「なぜ閉経後に乳がんリスクが高まる?」医師が教える意外なホルモンの働きとは【医師解説】
目次 1. 閉経するとリスク増加? 1.1. 男性ホルモンがエストロゲンに変換 2. 乳がんになりやすい人とは 2.1. 生理の回数が多い! 3. セル …
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乳がん検診は、40歳以上ではマンモグラフィーが推奨されていますが、乳腺が濃い方や年代によっては超音波検査が有用とされることもあります。医師の判断に応じて、マンモグラフィーと超音波を組み合わせたり、交互に受けたりする方法もあります。
病院での検査以外にも、月に1回のセルフチェックで乳がんを発見できる可能性があります。おすすめの方法を2つ紹介します。
★お風呂場でのセルフチェック
・鏡の前に立って、両手を真っすぐ上に伸ばして胸を観察します。
・正面、側面、斜めの3方向から、乳房や乳頭の変形や左右差、へこみ、ただれなどがないかを確認し、乳頭を軽くつまんで血性分泌液(血のような分泌液)の有無を確認します。
・ボディーソープを胸や脇の下につけて触ることで、なめらかに指が滑ってしこりが確認しやすくなります。親指以外の4本指で乳房表面を「の」の字を描くようにゆっくりと動かしましょう。
★ベッドでのセルフチェック
・肩甲骨の下に枕やバスタオルなどを置き、あお向けで胸を張るようなポーズを取ります。すると、乳房が平たく引き伸ばされて小さなしこりなどにも気付きやすくなります。
・寝たまま片方の腕を真っすぐ頭上に伸ばし、反対側の親指以外の4本指で乳房を軽く圧迫してしこりなどがないか調べましょう。
「セルフチェックはお風呂の中で鏡を見ておこなうことをおすすめします。
触り方については『の』の字を描くようにしてもらっても良いですし、十字を切るように触ってもらっても大丈夫です。大切なのは全体をまんべんなく強弱を付けて触ることです。
それから、乳がんは大きくなると皮膚にくっ付いてきます。するとその部分がたわむようになります。なので両手を上に挙げて、胸に左右差があれば乳がんからのサインです。
セルフチェックは生理後の胸が張っていない時期が良いでしょう。毎日行う必要はなく、月に1回、生理後の胸が柔らかい時期におこなうのがおすすめです。
しこりだけではなく、胸を押したときに乳頭から血液のような血性分泌物が出たときも受診が必要です」(新見先生)
現在、日本人女性の9人に1人が生涯のうちに乳がんを経験するといわれています。月1回のセルフチェックや年1回の検診で、乳がんの早期発見・早期治療につなげたいですね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
イラスト/山口がたこ
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