たるんだ「まぶた」にショック!美容外科でまさかの診断が…私が選んだ治療は【体験談】
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高校時代に近視で眼鏡を使い始め、大学生でコンタクトレンズデビューした私は、就職してからパソコンを使っての長時間労働で目を酷使し続けてきました。その結果、30代後半にはドライアイやかすみ目が始まり、40歳でとうとうスマホの文字が読めなくなって老眼を自覚。
ある日、救いを求めて遠近両用コンタクトレンズを手にしたのです。その結果……。
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私は過去に「近視は老眼にならない」と聞いたことがありました。しかし、それはうそだったのです。
私の視力は両目ともに0.1以下ですが、老眼を自覚したのは今から約10年前の40歳のときのことでした。
そのころは裸眼であればスマホで文字も読めるし、針仕事だってできていたのですが、コンタクトレンズを着けた途端、手元がピンボケに。そんなとき、先輩ママから「コンタクトレンズを遠近両用にして快適になった」という話を聞きました。
コンタクトレンズを着けると手元が見えずに困っていた私は救世主の登場か!? と喜び、早速長年通う眼科医併設の眼鏡店に相談。2週間のトライアルレンズを処方してもらいました。
ところがこれで生活してみると、手元は見えるようになったものの、遠くがぼやけて見えてしまうように……。もちろん裸眼よりは見えますが、家ではテレビの字幕が読めなくなり、外出先では駅の案内板が見えなくなってしまったのです。
トライアルレンズは1週間でギブアップ。今まで難なく見えていたものが見えなくなって困ったと、眼鏡店のスタッフに泣きつきました。
説明によると、遠近両用のコンタクトレンズは遠近がバランスよく見えるように設計されているので、近視の矯正が少し弱くなるのだそう。もう少し強くできないこともないけれど、目に負担がかかり疲れやすくなると言われました。
遠近両用は万能だと考えていた私は、期待値が高すぎたせいで遠近のバランスと引き換えに生じる見えにくさを受け入れられなかったのです。
手元も遠くもくっきり見たい私は、それでも自分に合うバランスがあるはずと考え、その後も試行錯誤を繰り返しました。
せめてテレビの字幕が読めるようにとレンズの度を上げてもらったり、疲れ目対策に利き目のほうだけ強く矯正したりしました。しかし、納得がいく見え方にたどり着かないまま、時間だけが過ぎていきました。
遠近両用コンタクトレンズを使い始めて5年がたつころ、私は半年ぶりに訪れた眼鏡店で、いつものように不便を訴えました。話を聞きながら検査をしてくれていたスタッフは、しばらく考え込むと「最後にこれ、かけてみてください」と私に眼鏡を差し出しました。
言われるがままかけてみると、なんということでしょう! 視界を水で洗い流したように、手元の文字が鮮明に見えるではありませんか! それはまるで魔法の眼鏡でした。
驚く私に眼鏡店のスタッフは「これは老眼鏡です。やはり手元は近距離に特化した老眼鏡が一番なんですよ」と言いました。それから「試しに最初は100均の老眼鏡を使ってみるといいですよ」と教えてくれました。
遠近両用コンタクトレンズにこだわるあまり、シンプルな解決方法に目を向けられていませんでした。長年の不満を一気に解決してくれたのは、私の場合、老眼鏡だったのです。
試しに買った100均の老眼鏡は大正解。1カ月後には、ちょっと高めのおしゃれな老眼鏡を新調しました。
50歳を過ぎた私は、遠近両用コンタクトレンズと老眼鏡を併用して快適に過ごしています。ダブル使いは面倒という人もいますが、見たいものが見えないストレスに比べれば小さいこと。
最近はコロナ禍で在宅が増え、コンタクトの出番が減って目が疲れにくくなったことに気付き、そろそろコンタクトレンズは卒業しようかと考え始めたところです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)
日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。
イラスト/かたくりこ
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