
独身のころは会社で財形貯蓄をして残りは好きなだけお金を使っていました。好きな洋服を買い、年に1~2回は国内、海外旅行を満喫。貯金さえしていればいいと思っていました。
しかし、結婚後、出産、子育てと怒濤(どとう)の日々を過ごし、子育てが落ち着いてきたころ、将来のお金のことを夫と話しました。この先、必要となるお金の多さにやっと気付き、本気でお金について学び、見直しをした私の体験談です。
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教育資金こんなにかかるなんてナメていた

夫と将来のお金のことについて話したとき、夫が卒業した国立大学で学費などがいくらかかったかを聞き、その金額に驚いて開いた口がふさがりませんでした。なんと学費が約250万円、ひとり暮らしの家賃が約220万円もかかったそうなのです。
1人の子どもの大学進学までに準備する教育資金は、教育関連のサイトによると一般的に300万~500万円。わが家は子ども2人なので600万~1,000万円必要になるようです。そしてニュースにもなっている老後2,000万円問題……。今の生活では貯まる気がしません。
銀行で定期的に貯蓄はしていますが、超低金利時代でいくらも利子が付かず、増えない状況です。このままだと子どもたちを大学へ進学させる資金や老後の資金を用意できるのかと不安になりました。
これではまずいと思った私は、ヒントを求めてネットで調べ始めました。
お金の勉強をしてこなかったことを大反省

YouTubeでお金を解説している動画を見つけました。ただ動画視聴はとても勉強になりましたが、勉強することから離れていた私は1度見たくらいでは頭に入らず、理解ができないこともしばしば。老いのせいなのでしょうか、早いテンポの説明についていけていないのです。そこで書籍も買って勉強することに。
経済的自由(生活費より資産所得が多い状態)を目指すには、生活費を減らす、資産所得を増やすこと。そうなるために貯める、稼ぐ、増やす、守る、使う、この5つの力をつけていくことが大切になるそうです。そのほかにも、株の投資やiDeCo(確定拠出年金)、生活費の見直しなどに関する書籍も読み、学び続けました。
私はいろいろな本を読んで、自分がお金を貯める仕組みなどをまったく理解せず過ごしてきたこと、勉強してこなかったことを反省しました。保険をなんとなく払い続け、高いと思いながらもスマホ代を比較検討してきませんでした。ですが、私はすぐにわが家のお金の流れを夫も巻き込みながら見直していくことにしました。