「老けたね」と娘に言われた45歳。だるくて動けない私が宅食と華道体験で抜け出した負のスパイラル
目次 1. 気付いたら日が暮れ、ハッとする日々に後悔 2. 宅食利用への罪悪感を捨ててみた 3. 体験レッスンが気持ちの変化をもたらすことに 4. まと …
ウーマンカレンダー woman calendar
更年期は、閉経を境に前後5年、10年間を指します。急激な女性ホルモンの低下や不安定な女性ホルモンの分泌から来る更年期症状、その症状が日常生活に支障を来すようになった更年期障害についての体験談を紹介します。
そのような生活に変えてから、エネルギーが蓄えられたのか、たまには外出したい気持ちが戻ってきました。長女が地方の大学に進学し、家を出てからは、お世話する対象がいなくなり寂しい気持ちを持て余していたので、リビングにお花を飾るようにしていました。お花に水をあげたり、お手入れをすることで季節を感じたり、植物の生命力を感じて元気をもらっていました。
時々、花瓶を変えてみたり、アレンジメントをするのが好きでしたが、たまたま見かけた華道体験教室のチラシに興味を惹かれ、行ってみることに。華道は敷居が高いイメージでしたが、先生も生徒さんもやさしく、自分もやさしい気持ちになれました。そこで出会った方々は見るからに人生の先輩であり、好きなことをして輝いているように見えました。私が悩んでいる更年期もきっと乗り越えているはずです。
これまでママ友や職場の仲間など、同年代や年下の人と接することが多かったので、年を取ることに対してネガティブなイメージしか持てませんでした。人生の先輩方との出会いは自分の固定観念を捨てるきっかけにもなりました。お教室に通うかは検討中ですが、体験に行ってみてよかったと思います。
更年期症状は誰にでも起こり得る不調であり、「女として終わる」といったネガティブな固定観念にとらわれていたことに気付きました。体調不良と「ちゃんと料理を作らなければ」という義務感から負のスパイラルに陥っていましたが、宅食の利用など、主婦にとって大ごとの「手抜き」も、意外と夫は気にしないという事実に「解放感」という学びを得ました。
また、人生の先輩方との出会いを通し、更年期を乗り越え好きなことをして輝く姿から、年を取ることへのネガティブな固定観念を捨てるきっかけを得ました。きっとこの先も波は訪れると思いますが、手の抜けるところは抜いて、自分の好きなことをして、輝くアラフィフ世代を目指したいです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
著者:沖田ひかる/40代女性。加齢にあらがう気持ちと、受け入れる気持ちでゆらぎ中。ヨガが趣味。
イラスト/sawawa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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