
快調だった50代前半の私を不意に襲った膝の痛み。最初は、趣味のテニスをちょっと頑張り過ぎた故障だと思っていました。しかし、医師から出たのは「加齢による変形性膝関節症」という言葉。それって高齢者がよく抱える病気なのでは?
膝を痛めたことで加齢を一気に自覚し、膝の治療とメンテナンスを試みた半年を振り返ります。
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加齢による変形性膝関節症って私が?

アラフィフとはいえ、趣味のテニスなど充実の毎日を過ごしていたある朝。突然、足裏につるような痛みが走り、膝がかなり痛むようになりました。「テニスで無理したかな」と思い、足を引きずりながら整形外科を受診。
すると医師から「変形性膝関節症の始まりですね。骨と骨の間のクッション部分の軟骨がすり減って痛むんですよ。加齢で徐々に進行するんです。とりあえず膝の水を抜きましょう」と告げられました。加齢症状、それも進行するのみで元には戻らないとのことで正直ショックでした。
ヒアルロン酸注射や温熱治療をしたけれど

1カ月後、痛みは治まらず再び整形外科を訪れると、「ではヒアルロンを打ちましょう。良くなりますよ」という医師の提案で、すぐに注射を受けることになりました。
処置後すぐ「ほら、良くなったでしょう? 膝の動きがスムーズでしょう?」と尋ねられて膝関節を確かめると、たしかに何かに包まれたような感覚が。しかし、普通に歩くのに痛むことはなくなりましたが、段差の上り下りなどではすぐ痛みに襲われるありさま。
医師に相談すると血行促進のため温熱治療なるものを勧められ、週2回続けてみましたが、テニスに復帰できるレベルまでは回復しませんでした。