美容師の「お任せください」に安心していたら…初めての美容室で直面した予想外の事態に戸惑ったワケ
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年に2度は展示会で人前に出る仕事をしている私。年に数回しか会わない人たちが多いので、その場ではきれいな自分を見せられるようにずっと努めてきました。ところがなぜか2023年秋の展示会に限って、いろいろな人から「雰囲気が変わったね」「若返ったね」と口々に声を掛けられたのです。こんなことは今までなかったのに、いったいなぜ?と考えたときに、思い至ったのは「髪形」のある部分でした。
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2年前から髪を伸ばし始め、セミロングを通り越してロングに差しかかっていた私。定期的にカラーのリタッチをしたりパーマをかけたりと、メンテナンスも怠っていないつもりでした。
そんなあるとき、美容院で何げなく雑誌をめくっていたら、美容師さんに「何か気になる髪形はありますか?」と声を掛けられました。何げなく「最近は前髪ありのヘアスタイルも多いんですね」と答えたところ、「前髪を作ってみますか?」と思いもかけない提案が。
私はここ2〜3年、ロングからばっさりショート、ボブ、セミロングなどさまざまなヘアスタイルを楽しんできましたが、常に前髪は作らず、いわゆる「かきあげ前髪」でサイドになじませていました。前髪があったのはもう思い出せないくらい昔の話。
でもそうか、気分転換に前髪を作ってみてもいいかな……。そう思って今回は、おそらく約10年ぶりに前髪を作ったのです。
ただ、私は普段はリモートワークなので、前髪を作ってからもほとんど人に会う機会がありませんでした。久しぶりに会ったプライベートの知人などに「10歳くらい若返ったんじゃない?」などと冗談半分で言われることはありましたが、自分ではあまり自覚がなく、ずっと前髪のない自分の姿を見慣れていたので、前髪のある自分は新鮮だな、良い気分転換になったなと思っていたくらいでした。
しかしその後の展示会で、半年~1年ぶりに会う人たちから口々に「雰囲気が変わった」「若返った」と言われたのです。最初は「何がそんなに半年前と変わったのかな?」と考えても思い当たる節がありませんでした。体形も変わっていないし、服装も変わっていないし、メイクも……。大きく変わったのは前髪のみ。まさか前髪を作ったことでそこまでの若返り効果があると思っていなかった私は、そこで初めて「前髪ありは若返り効果大とよく言われるけれど、本当だったのだな」と実感したのでした。
前髪の若見え効果をすっかり自覚した私は、それからは常に前髪の長さにも気を付け、美容院に行けないときは自分でこまめにセルフカットして前髪を整え、せっかくの若見え効果をキープするようにしています。美容院で「前髪は伸ばしますか?」と聞かれても「いえ、前髪はありで!」と即答し、美容師さんと「前髪の若見え効果は絶大ですからね」と笑い合ったりしています。
何より前髪の若見え効果でうれしいのは、変な若作り感が出ないこと。だから久しぶりに会った人たちにも、「どこが変わったかわからないけれど若返った」という印象を与えることができたのだと思っています。改めて、美容師さんのあのときの提案には感謝の気持ちでいっぱいです。
アラフィフになって、自分に似合う髪形はもう理解しているつもりでしたが、やはり美容師さんのアドバイスは聞いてみるものだと思いました。「自分にはこのスタイル」と決めつけ過ぎずに、気が向けば新しいスタイルにチャレンジしたり、ちょっとしたアレンジを加えてみたりすることで、思わぬイメージチェンジ効果が生まれるのだなと実感しています。
年を重ねても自分の持つイメージだけに凝り固まらずに、常に柔軟な姿勢で、いろいろなスタイルやアレンジを試してみたいと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
イラスト/ののぱ
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