どうやらその窓を閉め …
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「検査の予約した?」「してないよ」。夫と毎日そんな会話を続け2週間ほど。私は時間がたつにつれ、潜血反応の陽性は2回の便検査のうち1回だけだし、やはりあのときは、たまたま調子が悪かっただけなんだ……と思い始めていました。毎年人間ドックを受けているし、1年くらい経過観察しても大丈夫なのでは、という気持ちもありました。
そんな私に対して医療従事者の夫は「大腸がんがあっても常に出血しているわけではないから。たまに出血しているのを見つけるために2回やるんだよ」と力を込め、「便潜血が陽性で、実際に大腸がんが見つかる確率は数%。何もないかもしれないし、何かあってからじゃ遅いから」と説得してくれました。
夫がこれだけ精密検査を勧めてくるのは、医療従事者という以外にも大きな理由があります。20代のころに、前の奥さんを胃がんで亡くしているからです。そんな夫が最後に「検査しておけばよかったとか、もう後悔したくないんだ。ずっと一緒にいたいから」と言いました。私はハッとして、この人にこれ以上悲しい思いをさせてはいけない、まだ小さな3人の子どものためにも健康でいたいと思いました。そして、すぐに精密検査を受けようとやっと決意したのです。私は急いで病院に連絡。迷わず予約を入れました。
いよいよ大腸内視鏡検査の日。前日からの食事制限はきついと感じましたが、検査前の2リットルの腸管洗浄剤は苦戦せずに飲めました。当日は静脈麻酔を使ってもらい、ウトウトして気付いたときには検査終了。大変そうな検査というイメージがあったけど、私の場合は麻酔のおかげで苦痛なく受けられました。夫が付き添ってくれたのがとても心強かったです。
検査後麻酔がしっかり覚めてから、夫婦で大腸内視鏡検査の結果を聞きました。ポリープができやすい体質のようで、腸内に多発していたそうです。その中に、がん化する可能性のある腺腫性ポリープ※が5つあり、検査の際に切除したと説明を受けました。そんな状態のポリープが自分の大腸に5つもあったことに衝撃を受けました。医師の話だと、30代でこれだけ腺腫性ポリープが見つかるのは珍しいとのこと。またできる可能性が高いため、大腸内視鏡検査で1年に1回チェックしていくことになりました。
※腺腫性ポリープは管状、絨毛状、管状絨毛状など異なる成長パターンがあり、大きさや形によってがん化するリスクが異なることもあります。特に大きなポリープや絨毛状のものは、がん細胞を含む可能性が高く、定期的な検査と早期発見が重要です。
医師の「早い段階で来てくれてよかった」との言葉に、夫が隣で「検査しておいて本当によかった……」とホッとしたようにつぶやいたのが胸に刺さりました。
人間ドックを受けてなかったら……、そして精密検査を受けてなかったら……。今回切除してもらったポリープが、がん化して後悔する結果になっていたかもしれません。あのとき夫が「後悔したくない」「ずっと一緒にいたい」と言葉に出していなければ、検査を受けるかまだ迷っていたでしょう。普段は照れて思いをあまり表に出さない夫が、私の体調を心配して、ストレートな言葉で伝えてくれたことに感謝しました。
今後も、年齢を重ねるにつれて体の不調は増えてくるかもしれません。定期検診はもちろん、必要な検査はしっかり受けて、自分の体を大切にしていきたいと感じました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/里村仁志先生(里村クリニック院長)
消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。
マンガ/あさうえさい
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年3月)
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