
40代に入ってから、ソフトコンタクトレンズを装着するときも外すときも、目にレンズが張り付いて時間がかかるように。事前に目薬を点眼しないと装着できない、外せない状況で、外した後は目が充血していることも増えて悩んでいました。そんなある日、突然目に痛みを感じて眼科を受診すると驚きの診断をされて……。
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突然、「パチッ」と感じた目の痛み

目の乾燥や充血に悩み、眼科を受診。医師に「ドライアイの症状で目が傷ついています」と言われてから、ドライアイの目薬を使って目が乾かないように気を付けるように。そして、コンタクトレンズを装着する機会を極力減らすために毎日眼鏡をかけて、かつ、まばたきを増やしたり、目の周りをマッサージしたりして過ごしていました。
それでも、パソコンやスマホの画面を見る時間が増えると、目の奥のほうからじわっと疲れを感じて目にホットタオルを当てて休ませないとつらいということが何度かありました。夜はスマホの画面の明るさを必ずナイトモードに設定して、夜寝る前にスマホを見ることは避けていました。
しかし先日、お風呂に入ろうとしていたとき、右目に「パチッ」という痛みを感じ、鏡を見ると白目の片側下の部分が充血。それから数時間たっても目の違和感が消えず、いつもの充血とは違うなとすぐにわかりました。目を閉じると軽い痛みがあります。ドライアイの目薬をさしてみると少し症状は落ち着きましたが、一晩たっても充血は治りませんでした。
眼科を受診すると上強膜炎と診断
十分な睡眠を取っても充血は治らず、痛みはなくなっても目がゴロゴロする不快感が続いていたので、眼科に行きました。診断結果は、上強膜炎(じょうきょうまくえん)。抗炎症ステロイドの点眼液「フルオロメトロン0.1%」を1日に数回点眼するよう指示がありました。
初めて聞く診断名にびっくりして、思わず医師に「どんな病気ですか? 」と聞いてしまいました。医師によると、白目のことを強膜、強膜の表面を上強膜と呼び、そこに起きる炎症を上強膜炎というそうです。目薬はドライアイ用と併用しても構わないとのことでした。
診察が終わってから改めて上強膜炎について調べてみると、原因不明な場合が多く再発性のある疾患だとわかりました。また、白目の炎症を起こす部位によっては「強膜炎(きょうまくえん)」と言われ、「上強膜炎」よりも症状が強く、視力低下などにつながることもあるようでした。
その日からスマホの画面はあまり見ないようにして、目薬の点眼を忘れないように。点眼を始めて3週間ほどたったころ、少しずつ薄くなってきていた充血がきれいになくなりました。