「肌がきれいになるはずが…」高濃度レチノールで私の肌に起きたこととは
「肌がもっときれいになる」と期待して始めたレチノール。けれど思わぬ反応が起きてしまい困惑……。その結果とは? ★関連記事:「季節の変わり目、ストレス…」 …
 
ウーマンカレンダー woman calendar
「検査の予約した?」「してないよ」。夫と毎日そんな会話を続け2週間ほど。私は時間がたつにつれ、潜血反応の陽性は2回の便検査のうち1回だけだし、やはりあのときは、たまたま調子が悪かっただけなんだ……と思い始めていました。毎年人間ドックを受けているし、1年くらい経過観察しても大丈夫なのでは、という気持ちもありました。
そんな私に対して医療従事者の夫は「大腸がんがあっても常に出血しているわけではないから。たまに出血しているのを見つけるために2回やるんだよ」と力を込め、「便潜血が陽性で、実際に大腸がんが見つかる確率は数%。何もないかもしれないし、何かあってからじゃ遅いから」と説得してくれました。
夫がこれだけ精密検査を勧めてくるのは、医療従事者という以外にも大きな理由があります。20代のころに、前の奥さんを胃がんで亡くしているからです。そんな夫が最後に「検査しておけばよかったとか、もう後悔したくないんだ。ずっと一緒にいたいから」と言いました。私はハッとして、この人にこれ以上悲しい思いをさせてはいけない、まだ小さな3人の子どものためにも健康でいたいと思いました。そして、すぐに精密検査を受けようとやっと決意したのです。私は急いで病院に連絡。迷わず予約を入れました。
いよいよ大腸内視鏡検査の日。前日からの食事制限はきついと感じましたが、検査前の2リットルの腸管洗浄剤は苦戦せずに飲めました。当日は静脈麻酔を使ってもらい、ウトウトして気付いたときには検査終了。大変そうな検査というイメージがあったけど、私の場合は麻酔のおかげで苦痛なく受けられました。夫が付き添ってくれたのがとても心強かったです。
検査後麻酔がしっかり覚めてから、夫婦で大腸内視鏡検査の結果を聞きました。ポリープができやすい体質のようで、腸内に多発していたそうです。その中に、がん化する可能性のある腺腫性ポリープ※が5つあり、検査の際に切除したと説明を受けました。そんな状態のポリープが自分の大腸に5つもあったことに衝撃を受けました。医師の話だと、30代でこれだけ腺腫性ポリープが見つかるのは珍しいとのこと。またできる可能性が高いため、大腸内視鏡検査で1年に1回チェックしていくことになりました。
※腺腫性ポリープは管状、絨毛状、管状絨毛状など異なる成長パターンがあり、大きさや形によってがん化するリスクが異なることもあります。特に大きなポリープや絨毛状のものは、がん細胞を含む可能性が高く、定期的な検査と早期発見が重要です。
医師の「早い段階で来てくれてよかった」との言葉に、夫が隣で「検査しておいて本当によかった……」とホッとしたようにつぶやいたのが胸に刺さりました。
人間ドックを受けてなかったら……、そして精密検査を受けてなかったら……。今回切除してもらったポリープが、がん化して後悔する結果になっていたかもしれません。あのとき夫が「後悔したくない」「ずっと一緒にいたい」と言葉に出していなければ、検査を受けるかまだ迷っていたでしょう。普段は照れて思いをあまり表に出さない夫が、私の体調を心配して、ストレートな言葉で伝えてくれたことに感謝しました。
今後も、年齢を重ねるにつれて体の不調は増えてくるかもしれません。定期検診はもちろん、必要な検査はしっかり受けて、自分の体を大切にしていきたいと感じました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/里村仁志先生(里村クリニック院長)
消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。
マンガ/あさうえさい
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年3月)
★関連記事:まさか私が「がん」なんて…「40歳過ぎたら検査を」は本当だった【体験談】
あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
日本語教師をしている20代後半の娘に結婚が決まり、挙式の日を楽しみにしていた私。相手は、A男さんという大手企業に勤める会社員の方でした。ところが、結婚式を目前に控えたある日、娘から...
続きを読む私は月7万円弱の年金で暮らしている70代です。ある日、長男夫婦から突然「明日からそちらに引っ越します」との電話が入りました。驚いて「どういうこと?」と聞くと……。 ★関連記事:「マ...
続きを読む結婚5年目のころ、注文住宅を建てることにした私たち夫婦。ウキウキと計画を進める中、義母から「老後のために私の部屋をつくって」とリクエストが。突然の要求に戸惑う私と、「そのくらいいい...
続きを読むある日、単身赴任中の私のもとに、母から慌てた様子の電話が入りました。孫、つまり私の娘に緊急事態が起きているというのです。話を聞くと、子どもと一緒にいるはずの妻がその場におらず、母も...
続きを読む私は最近、恋人のA子と婚約したばかり。その日は初めての両家顔合わせの日でした。彼女の両親は公務員の仕事をされており、厳格な家庭だと聞いていたので、かなり緊張していました。 ★関連記...
続きを読む「肌がもっときれいになる」と期待して始めたレチノール。けれど思わぬ反応が起きてしまい困惑……。その結果とは? ★関連記事:「季節の変わり目、ストレス…」 …
0歳の娘が保育園に通い始めてからというもの、仕事に育児に毎日がフル回転です。そんな慌ただしい日々の中で起きた、忘れられない2つの出来事があります。この経 …
第1子を妊娠してから、私にとってセックスは「子どもを授かるためのもの」という感覚に変わってしまいました。 ★関連記事:「前は気にならなかったのに」夫のに …
目次 1. 突然の連絡 2. 娘の対応 3. 娘の成長と元妻の思惑 娘の成長と元妻の思惑 娘は15歳になり、自分でイラストを描いてSNSに投稿するうちに …
目次 1. 愛用していた色の化粧品が廃版!? 2. アイメイクへの興味を喪失 3. 求めていたのは引き算のシンプルメイク 4. まとめ 求めていたのは引 …
目次 1. え? 初対面で……何この人…!? 2. そのセリフ、ドン引きですよ! 3. 身勝手すぎる義妹に振り回されて… 4. まとめ 身勝手すぎる義妹 …
目次 1. 念入り洗顔を続けた結果 2. 苦しんだ肌荒れの日々 3. ある出来事で訪れた変化 4. まとめ ある出来事で訪れた変化 ある日、思い切って洗 …
義母の死後、葬儀の準備が進むかと思われた矢先、義兄のひと言が親族全員を驚かせました。誰もが当たり前におこなわれると思っていた「葬式」をめぐり、思いも寄ら …